
ドライビングモードが動作しないのでコーディングとのご依頼でしたが、動作しない原因は別にあったと追究して修理した事例です。
通常だと他店作業なので原因追究から問題解決まで時間を要する可能性がありましたが、約30分程度で完了してしまいました。培った経験値によって超短時間での問題解決ができております。

車両情報
車種 | ミニ クラブマン ( F54 ) クーパーS ( COOPERS ) |
初年度登録 | 2016年 |
都道府県 | 神奈川県 |
ドライビングモードが動作しない!?を原因追究して修理
回転リングのドライビングモードが動作しない!?
中古車で購入された時から回転リングのドライビングモードスイッチは付いてるものの動作しないことからコーディング施工をご依頼いただきました。
まずは専用診断機で車両状態を診断してみます。
装備品を確認するとドライビングモードは入っていません。
続いてAOSにて装備品を確認してみると新車製造時にはドライビングモードは設定されていない車両だと判明しました。
ってことでドライビングモードは後付されてます。
となるとドライビングモードが動作しない理由は多岐にわたります。
コーディングされているかを確認してみるとスイッチを左右に動かしても動作はしないもののDrivingExcitementやGREEN設定がメニューとして存在しているのでコーディングされている模様です。


続いてドライビングモードの配線を確認します。
回転リングを取り出してみると・・・
違う配線が接続されている(-_-;)
しかもドライビングモードは4ピンコネクターにもかかわらず3ピンコネクターの配線が強引に挿されている状態。
今後はBDC_BODYの配線チェック。
ドライビングモード用の配線は行なわれていました。
その配線を手繰っていくと、本来接続しなければならない4ピンコネクターを発見っ!
ドライビングモード用として作られたコネクターを回転リングに挿して動作チェック。
すると問題が無かったかの如く3種類のドライビングモードに切り替わってくれました。






3ピンコネクターを無理やり回転リングへ挿してる状態でしたので回転リングの端子部分が変な事になってましたが修正して直すことができました。
コーディングのご依頼でしたが、原因は別にあった!という修理事例でした。
今回は原因追究から問題解決まで約30分程度の修理でした。
無理やり挿してた3ピンコネクターの配線は、本来だと別の配線なのでそちらが動作していないのは言うまでもありません。