ライコウの代車 ミニ クラブマン ( F54 ) クーパー ( COOPER )は、先日ヘッドライトのリペア作業を行ないましたが、それも束の間でLCIモデル用アダプティブLEDヘッドライト / LEDフォグライトユニット / マトリクス機能ハイビームアシストを中古部品を活用して後付装着しちゃいました。
LCIモデル用アダプティブLEDヘッドライト後付装着
LCIモデル用アダプティブLEDヘッドライト
2018年3月製造以降のミニ ハッチバック ( F55 / F56 )およびミニ コンバーチブル ( F57 )からヘッドライト形状が変更になったのとアダプティブLEDヘッドライト機能が登場しました。
ミニ クラブマン ( F54 )においては2019年7月製造以降からヘッドライト形状は変更になったものの日本仕様ではアダプティブLEDヘッドライトは採用されませんでした。
日本仕様のミニ クラブマン ( F54 )では存在しえないアダプティブLEDヘッドライトを後付装着です。
LCIモデルの中古アダプティブLEDヘッドライト
ミニ専門店のライコウでは2018年よりLCIモデル用のLEDヘッドライト後付装着を行なっていまして、当時は取付工賃などを含めて50万円台の価格でしたが、最近では円安などの影響で新品のMINI純正部品だけで70万円オーバー・・・。
LCIモデル用のLEDヘッドライトを装着したくても高すぎる~って感じになってしまいました。
そこで、アダプティブLEDヘッドライトや付属のパーツを全て中古部品で取り付け。
ヘッドライト本体の一部に軽い損傷がありましたので補修を行なっています。
LCIモデルの中古アダプティブLEDヘッドライト取り付け
前期モデルのLEDヘッドライトを取り外してLCIモデルの中古アダプティブLEDヘッドライト取り付けます。
交換前の前期モデルLEDヘッドライト状態の画像です。
LCIモデルの中古アダプティブLEDヘッドライト取り付けた状態の画像です。
そして、LCIモデルのアダプティブLEDヘッドライトが点灯するようにコーディング。
前期モデルのLEDヘッドライト仕様車で、LCIモデルのアダプティブLEDヘッドライトがバッチリ点灯!
機能は全く問題無く動作してくれています。
しかし、ここで問題発生!
ヘッドライトのミガキ作業をやってなかった(-_-;)
ヘッドライトを点灯させるとLCIモデルのアダプティブLEDヘッドライトに無数のクラックが出現。
LCIモデルの中古アダプティブLEDヘッドライトのミガキ作業
ヘッドライトの点灯照度には全く問題は無いのですが、こんな状態で乗るのは気に入らない・・・。
そこで、中古アダプティブLEDヘッドライトのミガキ作業をすることにしました。
ヘッドライトを点灯させていない状態ではキレイに見えてしまっている中古アダプティブLEDヘッドライト。
ヘッドライト表面をゴシゴシと削って、クラックが入ってしまっているハードコート層を除去していきます。
それからペーパーの番手を上げていって削り目を細かくしていきます。
それからヘッドライトスチーマーを使用して仕上げます。
輝度高演色のLEDライトをヘッドライトレンズに照射させて念入りに確認しながらヘッドライトスチーマーをヘッドライトレンズに当てていきます。
ヘッドライトを点灯させてみても、クラックは無くなっていることが確認できます。
左右のヘッドライトレンズをミガキ作業行ないました。
左のヘッドライトは内部の汚れが多数あったので、ヘッドライト内の清掃を行なったのですが、使用したアイテムのチョイスに失敗して、清掃キズが残ってしまいました(-_-;)
ヘッドライト表面はきれいに仕上がったのに・・・。
今回は残念ながら諦めることとしました。
LCIモデルの中古アダプティブLEDヘッドライトの動作チェック
ミガキ作業も終えたので取り付けた中古アダプティブLEDヘッドライトの動作チェックを行ないます。
デイライト発光
ヘッドライトを取り囲むようにリング状でのデイライト発光です。
ウインカー点灯
ヘッドライトを取り囲むようにリング状でのウインカー点灯です。
ホワイト色のデイライトが消灯して、アンバー色のウインカーで点滅動作します。
ロービーム&ハイビーム点灯
エラーが出ることも無くヘッドライトがロービーム&ハイビーム点灯します。
前期モデルのLEDヘッドライトからLCIモデルのアダプティブLEDヘッドライトへ交換したのが今回のポイント。
そして、全て中古パーツを活用した後付装着だってこともポイントです。
日本仕様のミニ クラブマン ( F54 ) では存在しないアダプティブLEDヘッドライト装着車に変身しました。
ヘッドライトスチーマーだけでは、ヘッドライトレンズがキレイになっただけで、ポリカーボネート剥き出しのため、ヘッドライトレンズの劣化や小傷が入ってしまう可能性があります。
近々プロテクションフィルム( PPF )をヘッドライトレンズに貼り付けてヘッドライトのガードを行ないます。
LCIモデルの中古LEDヘッドライトの後付装着
少しでもお客様の費用負担を抑えることができないかとの考えから、中古のMINI純正LEDヘッドライトを取り扱うことにいたしました。
中古パーツですので、問題無く動作するかどうかが不安なところ・・・。
ミニ専門店のライコウで事前に動作チェックを行なってから取り付けいたします!!
だから安心して使っていただけます!!
動作チェックが出来ている中古パーツだと安心感は違うと考えています。
実際、ライコウでのヘッドユニット修理作業では最低2時間以上は動作チェックを行なっております。
そのため、ご来店時に動作しないってことはありません。
ライコウが有する専門的知識やスキルと事前の動作チェックで取り付け時の不動リスクを無くして、中古パーツ(一部新品パーツの場合も有ります)をご提供できればと思っております。
価格に関しましては、個々に調達するコストによって変動します。
販売準備が整った物からホームページの中古パーツコーナーに掲載していきます。
LCIモデル用LEDフォグライトユニット後付装着
MINI純正LCI用LEDフォグライトユニット
F型MINIのLEDフォグライト形状は2種類あります。
2019年6月製造までの車両は、上がポジションライト、下がフォグライトといった上下分割型のフォグライトユニットになっています。(左側のフォグライトユニット)
2019年7月製造からの車両は、リング状の上部がポジションライト、中央部分の下がフォグライトというデザインになっています。(右側のフォグライトユニット)
ちょうどクラブマン(F54)のマイナーチェンジに合わせてLEDフォグライトの形状が変更されました。
F55/F56/F57は2018年3月製造からのLCIモデルでは、2種類のLEDフォグライトを装着した車両が存在します。
2017年製造のミニ クラブマン ( F54 )へLCIモデル用LEDフォグライトユニット装着
上下発光のLEDフォグライトユニットを取り外して、リング発光のLEDフォグライトユニットに交換します。
LCIモデル用LEDフォグライトユニットを中古部品で取り付け。
購入前に確認漏れがありました。取り付け部が補修されておりました。
使用上問題の無いところですので、そのまま使うことにしました。
フロントバンパーを外して前期モデルのLEDフォグライトユニットを取り外します。
LCIモデルのLEDフォグライトユニットへ交換します。
LCIモデルの中古LEDフォグライトユニットの動作チェック
LCIモデルの中古LEDフォグライトユニットを点灯させて動作チェックを行ないます。
ポジションライトやフォグライトが問題無く点灯してくれました(^^)/
LCIモデルのフロントグリル、LEDヘッドライト、LEDフォグライトユニットを取り付けたので、見た目はLCIモデルになってます。
中古パーツを活用した後付装着だってことがポイント。
あとはフロントエンブレムも新しいデザインに交換すればバッチリ!!
ただ、その前に傷多数のクラブマン ( F54 ) のボディを磨いていきます。
マトリクス機能ハイビームアシスト後付装着
純正マトリクス機能ハイビームアシスト
マトリクス機能ハイビームアシストは、フロントカメラで対向車や先行車を認識すると、他車に対して眩しくないように自動調整してくれます。
左右のヘッドライト内に水平に設置されたレンズが4分割されていて、それぞれが独立して点灯と消灯を行なってくれます。
単なるハイビームとロービームの切替では無く、対向車や先行車へハイビーム光を照射しないようにヘッドライト内で点灯させるLEDを調整しているところが大きなポイントです。
前提条件としては、アダプティブLEDヘッドライトが装着されている必要があります。
ヘッドライト内側にコーナーリングライトが装備されているヘッドライトです。
今回、中古アダプティブLEDヘッドライトの後付装着をしたので、マトリクス機能ハイビームアシストが実現できるんです。
マトリクス機能ハイビームアシストの取付
マトリクス機能ハイビームアシストを実現させるためには、ハイビームアシストスイッチの備わったステアリングコラムへ交換しコーディングする必要があります。
アダプティブLEDヘッドライトが装着されている車両において、ハイビームアシストスイッチ付きのステアリングコラムへ交換とコーディング施工でマトリクス機能のハイビームアシストが動作します。
ハイビームアシストスイッチはウインカーレバーが上下分割され、下側のスイッチになります。
ヘッドライトスイッチがAUTOのポジションで、ヘッドライトが点灯しているときに、ハイビームアシストスイッチを押すことで、マトリクス機能ハイビームアシストが動作してくれます。
中古部品のハイビームアシストスイッチ付きのステアリングコラムを取り付け。
ハイビームアシストスイッチ付ステアリングコラムを取り付けてコーディング施工で作業は完了です。
マトリクス機能ハイビームアシストの動作チェック
まずは、ヘッドライトスイッチをAUTOのポジションでヘッドライトを点灯させます。
そして、ハイビームアシストスイッチを押すことでハイビームアシスト機能が動作準備完了です。
メーターパネルにハイビームアシストのアイコンが点灯します。
時速70km/h以上で走行中にフロントカメラが周囲の状況を判断してマトリクスにハイビームアシスト動作してくれます。
コーディング施工でハイビームアシストが動作する速度と感度を変更して、マトリクス機能ハイビームアシストが動作しやすいようにしています。
アダプティブLEDヘッドライトの本当の実力が発揮されるマトリクス機能ハイビームアシスト。
中古パーツを活用した後付装着だってことがポイント。
今度、横浜店から彦根店へクラブマン ( F54 ) に乗って帰るので、その道中でマトリクス機能ハイビームアシストの動作を確認しようと思ってます。