みなさん、こんにちは!
ライコウの澤田です!!
ミニ クラブマン(F54)の純正LCI用テールライト後付装着の完全LCI化設定完了!!
9月22日のブログで純正LCI用テールライトの後付装着を行ない、10月05日のブログでLCI用テールライトのリアウインカーのシーケンシャル化を行ないましたが、私自身がLCI用テールライトを装着する以前から一番気になっていたのは、ブレーキライト点灯時にリアバンパー内のブレーキライトの点灯有無でした。
テールライトのユニオンジャック発光などは海外サイトで見かけていたのですが、ブレーキライトの発光状態を見つけることができない状態でした。
そのため、もしブレーキライトが正しい点灯パターンで無かったら恥ずかしいのでライコウのクラブマン(F54)は店舗敷地内から一歩もお外に出れない状態が続いておりました(笑)
ようやくディーラーさんにクラブマン(F54)のLCIモデルが入庫されたとの連絡をいただき、自分の目で動作確認させていただき、ようやくLCIモデルの正確な点灯パターンがわかりました!!
LCIモデルではブレーキライトとしてリアバンパー内の赤色ライトは点灯しない!!
LCIモデルではリアバンパー内のライトは消灯状態なのです。
したがって先日装着したLCIテールライト後付装着の配線方法やコーディング施工では一部に誤りがあることが判明しました。
その他の点灯パターンやLCIモデルの仕様などをキッチリを確認させていただき、完全LCI化設定に向けて一からすべてを見直しです。
まだ、LCIテールライトの後付装着用の資料や情報が世の中に一切無い状態ですので、前期モデル用の配線図や現車確認した情報などで完全LCI化設定にむけて再検討です。
想定を立てて、試行錯誤を行ない、アナログ的にチェック作業を繰り返しました。
いつも情報が無いところからの作業ばかりなので、もう慣れっこではありますが気の遠くなる作業です。
そうやって苦労に苦労を重ねてノウハウを積み上げていき、ついに完全LCI化設定が完了!!
ブレーキライト時にリアバンパー内のライトが消灯してくれました!!
さて、一から見直した配線方法とコーディング内容の点灯状況です。
★テールライトのみの点灯
スプリットドアが閉まっている時。
上側テールライトのユニオンジャック部分が点灯。
下側テールライトは消灯。
スプリットドアが開いている時。
上側テールライトのユニオンジャック部分が消灯。
下側テールライトの赤色部分が点灯。
★ブレーキライトのみの点灯
スプリットドアが閉まっている時。
上側テールライトのブレーキライトが点灯。
下側テールライトは消灯。
スプリットドアが開いている時。
上側テールライトのブレーキライトが点灯。
下側テールライトの赤色部分が点灯。
★右ウインカーのみの点灯
スプリットドアが閉まっている時。
上側テールライトの右ウインカーが点滅。
下側テールライトは消灯。
スプリットドアが開いている時。
上側テールライトの右ウインカーが点滅。
下側テールライトの右ウインカーが点滅。
★左ウインカーのみの点灯
スプリットドアが閉まっている時。
上側テールライトの左ウインカーが点滅。
下側テールライトは消灯。
スプリットドアが開いている時。
上側テールライトの左ウインカーが点滅。
下側テールライトの左ウインカーが点滅。
★ハザードのみの点灯
スプリットドアが閉まっている時。
上側テールライトの両側ウインカーが点滅。
下側テールライトは消灯。
スプリットドアが開いている時。
上側テールライトの両側ウインカーが点滅。
下側テールライトの両側ウインカーが点滅。
★リアフォグのみの点灯(テールライトも点灯)
スプリットドアが閉まっている時。
上側テールライトのリアフォグとユニオンジャック部分が点灯。
下側テールライトは消灯。
スプリットドアが開いている時。
上側テールライトのリアフォグが点灯のまま、ユニオンジャック部分が消灯。
下側テールライトの赤色部分が点灯。
★ブレーキライトとリアフォグの点灯(テールライトも点灯)
スプリットドアが閉まっている時。
上側テールライトのブレーキライトとリアフォグとユニオンジャック部分が点灯。
下側テールライトは消灯。
リアフォグとの同時点灯時にはブレーキライトの点灯パターンが変化。
スプリットドアが開いている時。
上側テールライトのブレーキライトとリアフォグが点灯のまま、ユニオンジャック部分が消灯。
下側テールライトの赤色部分が点灯。
★バックライトの点灯
スプリットドアの開閉は関係ナシ。
★バックライトとハザードの点灯
ウインカーが一部消灯し代わりにバックライトが点灯。
ウインカーの点灯パターンが変化。
点灯パターンはLCIモデル完全準拠した形になってくれました!!
加えて、LCIテールライト後付装着用の変換ハーネスも製作。
前期モデルとLCIモデルではテールライトのカプラー形状が異なります。
純正配線をカットしたり継ぎ足したりなどのカッコ悪い配線をせずに取付できるよう純正部品を用いて変換ハーネスを作ってカプラーオンを実現。
ブレーキライトだけは、元々存在しないので増設する必要がありますが、こちらもドアヒンジ部分での純正端子装着でカプラーオンできるようになっています。
ここまでの配線作業とコーディング施工で完全LCI化設定できました。
振り返ってみますと、以前にLCIテールライトを装着したときの配線方法やコーディング施工は、とりあえずLCI化の内容だったとつくづく感じさせられるくらいの仕様変更での完全LCI化。
昨年初頭に前期モデルのテールライトの状態で、ブレーキライトの配置をリアバンパー内からスプリットドアのテールライトへ変更できないかと、検討した時期がありました。結果的には上手くいかずにチャレンジは終了していましたが、そこで得られた知識も今回の完全LCI化には大いに役立ちました。
ライコウでは、この完全LCI化設定で前期モデルへのLCIテールライトの後付装着をさせていただきます。
試行錯誤の中で、手を抜いて他の手法でもLCIテールライトの後付装着はできそうでしたが、今までメーカーオプションの後付装着にあたっては純正通りの配線作業やコーディング施工で行なってきていますので、今回も純正通りの配線作業やコーディング施工に拘りを持っていきたいと思います。
そういったことで、F55/F56/F57のLCIテールライト後付装着とは全く作業ボリュームが異なり大変なのと、コーディングもLCIモデルと完全に合わせるには100項目程度の変更が必要になります。
LCIテールライトの完全な後付装着が予想を大幅に超えた配線作業とコーディング施工になりますので当初予定していた取付価格を変更させていただきます。
SNSなどでライコウでのLCIテールライト後付装着の価格情報が出回っていますが、今後の新価格に変更させていただきますのでご了承くださいませ。
現時点では7名様からクラブマン(F54)のLCIテールライトの後付のご予約をいただいております。その方には元々の価格をお知らせしてご予約をいただきましたので、もちろん元々お伝えした価格でLCIテールライトを装着させていただきます。
リアウインカーのシーケンシャル化ですが、私自身がちょっとした気になることを見つけてしまいましたので、少し仕様変更を行ないます。
従いまして金額などはもうしばらくお待ちください。