【ライコウ横浜店ブログ】


みなさん、こんにちは!

ライコウの澤田です!!



東京都よりミニ クラブマン(F54)のお客様にご来店いただきました。



おクルマは、2017年のクーパーSD(CooperSD)になります。



今回は、フロントカメラ/KAFAS/SAS追加の純正アクティブクルーズコントロール(ACC)後付装着を承りました。



以前にアクティブクルーズコントロール(ACC)の後付装着をご依頼いただきましたが、フロントカメラが装備されていない車両でいったん作業を止めていました。

というのは、アクティブクルーズコントロール(ACC)を動作させるためにはフロントカメラが必須だからです。

この状態からアクティブクルーズコントロール(ACC)を動作するようになるためには、フロントガラス交換・フロントカメラ装着・フロントカメラ用ECU(KAFAS)・アクティブクルーズコントロール用ECU(SAS)・アクティブクルーズコントロールスイッチなどが必要になります。

今回は、お客様側でフロントガラスを交換され、残りの作業をライコウで行なう内容でアクティブクルーズコントロール(ACC)を後付装着させていただきました。

今回の作業のためにご用意した部品はこちら。





普段のアクティブクルーズコントロール(ACC)後付装着よりも部品点数が多くなっています。


まずは、フロントガラスへフロントカメラを装着から始めます。





フロントカメラ対応のフロントガラスへ、ご用意したフロントカメラを取り付けます。





それから、フロントカメラ用ECU(KAFAS)やアクティブクルーズコントロール用ECU(SAS)やアクティブクルーズコントロールスイッチなどを取り付けていきます。





そして、コーディング施工を行ないまずとアクティブクルーズコントロールの設定は完了です。





前方の走行車両に近づいていきますと、メーター内に車両を認識したと知らせるアイコンが点灯します。



そして、設定している車間距離を保つために自動ブレーキが作動しました。















信号待ちなどで3秒以上停止した際は、発進時にRESボタンを押すことによって、追従が再始動することができます。







































標準装備でフロントカメラが無い車両へのアクティブクルーズコントロール(ACC)後付装着は3年振りの作業となっておりました。

そのため、忘れていたポイントもあり、作業は少々難航しましたが、無事に完了できました。

後付装着に関しては、独自に作業マニュアルを作成していますが、キッチリとフォローして次回の作業ではもっとスムーズに行なえるようにしたいと痛感しています。


2022年よりメーカーオプション後付装着の価格を含めて、価格の見直しを行なっております。
為替相場が円安で、コロナの影響で送料が高騰したり、部品自体の価格改定があったりしている状況ですので、なにとぞご理解いただけますようお願い申し上げます。

また、以前にブログなどに記載している価格があるかもしれませんが、現時点での価格は都度お問い合わせをお願いいたします。

F55/F56/F57の場合、アクティブクルーズコントロールは時速30km/h以上で動作する仕様になっていますが、ECU追加のアクティブクルーズコントロール後付装着をライコウで作業させていただいたお客様には、アクティブクルーズコントロールのストップアンドゴー有効化のコーディングも併せて施工させていただいております。


ライコウで所有しているF45で2017年8月にアクティブクルーズコントロール(ACC)後付してから約70,000km以上走行して思ったことですが、F系ミニ(F54/F55/F56/F57/F60)では、フロントカメラのみで制御していますので、BMWの他車種のアクティブクルーズコントロール(ACC)と比較しますと弱点があります。
F系ミニ(F54/F55/F56/F57/F60)では、ミリ波レーダーでの制御は無く、フロントカメラのみで制御しているため、カメラで認識できない状況の場合はアクティブクルーズコントロール(ACC)が動作してくれません。

例えば、西日などの逆光や降雪などの視界不良時、メッキパーツをまとったトラックの後ろを走行しているときにはアクティブクルーズコントロール(ACC)が突然解除されてしまいます。

この現象は、F系ミニ(F54/F55/F56/F57/F60)ではアクティブクルーズコントロール(ACC)の標準装着、後付装着に限らず起こりえる症状ですので、あらかじめご留意いただければと思います。


【SAS】追加によるアクティブクルーズコントロール後付け装着ですが、ディーラー作業でプログラムのバージョンアップが実施されてしまった際、ライコウでの再設定作業が必要になる場合がございます。その際の再設定費用は無償対応させていただく予定です。
本来ですと、【SAS】追加の他に、コンピューター交換やセンサー交換が必要で、部品代だけで45万円程度必要になります。その部品は交換せずにアクティブクルーズコントロール(ACC)の後付け装着を実現させ、装着費用を極力抑えさせていただいております。


最後に当然のことと思いますが、ご注意事項を説明させていただきます。
・運転者には通常の安全運転の義務があります。運転時は常に先行車との車間距離や、周囲の状況、運転環境に注意して必要に応じてブレーキペダルを踏むなど、安全運転に努めてください。
・アクティブクルーズコントロール(ACC)に頼った運転は、絶対に行なわないでください。
・わき見運転やぼんやり運転など運転者の不注意を防止したり、悪天候時の視界不良下での運転を支援するものではありません。
・アクティブクルーズコントロール(ACC)は、あらゆる状況下で衝突を軽減したり、作動したりするものではありません。
・アクティブクルーズコントロール(ACC)の認識性能・制御性能には限界があります。各機能の警告を必ず参照の上、正しくご使用ください。誤った使用をすると、適切に制御が行なわれず、思わぬ事故につながる恐れがあります。