ミニ クラブマン(F54) 右側ヘッドライトが点灯異常の警告表示!点灯してるけど何か変っ!?

右側ヘッドライトに対してのエラーメッセージが出てる

右側LEDヘッドライトに対してのエラーメッセージが車両に出ています。

メーターパネルやディスプレイのチェックコントロールに【右ハイビーム異常】と【右ロービーム異常】のメッセージが出ています。

MINI専用診断機に繋いでエラーチェックしても右側LEDヘッドライトに関するエラーが記録されています。

実際にヘッドライトを点灯させて確認してみます。

左右のヘッドライトを見比べると左側ヘッドライトよりも右側ヘッドライトが点灯しているLED数が明らかに少ない・・・。

通常ヘッドライトレンズには6つのLED光が確認できるのですが、右側ヘッドライトのLED光は2個のようです。

右側ヘッドライトのLED光が4個不点灯になっています。
これが原因ですね。
ヘッドライトは発光しているものの不点灯のLEDが存在する。

ロービームおよびハイビームのLEDはヘッドライト本体に埋め込まれているので交換パーツは存在しません。
ヘッドライト本体の交換しか手はありません。

たまたま、前期モデルのノーマル仕様LEDヘッドライトを中古品で2台分在庫していました。

中古のLEDヘッドライトへ交換する修理をさせていただきました。

中古ヘッドライトにヘッドライトコンピューターやウインカー電球を移植して車両に取り付けます。

そして、ヘッドライトの動作チェックを行ないます。

右側LEDヘッドライトのLED光は6つとなりました。

無事にミニ クラブマン ( F54 ) の右側ヘッドライトは復活です。

当然ですがMINI専用診断機でエラーチェックしても問題ありません。

車両のメーターパネルやディスプレイからも警告メッセージは出ません。

念のため、しばらくヘッドライトを点灯させてしっかりと点灯チェックを行ないました。

前期モデルのLEDヘッドライトの不点灯事例が増えてきた印象があります。

LEDなんで切れることは無いって話はありません。

高輝度で発光するLEDは発熱量がすごいんです。
その発熱によってLEDは切れてしまうことがあります。
そのために放熱ファンや放熱フィンを使って冷却していますが、それでもLEDは熱に弱いので焼損してしまいます。

たまたま中古ヘッドライトを在庫していました。
そのおかげでご来店当日の修理が可能でした。

しかもMINI純正新品のヘッドライトだと部品代だけで20万円オーバーなので、修理費用を抑えた修理も実現。

愛車のミニを末永く乗っていただけるよう、こういったサポートに力を入れていってます。
特にミニ専門店ライコウでしかできないであろう修理は頑張りますよ!

その反対に、ディーラーやどこでも修理できるようなトラブル内容へはそんなに力を入れてません・・・。

車両のトラブルはMINい専用診断機が判断しきれるレベルだといいのですが、判断しきれない事例は多数あります。
そのためトラブルの原因究明が一番大変だと感じてます。原因究明に長時間かかることはザラにあります。
原因に辿り着くためには苦労して培った経験値やスキルが必要です。

トラブルの原因さえわかれば誰でも修理できます。

言い方を変えて感情込めると

答えが分かったらアホでも作業できるぜ!

って思わせてしまうことが時々あり正直イラッとします。

なので、安易にトラブルの原因究明だけを聞いてくるのは止めていただきたい。