【ライコウ横浜店ブログ】


みなさん、こんにちは!

ライコウの澤田です!!



神奈川県内よりBMW X5(F15)のお客様にご来店いただきました。



おクルマは、2015年の35dになります。



今回は、ヘッドユニット(NBT ID3)修理作業を承りました。



iDrive画面に地図や設定情報などを表示させる役割を担っているヘッドユニット。

現在、BMWでは第8世代のヘッドユニットが登場しています。

F系のBMWでは第2世代から第6世代のヘッドユニットが存在しています。

今回ヘッドユニットを修理させていただいたのは第3世代のNBTモデル。

2012年から2015年の車両に搭載されているナビユニットです。


ヘッドユニットの症状は、iDrive画面は【NO SIGNAL】とも表示されずブラックアウト状態です。



いつもの如く内部ショートのヒューズ切れだと想定され、ヒューズをチェック。



しかし、ヒューズが切れていません。


いったんヘッドユニットを車両より取り外して机上でヘッドユニットに電源を入れてみますと、ヘッドユニットは問題無く起動します。



ヘッドユニット起動中の電流値も問題はありません。




ISTA診断機でエラーチェックをしてみますとヘッドユニットの通信不能の他に、他のECUも赤色表示で通信不能。



今まで見たことのない症状でのヘッドユニット不具合です。


ということで原因追究の泥沼にハマってしまう予感がします。


一つずつチェックして不具合原因を探していきます。



すると一つの違和感を見つけることができました。

ヘッドユニットと接続してるコネクターの雰囲気が今までと異なるんです。

何か怪しいなとハーネスを引っ張ってみますと、中継ケーブルのようなものを発見っ!!



中継ハーネスを辿っていきますと、社外のTVキャンセラーが装着されていました。



とりあえず、中継ハーネスを取り外して、標準状態に戻してみますと、ヘッドユニットが起動!



無事にヘッドユニットが起動しましたので動作チェックも実施です。











他の機能も問題無く動作することが確認できました。


ISTA診断機でエラーチェックしてもオールグリーンで問題が無いことを確認できました。




今回の原因は社外パーツのTVキャンセラーでした。




ヘッドユニットが動作せずブラックアウト状態になる原因がヘッドユニットの内部ショート以外にも存在することを知ることができました。

ヘッドユニットが不動となってしまう症状に対して様々な想定を立てて、一つずつ確認していくというかなり面倒な作業となってしまいましたが、原因を追究できヘッドユニットを交換せず復旧できたことでお客様にも大変喜んでいただけました。

というのも、ヘッドユニット不動当初はディーラーへ持ち込まれ、ヘッドユニット交換の見積もりが出ていました。ただそれだけでは直らないかもしれないので、追加でパーツ交換が必要かもしれないとの話で、最終どのくらいの修理費用になるかが全く不明だったそうです。

ISTA診断機だけでは判断しきれない故障ですので、ISTA診断機でしか判断できないメカニックでは原因追究ができないでしょうね。
今まで培った経験が大活躍してくれたヘッドユニット(NBT ID3)修理作業でした。