ミニ クーパーSD(F56) ディーゼル車リコール向けのプログラミング作業からのヘッドユニットデザインID6化

認証コード方式のAppleCarPlayがインストールされているからディーラーでリコール作業をしてくれない!?
と困っておられたのでライコウでプログラミングしてリコール要件を満たすバージョンへアップさせました。
もちろんナビ復旧も行ない、ヘッドユニットデザインはID6へと進化する作業までバッチリ行ないました。

ミニ クーパーSD(F56) ディーゼル車リコール向けのプログラミング作業からのヘッドユニットデザインID6化

車両情報

車種ミニ ハッチバック ( F56 ) LCI クーパーSD ( COOPERSD )
初年度登録2019年
都道府県東京都

ディーゼル車リコール向けのプログラミング作業

2023年3月から続くディーゼル車向けのリコール作業

2023年3月から続くディーゼル車向けの1回目のリコール作業。
部品の不具合で車両火災にならない為に、早めに警告を出すようプログラム修正で対応する内容のリコールです。
対象台数はBMW& MINIのディーゼル車で日本国内では約11万台。

しかし、これは小手先の対処方法だったと気づいたのか、2023年7月にふたたびディーゼル車向けに2回目のリコールを発表。
部品の不具合で車両火災にならない為に、部品交換する内容のリコールです。
ようやく対策部品の供給が始まったらしく、2回目のリコール作業の案内のお話を聞くようになってきました。

1回目のリコール作業時のプログラム修正時にディーラーでトラブル連発!
車両ECUが飛んだり、不具合が出たり、たくさんのトラブルが発生しました。
私はディーラーに入っているシステムのバグだと思っていたんですが、メーカーはコーディングや社外部品に責任を擦り付けたんです。
そのためBMW&MINI専門店のライコウでは、2023年4月から9月くらいまで数多くのお客様の愛車へ対応させていただきました。

ブログでも多くの対応事例を紹介させていただきました。

2023年9月くらいまでというのがポイントで、それ以降ではトラブルが激減。
2023年7月時点で私が掴んでいた情報通り、ディーラーに入っているシステムのバグ修正が完了したようで、トラブルは聞かなくなりました。

ディーラーがリコール作業のプログラミングをしてくれない!?

今回のおクルマではディーゼル車のリコール作業を行なってもらえなかったようです。

理由はコレ。
認証コード方式のAppleCarPlayがインストールされているから。
AppleCarPlayのインストールはお客様にて行なっておられます。

ディーラーがリコール作業のプログラミングをしてくれない!?

昨年秋くらいで診断機のバージョンはバグ対策できているのですが、それ以前に発生していたトラブル連発がトラウマとなって作業しない方針のようです。

といっても昨年にプログラミング作業を行なった痕跡が・・・。

昨年にプログラミング作業を行なった痕跡

データレベル実測値が【F056-23-03-530】になってるのが2023年3月以降にプログラミング作業を実施した証です。

しかし、プログラミング作業が途中で中断したのでしょう。
全てのECUがプログラミングできておらずバージョンが上がってませんでした。

ECUがプログラミングできておらずバージョンが上がってません
ECUがプログラミングできておらずバージョンが上がってません

プログラミング日付が2018年のままになってます。

こういった状況でお客様は大変お困りな状態でした。

ミニ専門店ライコウでプログラミングを実施

データレベル実測値だけで判断するとリコール対策されているかのように見えますが、実際はリコール対策できていない。

万一、部品の不具合で車両火災なんてことが発生しないようにミニ専門店ライコウでプログラミングを実施しました。

ミニ専門店ライコウでプログラミングを実施
ミニ専門店ライコウでプログラミングを実施
ミニ専門店ライコウでプログラミングを実施
ミニ専門店ライコウでプログラミングを実施

プログラミング作業を完了して、すべてのECUのバージョンアップが完了。

その次は、ヘッドユニットへミニ正規の認証コード(リリースコード)をインストールする作業に入ります。

というのも認証コード方式のAppleCarPlayをインストールしていた際、プログラミング作業後のヘッドユニットはナビが起動しなくなります。

プログラミング作業後のヘッドユニットはナビが起動しなくなります
プログラミング作業後のヘッドユニットはナビが起動しなくなります
プログラミング作業後のヘッドユニットはナビが起動しなくなります

ISTA診断機でヘッドユニットへミニ正規の認証コード(リリースコード)をインストールします。

ヘッドユニットへミニ正規の認証コード(リリースコード)をインストール
ヘッドユニットへミニ正規の認証コード(リリースコード)をインストール

ヘッドユニットにはミニ正規の認証コード(リリースコード)が入ってナビは無事に起動してくれました。

ミニ正規の認証コード(リリースコード)が入ってナビは無事に起動

ISTA診断機のバグ対策ができていることを確認することができました。

当然エラーなどもありません

当然エラーなどもありません。

この処置ができるディーラーとできないディーラーが存在してて、日本国内の正規ディーラーでもメカニックのレベルによって技術力の差が浮き彫りになってると感じてしまいました。

ミニ専門店ライコウでプログラミングを実施

エンジンコンピューターのプログラムバージョンが上がっていることを確認できます。
これでディーゼル車向けのリコール要件を満たすことができました。

お客様ご自身でインストールされていたAppleCarPlayは無効になってます。
今後使用する予定が無いとのことなので、AppleCarPlayを再インストールすることなく作業は完了です。

ヘッドユニットデザインID6化

ヘッドユニットデザインID6化はHMIバージョンによって可否が決まる

ヘッドユニットデザインID6化は、ヘッドユニットのHMIバージョンによって可否が決まります。

ヘッドユニットデザインID6化を可能にするヘッドユニットのHMIバージョンは ID5_2103 以降です。

ディーゼル車向けリコール対策のプログラミング作業を実施していますのでヘッドユニットのHMIバージョンが ID5_2103 以降になりました。
ヘッドユニットデザインID6化の要件を満たしておりコーディング施工でヘッドユニットデザインのID6化です。

ヘッドユニットデザインID6化

プログラミングしてヘッドユニットのHMIバージョンが上がったとしてもコーディングしなければヘッドユニットのデザインはID5のままです。

ヘッドユニットのデザインはID5のまま
ヘッドユニットのデザインはID5のまま
ヘッドユニットのデザインはID5のまま

ヘッドユニットデザインをID6にするためにコーディング施工。

ヘッドユニットデザインID6化

デザインがID6化されて横並びのメニュー表示になりました。

ヘッドユニットデザインID6化

ID6デザインはイマドキ感が満載。

ヘッドユニットデザインID6化

水色基調のカラーリングはカラーワールドが【Luonge】になります。

ヘッドユニットデザインID6化
ヘッドユニットデザインID6化

カラーワールドを【Sport】にするとブラックとレッドのコンビネーションカラーになります。

ヘッドユニットデザインID6化
ヘッドユニットデザインID6化
ヘッドユニットデザインID6化
ヘッドユニットデザインID6化

ヘッドユニットデザインをID6化して、見た目の雰囲気がガラリと変身しました!!