
ナビが起動しなくなったトラブルでご来店いただいたクラブマン(F54)。
認証コードが無効となってしまいナビが起動しない状況です。
ディーラーでは対応しきれないレベル で新品交換以外に修理手段が無い状態です。
という不具合を今回は交換もせず1時間程度で修理 し、ナビが復帰して地図が表示するようになりました。
不具合の原因やミニ専門店ライコウによる修理方法を紹介しています。

車両情報
車種 | ミニ クラブマン ( F54 ) クーパーD ( COOPERD ) |
初年度登録 | 2017年 |
都道府県 | 山梨県 |
ナビゲーションが起動しない不具合を修理
ナビゲーションが起動しない原因は!?
純正ナビゲーションが「ナビゲーションシステム起動中」のまま先へ進まず地図が表示されない不具合が発生しています。


メインメニューでは地図のアイコンがグレーアウトしています。


この症状になってしまったのは、ミニ正規ディーラーでLCIモデル用の純正ユニオンジャックテールライトを後付装着してからだそうです。
ミニ正規ディーラーでユニオンジャックテールライトの後付設定のためプログラミングが行なわれました。
するとヘッドユニットの認証コードが「Rejected」となってしまい使用できなくなっていました。

このような不具合が発生した原因は、過去に サードパーティの地図更新をされた からです。
サードパーティの地図更新によってプログラミング時に異変を検知してヘッドユニットの認証コードを全て無効にしてしまったのです。
こうなってしまうと復帰させるのは困難な状態に陥ります。
ミニ正規ディーラーでも デキるメカニックは復帰させている のですが、大半は復帰させることができない のが現状です。まさに メカニックのレベル差 です。
しかしながら、このイレギュラーな作業は、メーカーによるトレーニングメニューには含まれていないようなので仕方がありません。
ディーラーでできないのであれば誰がするの?
ライコウがヘッドユニットの認証コードを復帰させます!!
ナビゲーション不動の修理作業
ナビゲーションを復帰させる作業手順 :
- ヘッドユニットの認証コードを全てクリア
- 認証コードをインストール
まずは、一部有効になっている認証コードも含めてヘッドユニットの認証コードをクリアにします。
それからメーカーが発光する認証コードをヘッドユニットへインストールします。
そうすることでナビゲーション機能が復活します。
地図のアイコンがグレーアウトから通常カラーに戻ってナビゲーションが使用できるようになりました。


ナビ地図データバージョンアップ EVO2 ID5/ID6 2025-1
ナビゲーションの地図データを最新版へ更新
ナビゲーション機能が復活したので最新の地図データへバージョンアップいたしました。

ライコウでは、正規のデータを使用して地図更新 しており、サードパーティなどでの地図更新ではありません。
地図更新作業が完了し、2025年バージョンのマップが表示されます。



海外や日本国内で地図更新のデータを販売しているケースを見かけますが、正規のデータを使用しないと、今回のような不具合を発生させる要因となってしまいます。
安いからと言って安易に出どころ不明なサービスを利用するのは避けたほうがよろしいかと思っております。
まとめ
ヘッドユニットの認証コードが無効となってナビが使えなくなってしまった修理事例です。
ヘッドユニットのトラブル解決は正規ディーラーでは新品交換以外ほぼ不可能です。
ライコウブログで事例を多数紹介していますので既知の事実ではありますが、認証コードが無効となってナビが使えなくなった不具合やヘッドユニット故障など、様々なトラブルを数多く解決させてます。
ヘッドユニットの不具合でお困りの方は、ぜひライコウへご相談ください。