ライコウの代車 ミニ クラブマン ( F54 ) クーパー ( COOPER )のLEDヘッドライトは、保管状態が悪かったせいか、クラックだらけ・・・。
クルマをシャキッとさせるためにヘッドライトスチーマーを使ってLEDヘッドライトのリペア作業を行ないました。
ヘッドライトのクリア感を取り戻すとクルマが美しく見えます。
LEDヘッドライトの研磨とミガキ作業
LEDヘッドライトの現状
2018年登録のミニ クラブマン ( F54 ) ですが、LEDヘッドライトが多少黄ばんでて、無数のクラックが入った状態です。
ヘッドライトの光量が車検に通らないといったレベルではありませんが、見た目が古臭く感じてしまっております(-_-;)
ミニ クラブマン ( F54 )のLEDヘッドライトを古臭い状況から脱却したいと思いリペア作業することにいたしました。
ヘッドライトレンズはポリカーボネートというプラスチック素材
最近のクルマのヘッドライトレンズはポリカーボネートというプラスチック素材が使われています。
ポリカーボネートは、ガラスよりも強度が強く、破損した際に破片が飛び散りにくいというメリットがある一方、紫外線に弱いというデメリットがあります。
ヘッドライトレンズに黄ばみが出たり、クラックが入ったりするのはそのためです。
ヘッドライトレンズの黄ばみやクラックは、見た目が残念なのはもちろんのこと、ヘッドライトの照射光に影響を及ぼして、光量が足りなくなり車検に通らなくなってしまうこともあります。
車検に通らなくなってしまうと、ヘッドライトの交換が余儀なくされます。
ヘッドライトレンズの研磨&ミガキ作業
まずは、ヘッドライトレンズの黄ばみやクラックを除去してやる必要があります。
ヘッドライトレンズ表面のハードコートをゴリゴリと削り取り除きます。
粗めの番手からはじめて、細かな番手でヘッドライトレンズを削っていき、肌を滑らかにしていきます。
そして、ポリッシャーを使ってコンパウンドによるミガキ作業。
黄ばみは完全に取り切れ、クラックも無くなったかのように見えました。
しかし、ヘッドライトを点灯させると僅かですが取り切れていないクラックを発見(;'∀')
再び番手を下げてクラックがある部分を削り落としていきます。
そして、コンパウンドを使ってミガキ作業。
この作業を繰り返してひとまず完了。
ヘッドライトを点灯させ、いろんな角度から残っているクラックが無いかをチェック。
私が確認した限りではクラックは無くなりました。
研磨&ミガキ作業前の状態から見違えるほどクリア感が出て美しいヘッドライトになりました。
しかし、ヘッドライトレンズ内の液だれや細かなキズは残っています。
ヘッドライトレンズ内の液だれや細かなキズは取り除く術が無いので諦めるしかないです・・・。
ここまで仕上げるのにかなりの時間を費やしましたが満足いく仕上がりになりました。
ヘッドライトスチーマー作業
ヘッドライトスチーマー
ヘッドライトスチーマーは、ヘッドライトの表面を溶かしてキレイにします。
専用の溶剤を沸騰させて気化した蒸気をヘッドライト表面に当てて滑らかにしていく作業です。
ミニ クラブマン ( F54 ) のヘッドライトはミガキ作業を行なって満足いく仕上がりになったんですが、素材のポリカーボネートが剥き出し状態なので、タオルでヘッドライトレンズを拭くだけで細かな傷が入ってしまいます。
純正のハードコートだとタオルで拭くだけで細かな傷が入るなんてことは皆無。
なので、ミガキ作業だけではすぐに傷は入ってしまうし黄ばんできます。
ヘッドライトレンズのコーティングをしてみましたが、私自身は感じることができませんでした。
そこでヘッドライトスチーマーを使ってみることとしました。
ヘッドライトスチーマー作業
ヘッドライトスチーマーの作業を行なうに当たり、せっかくコンパウンドで磨いたヘッドライトレンズを細かな番手で再研磨しました。
それからヘッドライトスチーマーを行ないます。
ヘッドライトスチーマーで使用する溶剤の「ジクロロメタン」は有害物質ってことなので防毒マスクを身につけて作業を行ないます。
ヘッドライトスチーマーで気化した蒸気をヘッドライト表面に当てることでペーパー目が消えていきます。
とっても不思議(笑)
ヘッドライトスチーマーの当て方でペーパー目の消え方が全然違います。
高輝度高演色のLEDライトをヘッドライトに照射して細かな傷までチェックしながらヘッドライトスチーマー作業を行ないました。
下地処理の研磨作業および高輝度高演色のLEDライトで確認しながらのヘッドライトスチーマー作業はとても重要です。
太陽光の下では見えないキズも高輝度高演色のLEDライトの照射によって発見できます。
ミガキ作業と遜色ない仕上がりになりました。
ミニ クラブマン ( F54 ) のLEDヘッドライトを点灯させてみてのチェックでも問題の無いレベルに仕上がってますよ。
タオルでヘッドライトレンズを拭いてみたところ、細かな傷は入りにくくなりました。
でも、純正ハードコートとはレベルが違います。
ウレタンクリアーペイントかプロテクションフィルム( PPF )が必要だと感じています。
このクルマはプロテクションフィルム( PPF )をヘッドライトレンズに貼り付けることにいたしました。
プロテクションフィルム( PPF )は後日作業を行ないブログなどで紹介いたします。
ヘッドライトレンズのウレタンクリアーペイント
ライコウが隠し持っているLEDヘッドライトにウレタンクリアーペイントしてみました。
ポリカーボネートの表面に2液性のウレタンクリアーを塗布します。
紫外線などからヘッドライトレンズを守る耐候性があり、ポリカーボネート表面にペイントすることで純正ハードコートのような膜を作ってくれます。タオルでヘッドライトレンズを拭いても細かな傷も付きません。
ミガキ作業時の薄い傷もウレタンクリアーが埋めてくれます。
やはり、ウレタンクリアーペイントが一番良さそうです。
ただ、ペイント後のヘッドライトレンズの肌は粗くなっていますので、ミガキ作業が必要になります。
ウレタンクリアーペイントでの乾燥時間も含めると完成までに時間を要しますね。
ポリカーボネートを磨くのではなく、表面のウレタンクリアーを磨いてヘッドライトレンズの肌を整えると見違えるほどの仕上がりになりました。
純正ハードコートほどの強靭な膜ではありませんが、コーティングやヘッドライトスチーマーでは実現できないポリカーボネート保護になります。
太陽光の下はもちろんのこと、高輝度高演色のLEDライトをヘッドライトレンズに照射させてみても私の目ではキズを見つけることができませんでした。
こんな作業を約2か月続けてきましたが、ようやくライコウでの方向性は見えてきました。
あともう少し試してみたい内容がありますので、それに向けて準備を進めています。
ヘッドライトリペア作業
ヘッドライトレンズの輝きを取り戻す
最近、新車登録から3年程度のBMWやMINIでも、ヘッドライトレンズにクラックが入っている車両を見かけることが多いです。それだけ近年は紫外線が強いのだと思います。
洗車して、クルマがピカピカになっても、ヘッドライトにくすみがあるとちょっと残念な気持ちになってしまいます。
そこで、ヘッドライトレンズの輝きを取り戻すためのリペア作業をライコウで取り組むことにいたしました。
ヘッドライトのダメージやリペアメニューによって作業時間と内容が異なります。
リペアメニューは最終調整に入っており、正式に決定すればブログなどで紹介させていただきます。
LCIモデルの中古LEDヘッドライトの後付装着
LCIモデルのLEDヘッドライトの後付装着
前期モデルの車両にLCIモデルのLEDヘッドライトを後付装着するMINI専門店ライコウのカスタムメニューは、日本最多の装着実績を誇っています。
2018年よりLCIモデル用のLEDヘッドライト後付装着を行なっていまして、当時は取付工賃などを含めて50万円台の価格でしたが、円安などの影響で現在は新品のMINI純正部品だけで70万円オーバー・・・。
LCIモデル用のLEDヘッドライトを装着したくても高すぎる~って感じになってしまいました。
少しでもお客様の費用負担を抑えることができないかとの考えから、中古のMINI純正LEDヘッドライトを取り扱うことにいたしました。
水面下で準備を進めてきましたが、ある程度部品が揃い、方向性が見えてきましたので、フライング気味ですがお知らせいたしました。
大きな特徴としましては、事前にライコウの車両で動作チェックを行ない動作に問題が無いと判断できた部品を使っての後付装着になります。
過去にLCIモデルの中古LEDヘッドライトを持ち込まれて取付作業を承りましたが、正常に動作しないってことがありました。
お客様にてヤフオクやメルカリなどで調達された中古パーツは動作するかどうか定かでない状態です。
ヘッドライトレンズにクラックが入っている場合はリペア作業を行ないクリア感のあるヘッドライトにします。
動作チェックが出来ている中古パーツだと安心感は違うと考えています。
実際、ライコウでのヘッドユニット修理作業では最低2時間以上は動作チェックを行なっております。
そのため、ご来店時に動作しないってことはありません。
ライコウが有する専門的知識やスキルと事前の動作チェックで取り付け時の不動リスクを無くして、中古パーツ(一部新品パーツの場合も有ります)をご提供できればと思っております。
価格に関しましては、個々に調達するコストによって変動します。
販売準備が整った物からホームページの中古パーツコーナーに掲載していきます。