【BMW G11】ナビ起動不良と地図更新停止…難解トラブルをライコウが完全修復!

BMW 7シリーズ(G11)で「ナビが起動しない」深刻なトラブルに対応。
前オーナーによるApple CarPlay設定が原因でディーラー修理後に認証エラーが発生。
ライコウでは診断・再プログラミング・正規認証コード再導入により現物修理で復旧。
エアサスの車高を30mmローダウンし、見た目も機能もグレードアップ!

【BMW G11】ナビ起動不良と地図更新停止…難解トラブルをライコウが完全修復!

車両情報

車種BMW 7シリーズセダン ( G11 ) 740i
初年度登録2016年
都道府県滋賀県

ナビが起動しない不具合修理

■ ナビが起動しない不具合の修理

◆ ご相談の背景

ディーラーでヘッドライト修理のために入庫した際、プログラミングが実施され、その後からナビが起動せず「地図データのUSBを挿入してください」という画面が出るだけになってしまったというご相談内容でした。

地図データのUSBを挿入してください

この症状は今まで体験したことのない内容で難解でしたが、調査を進めていき、なぞなぞを解いていき、以下のような複雑な経緯が明らかに。

■ 原因を徹底解析!複数の要因が重なった稀なケース

🧩【原因1】前オーナーによる非公式なApple CarPlay認証コードのインストール

現オーナー様は把握していなかったのですが、前オーナー時代に認証コード方式のCarPlayがインストールされていた形跡が診断機で確認できました。

🧩【原因2】ディーラーでのプログラミングにより認証コードが無効化

ディーラーで実施されたプログラミングによって、認証コードがヘッドユニットから拒否されてしまい、ナビが完全に起動しない状態に。

ディーラーでのプログラミングにより認証コードが無効化
ディーラーでのプログラミングにより認証コードが無効化

🧩【原因3】地図更新作業が中途半端に終わっていた

ディーラー側でも状況を把握し、地図データ更新を試みたようですが、ナビ機能自体が正常動作していなかったため、更新が途中で停止し、USBメモリを挿しても無反応となっていたようです。

■ ライコウでの対応内容と結果

当店では以下の手順で丁寧に対応させていただきました。

  1. ヘッドユニットの状態を一つずつ診断
  2. 認証コードを完全にクリア&正規コードを再インストール
  3. それでも地図更新エラーが表示される異常状態に対応
  4. ヘッドユニットの再プログラミングを実施
  5. 再度地図更新を行ない、5%から始まり完了
  6. ナビ起動・地図表示が復活し、作業完了!

通常であれば新品のヘッドユニット交換が選ばれる案件ですが、当店では長年の経験とノウハウで現物修理で対応できた点が最大の成果です。

原因調査の過程を画像を交えて説明いたします。

★ナビゲーションが起動しないので、ハードディスク異常が疑われましたが、音楽ライブラリが動作しているのでハードディスクは問題ないと判断しました。

音楽ライブラリが動作しているのでハードディスクは問題ないと判断

★地図データ用USBメモリを挿してみましたが全く反応がありません。

★ヘッドユニットに入っている認証コードを全てクリアにしてBMW正規認証コードのインストールを試みましたが一部の認証コードが弾かれてしまう。
ヘッドユニットがプログラミングされている場合、認証コードを全てクリアにしてBMW正規認証コードのインストールができており、今まで認証コードが弾かれてしまうなんてことが無かったので理由が不明でした。

★そこでディーラーでプログラミングが実施されているものの、その過程はわからないので信用せず、ライコウで再度プログラミングを実施しました。

ライコウで再度プログラミングを実施
ライコウで再度プログラミングを実施

★ライコウでの再プログラミング実施後、認証コードを全てクリアにしてBMW正規認証コードのインストール。
すると、必要な認証コードが全てあっさりインストールできました。
ディーラーでのプログラミングに不備があったのかなど定かではありませんが、ライコウでの再プログラミングによって通常通りBMW正規認証コードのインストールできたのは事実です。

必要な認証コードが全てインストールできました

★それでもナビゲーションは起動してくれません・・・。
正規認証コードが正しくインストールされているのにって気持ちです。

★そこでナビゲーションの地図データを再度インストールすることにしました。
するといきなり5%から地図更新がスタート。

いきなり5%から地図更新がスタート

これにはビックリ( ゚Д゚)

順調に地図データのインストール作業が進行します。

ナビゲーションの地図データを再度インストール
ナビゲーションの地図データを再度インストール
ナビゲーションの地図データを再度インストール

無事に地図データのインストールが完了しました。

そして、ナビゲーションの地図が表示されました(^^)/

ナビゲーションの地図が表示
ナビゲーションの地図が表示
ナビゲーションの地図が表示

念のためスリープに入れたりして、ナビゲーションの動作に問題が無いことを確認できたので修理完了です。

ナビゲーションの動作に問題が無いことを確認できたので修理完了
ナビゲーションの動作に問題が無いことを確認できたので修理完了

いきなり5%から地図更新が始まったってことは、地図更新された際に途中で止まってしまったのだと判断できます。

理由としては、認証コードが拒否られている状態だとナビゲーションはエンジン掛けて数分だけ動作してから止まってしまいます。その数分だけの地図更新が行われたことにより5%まで進んでいたのだと思われます。

そのため地図データのUSBメモリを挿す旨がディスプレイに表示されていたんだと判明しました。
お客様にディーラーで作業した状態を説明してもらっていれば、ここまで時間は掛からなかったと思います。
というより、状況を把握できていないので説明すらできなかったのかもしれません。

ライコウでは、そのような状態にならずに地図更新しているので、今まで体験したことが無かったのです。

そういったことで原因究明から修理完了まで4時間程度掛かってしまいましたが、ご来店当日にナビゲーションを復活させることができました。

一般的にはヘッドユニットの交換修理となるはず

いくつもの要因が重なって発生したナビゲーションの不具合でしたので、ディーラーを含め一般的にはヘッドユニットを交換しないと完治しなかったのでは?と思えております。

現車の症状を見ながら、数々のなぞなぞを解き明かしていき、ヘッドユニットを交換せずに修理できた貴重な事例となりました。

特に地図更新が途中で止まっていたなんてことは想定外でしたので、良い経験させていただきました。

たとえディーラー修理作業だとしても、作業内容を信用してはいけないと感じさせられました。

エアサスローダウンカスタム

■ エアサス車高ローダウン施工

合わせてご依頼いただいたのがエアサスによる車高調整です。

専用診断機を使用して、エアサスの設定を変更。前後とも約30mmローダウンを実施しました。

エアサス車高ローダウン
エアサス車高ローダウン
エアサス車高ローダウン
エアサス車高ローダウン

ローダウン後はタイヤとフェンダーのクリアランスが減り、7シリーズらしい重厚感のあるスタイルがより強調されるスタイルに仕上がりました。

■ 今回のポイントまとめ

  • 異常ナビ症状は3つの原因が重なった複雑なケース
  • 新品交換ではなく、現物修理で対応できるライコウの技術力
  • Apple CarPlayやナビ認証に関する豊富な知識と対応実績
  • エアサスローダウンでワイド&ローな迫力スタイルを実現

🔧 最後に

今回のように、中古車購入後に前オーナーの設定や非正規のカスタムが影響するトラブルは少なくありません。ライコウでは、BMW・MINIの専門的な診断スキルと豊富な施工実績に基づき、「交換ではなく修理」という選択肢もご提案可能です。

「ナビが映らない」「地図更新できない」など、正規ディーラーでも解決できないトラブルは、ぜひRAIKOにご相談ください。