【ライコウ彦根店ブログ】


みなさん、こんにちは!

ライコウの澤田です!!



愛知県よりBMW X2(F39)のお客様にご来店いただきました。

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おクルマは、2020年の18dになります。



今回は、ECU追加のアクティブクルーズコントロール(ACC)後付装着&渋滞アシスタントユニット装着&純正CD/DVDスロット後付装着&AUX音声入力後付装着とコーディング施工を承りました。



まずは、ECU追加のアクティブクルーズコントロール(ACC)後付装着です。


アクティブクルーズコントロール(ACC)とは、レーダー・センサーがたえず道路を走査し、クルマの速度を調整して前車との距離を維持します。再び道路がすくと、システムが自動的に加速させます。


このアクティブクルーズコントロール(ACC)ですが、2シリーズアクティブツアラー(F45)、2シリーズグランツアラー(F46)、X1(F48)では、フロントカメラのみで制御しています。

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2シリーズアクティブツアラー(F45)、2シリーズグランツアラー(F46)、X1(F48)では、フロントバンパー中央にミリ波レーダーが無い仕様になっています。

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2シリーズアクティブツアラー(F45)、2シリーズグランツアラー(F46)、X1(F48)以外の車種ではアクティブクルーズコントロール(ACC)を動作させるためにはフロントバンパー中央にミリ波レーダーも必要になります。

2シリーズアクティブツアラー(F45)、2シリーズグランツアラー(F46)、X1(F48)では全車でフロントカメラが標準装備となっており、あとはアクティブクルーズコントロール(ACC)が動作するためのECUが備わっているかどうかで後付け装着可否が分かれていました。


アクティブクルーズコントロール(ACC)が動作するためのECUは【SAS】と呼ばれるコンピューターのことで、この【SAS】が標準装備されている車両であれば、アクティブクルーズコントロール(ACC)用のスイッチ装着とコーディング施工でアクティブクルーズコントロール(ACC)が動作いたします。

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【SAS】が標準装備されていない車両では、アクティブクルーズコントロール(ACC)用のスイッチ装着と【SAS】の装着とコーディング施工でアクティブクルーズコントロール(ACC)が動作できます!!

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それでは早速、【SAS】とアクティブクルーズコントロール(ACC)用スイッチの装着です。

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そして、コーディング施工を行ないますとアクティブクルーズコントロールの設定は完了です。

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前方の走行車両に近づいていきますと、メーター内に車両を認識したと知らせるアイコンが点灯します。

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そして、設定している車間距離を保つために自動ブレーキが作動しました。

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信号待ちなどで3秒以上停止した際は、発進時にRESボタンを押すことによって、追従が再始動することができます。


装備品に違いによりアクティブクルーズコントロール(ACC)後付の価格は異なります。

Mスポーツのステアリング用とラグジュアリーなどのノーマルステアリング用でアクティブクルーズコントロールスイッチは形状が異なります。

部品単価の変更や為替レートによって金額は変動しますので予めご了承くださいませ。


ライコウで所有しているF45で2017年8月にアクティブクルーズコントロール(ACC)後付してから約20,000km走行して思ったことですが、2シリーズアクティブツアラー(F45)、2シリーズグランツアラー(F46)、X1(F48)では、フロントカメラのみで制御していますので、他車種のアクティブクルーズコントロール(ACC)と比較しますと弱点があります。
2シリーズアクティブツアラー(F45)、2シリーズグランツアラー(F46)、X1(F48)では、ミリ波レーダーでの制御は無く、フロントカメラのみで制御しているため、カメラで認識できない状況の場合はアクティブクルーズコントロール(ACC)が動作してくれません。

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例えば、西日などの逆光や降雪などの視界不良時、メッキパーツをまとったトラックの後ろを走行しているときにはアクティブクルーズコントロール(ACC)が突然解除されてしまいます。

この現象は、2シリーズアクティブツアラー(F45)、2シリーズグランツアラー(F46)、X1(F48)ではアクティブクルーズコントロール(ACC)の標準装着、後付装着に限らず起こりえる症状ですので、あらかじめご留意いただければと思います。


【SAS】追加によるアクティブクルーズコントロール後付け装着ですが、ディーラー作業でプログラムのバージョンアップが実施されてしまった際、ライコウでの再設定作業が必要になる場合がございます。その際の再設定費用は無償対応させていただく予定です。
本来ですと、【SAS】追加の他に、コンピューター交換やセンサー交換が必要で、部品代だけで45万円程度必要になります。その部品は交換せずにアクティブクルーズコントロール(ACC)の後付け装着を実現させ、装着費用を極力抑えさせていただいております。


最後に当然のことと思いますが、ご注意事項を説明させていただきます。
・運転者には通常の安全運転の義務があります。運転時は常に先行車との車間距離や、周囲の状況、運転環境に注意して必要に応じてブレーキペダルを踏むなど、安全運転に努めてください。
・アクティブクルーズコントロール(ACC)に頼った運転は、絶対に行なわないでください。
・わき見運転やぼんやり運転など運転者の不注意を防止したり、悪天候時の視界不良下での運転を支援するものではありません。
・アクティブクルーズコントロール(ACC)は、あらゆる状況下で衝突を軽減したり、作動したりするものではありません。
・アクティブクルーズコントロール(ACC)の認識性能・制御性能には限界があります。各機能の警告を必ず参照の上、正しくご使用ください。誤った使用をすると、適切に制御が行なわれず、思わぬ事故につながる恐れがあります。



続いては、渋滞アシスタントユニット装着です。

渋滞アシストとは、車線を車両のカメラで確認しながら、走行中に車線を逸脱しないようにステアリング操作をアシストしてくれる装備で、G系のBMWでは標準装備になっていますが、日本仕様のF系のBMWでは搭載されていない装備になります。

渋滞アシストを有効化するには静電センサーが内蔵されたステアリングが必須だったのですが、ステアリングを交換しなくても渋滞アシストユニットを装着すれば、渋滞アシストが動作してくれるようになります。

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ステアリングスイッチは、現在装着されているアクティブクルーズコントロール(ACC)用を交換しなくても、渋滞アシストは動作してくれます。

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アクティブクルーズコントロール(ACC)の車間設定ボタンの片側が渋滞アシストスイッチ、もう片側が車間設定という動作になります。

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これで、長距離移動時などでの体力的負担がかなり軽減できます。

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一般道では、車線が消えかかっていたり、幅が狭い場合が多々あります。
その場合は、一時的に渋滞アシスト機能がオフになります。


最後に当然のことと思いますが、ご注意事項を説明させていただきます。
・運転者には通常の安全運転の義務があります。運転時は常に先行車との車間距離や、周囲の状況、運転環境に注意して必要に応じてブレーキペダルを踏むなど、安全運転に努めてください。
・渋滞アシストに頼った運転は、絶対に行なわないでください。
・わき見運転やぼんやり運転など運転者の不注意を防止したり、悪天候時の視界不良下での運転を支援するものではありません。
・渋滞アシストは、あらゆる状況下で作動するものではありません。
・渋滞アシストの認識性能・制御性能には限界があります。各機能の警告を必ず参照の上、正しくご使用ください。誤った使用をすると、適切に制御が行なわれず、思わぬ事故につながる恐れがあります。



お次は、純正CD/DVDスロット後付装着です。

F45/F45/F48/F39の車両では2018年11月製造からCD/DVDプレーヤーの設定が無くなってしまいました。

と言っても、実はナビ本体にはCD/DVDプレーヤーが存在しております。

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そこで、純正CD/DVDスロット付きのオーディオパネルに交換して純正機能のCD/DVDプレーヤーを復活です。

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そして、コーディング施工で純正CD/DVDプレーヤーが使えるようになります。





DVDビデオの再生もバッチリOKです。





純正機能を復活させておりますので、当然標準装着車と同様に操作も可能です。



続いては、AUX音声入力後付装着です。

現時点でUSB入力で地デジチューナーが装着されていますが、AUX音声入力を復活させて地デジチューナーの音声が出力されるようにさせていただきました。



配線作業とコーディング施工が必要になります。



最後にコーディング施工です。
23項目のコーディング施工を承りました。



・ナビのスピードロック解除
 走行中のナビ操作やDVD視聴が可能になります。






・リーガルディスクレーマー解除
 エンジン始動時にiDrive画面に表示される警告表示を非表示に変更します。


・iDriveオープニング画面のデザイン変更
 iDriveが起動する際のアニメーションのパターンを変更できます。




・デイライトメニュー表示
 デイライトのメニューを表示させON/OFFの切り替えができるようになります。




・バック時の助手席ドアミラー下降角度変更
 標準仕様より、浅めの下降角度に変更させていただきました。




・ドアロックボタン長押しドアミラー格納の時間短縮
 通常、ドアロックボタンを1.5秒長押しすることによりドアミラーが格納されます。
 その長押し時間を0秒に短縮させていただきました。




・ウェルカムライト点灯パターン変更
 ライトポジションがAUTOで、キーレスにてドアロック解除した際にウェルカムライトが点灯します。
 ・フロントウインカー点灯
 ・ドアミラーウインカー点灯
 ・リアウインカー点灯








・エコプロモードのデフォルト化
 エンジン始動時のモードをエコプロモードにします。




・自動時刻設定の有効化
 iDrive画面に自動時刻設定のメニューを表示させることができます。




・フォグライトのコーナーリング機能の追加
 フォグライトをコーナーリングライトとして機能することができます。
 ライトスイッチがAUTOのポジションで、ライト点灯時にハンドルを切った時、ウインカーを点滅させたときに、その方向のフォグライトが点灯します。






・後退時のナンバー灯消灯設定
 後退時にナンバー灯を消灯するように設定させていただきました。
 夜間のバックカメラからの映像がナンバー灯の光によってハレーションを起こして、後方映像が見えづらくなってしまう現象を回避できます。




・後退時にドアハンドル照明点灯
 後退時にドアハンドルの照明が点灯するように設定させていただきました。




・イージーエントリー機能の追加
 エンジン停止後にドアを開けると運転席シートが後ろへ下がり、乗り降りがしやすくなります。
 エンジン始動時には、最後のシート位置に自動的に動きます。


・アクティブクルーズコントロールの動作速度変更
 アクティブクルーズコントロールの動作速度は140km/hとなっています。
 その動作速度を変更することができます。
 今回は、180km/hに変更させていただきました。




・アクティブクルーズコントロールの動作初期速度変更
 アクティブクルーズコントロールは30km/hから動作する設定となっています。
 その動作速度を変更することができます。
 今回は、5km/hから動作するように変更させていただきました。




・ゴング音の設定変更
 エンジン始動時や後退時にゴング音が鳴ります。その音色を変更させていただきました。
 今回はロールスロイス仕様に変更させていただきました。


・レーンデパーチャーワーニング動作速度変更
 通常は60km/hより動作するレーンデパーチャーワーニングですが、その動作開始速度を30km/hに変更させていただきました。




・ライトスイッチ【0】ポジション時のヘッドライト自動点灯解除
 2017年7月製造からライトスイッチが【0】ポジションであっても暗いところではヘッドライトが自動的に点灯してしまいます。
 【0】ポジション時にヘッドライトが自動点灯する機能を解除しました。




・M仕様のスポーツ表示
 スポーツ表示のグラフィックスをM仕様にできます。




・スピードリミットインフォ(SLI)機能追加 (対応車種:F54/F55/F56/F57/F60/F45/F46/F48/F39)
 スピードリミットインフォ(SLI)機能を追加しました。



 フロントカメラが装着されている車両であればカメラおよびナビの地図情報を元に制限速度表示がメーター内およびヘッドアップディスプレイ内に表示されるようになります。



 また、追い越し禁止の表示も可能になります。



 2020年7月製造以降の車両からは他車種と同様に認証コードをメーカーから購入する必要があります。


・スクリーンミラーリング有効化
 Android端末をiDrive画面にワイヤレスでミラーリングできます。







 ライコウで準備しているHUAWEI(ファーウェイ)製のアンドロイドタブレットで動作チェックさせていただいております。
 お持ちのスマホやタブレットなどのアンドロイド端末でのスクリーンミラーリング動作可否はわかりかねますので予めご了承ください。