走行距離は3千キロのおクルマですがアルミホイールを汚したくないってことで低ダストブレーキパッドへ交換。
そして、ブレーキキャリパーをドライアイス洗浄してみました。
ドライアイス洗浄により一瞬でダスト汚れが剥がれ落ちてブレーキキャリパーが新車時のような状態になりました。
洗剤使わない
ゴシゴシしない
水分使わない
画期的なドライアイス洗浄の実力を目の当たりにしました。
車両情報
車種 | ミニ クラブマン ( F54 ) LCI クーパーD ( COOPERD ) |
初年度登録 | 2023年 |
都道府県 | 神奈川県 |
DIXCEL ( ディクセル )製低ダストブレーキパッド装着
DIXCEL ( ディクセル ) 製低ダストブレーキパッド Mタイプ
DIXCEL ( ディクセル ) 製のブレーキパッドは、低ダストのMタイプを調達。
街乗り用として作られたブレーキパッド Mタイプは、ストッピングパワーを犠牲にすることなく、ブレーキダストを大幅に低減します。
DIXCEL ( ディクセル ) 製低ダストブレーキパッドへ交換
まだまだ残量のある純正ブレーキパッドですが、大量にダストを発生させるブレーキパッドになりますので、新車のアルミホイールやボディへの汚れがどうしても気になってしまいます。
低ダストブレーキパッドへ交換して、ダスト汚れを最小限にします。
低ダストブレーキパッドへ交換することにより、アルミホイールやボディに付着するブレーキダストを大幅に低減してくれます。
ダストブレーキパッドへの交換時期のライコウの見解
ブレーキパッドは減ってから交換したほうがよいのか、すぐ交換したほうがよいのかというご質問をいただくことがあります。
私の個人的な見解では、すぐの交換をお勧めしております。
せっかくきれいに洗車しても、ちょっと走行するだけでアルミホイールがブレーキパッドのダストで汚れてしまうと残念な気持ちになってしまいます。低ダストのブレーキパッドですと洗車後のブレーキパッドのダスト汚れが格段に解消されます。
また、ブレーキローターの消耗も格段に減少できます。そのため、後々の維持費を抑える効果も期待できます。
ちなみに、ライコウのBMW 2シリーズアクティブツアラー(F45)は新車納車後に低ダストブレーキパッドへ交換し、7年経過して走行距離も11万キロを突破していますが、アルミホイールの汚れはほぼありませんし、ブレーキパッドやブレーキローダーの消耗も少なく、ブレーキローターはまだまだ交換しなくて大丈夫な状態です。
クルマの乗り方によっても異なるとは思いますが、ライコウのBMW 2シリーズアクティブツアラー(F45)はクルマが汚れずに気持ちよくドライブできております。
フロントブレーキキャリパーをドライアイス洗浄
冷やして剥がす!ドライアイス洗浄
ドイツ発祥のグリーンテック社が製造しているドライアイス洗浄機。
-79℃のドライアイスを汚れている箇所へ吹き付けて、固体から気体へと昇華する力で汚れを剥がします。
サンドブラストのような研磨するといった仕組みではないので洗浄対象物に傷を付けません。
2つの剥離の原理
ドライアイス洗浄の大きな特徴である2つの剥離の原理をご紹介します。
熱収縮力
ドライアイス洗浄機のノズルからエアーと少量のドライアイスが高速噴射されます。
-79℃のドライアイスが汚れに付着して瞬間冷却、洗浄物は常温を保とうとするので、温度差で汚れにクラックが発生しもろくなります。
体積膨張力
もろくなったクラックの隙間にドライアイスが次から次へと入り込んできます。
ドライアイスは固体から気体へと白い煙になり無くなります。
この昇華時に約750倍の体積膨張が発生して、汚れなどの付着物を剥がしとります。
汚れなどの付着物が一瞬で剥がれます
熱収縮力と体積膨張力が発生するのは約3秒以内のため、汚れなどの付着物は一瞬で剥がれてしまいます。
そして、水分や洗剤などは一切残らないのが最大の特徴です。
ただ、高圧水洗浄やサンドブラストのような圧力やブラスト力はありませんので、染み込んだ汚れや張り付いてしまっている汚れは取り切れません。
しかし、オイルやグリスなどへの脱脂力は強力なのと、手が入りづらいところの洗浄には効果を発揮します。
ミニ クラブマン ( F54 )のフロントブレーキキャリパーをドライアイス洗浄
フロントブレーキキャリパーをドライアイス洗浄しました。
走行距離がわずか3千キロのおクルマですが、純正ブレーキパッドのダストで多少は汚れてしまってます。
ドライアイス洗浄前の右側ブレーキキャリパーの画像です。
隙間にブレーキダストが溜まっていることが確認できます。
ドライアイス洗浄するとご覧の通り新品同様になりました。
ついでにブレーキディスクローターもドライアイス洗浄いたしました。
ドライアイス洗浄時間は1分程度でこれだけキレイになってくれました。
続いては、左側のブレーキキャリパーです。
右側と同様にブレーキダストで汚れてしまっていたブレーキキャリパーとブレーキディスクローターですがドライアイス洗浄で新車時のようにピカピカになりました。
こちらもドライアイス洗浄時間は1分程度。
洗剤を使ってブラシなどでゴシゴシしなくてもいいんです。
水を掛けなくてもいいんです。
ふき取り作業をしなくてもいいんです。
超短時間で洗剤も使わず、即効でキレイになっていくブレーキキャリパーをご覧になったお客様も大変ビックリされていました。
サンドブラストや重曹ブラストとは洗浄の仕組みが異なりドライアイス洗浄の大きな特徴である2つの剥離の原理を使った洗浄ですので素材を傷つけません。
CCUSを活用したカーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組み
ドライアイス洗浄で使用しているドライアイスは、工場で排出されたCO2を回収して再利用されています。
CO2を再利用してリユース品(再使用品)を洗浄することで製品寿命を延ばし、カーボンニュートラル社会と循環型社会の実現に取り組んでます。
BMW&MINIをキレイにするためライコウはドライアイス洗浄機をフル活用します
ライコウではBMW&MINIをキレイにするためにドライアイス洗浄機をフル活用していきます。
グリーンテック社のドライアイス洗浄機は国内大手自動車メーカーの中古車整備部門で導入されていますので、今後ドライアイス洗浄という言葉を耳にする機会が増えてくると思われます。
どの部分にドライアイス洗浄機が効果的なのか?
手探りな部分もありますが、素材に傷を付けずに汚れを剥がし取ってくれるドライアイス洗浄機の特徴を掴みつつ、取り切れなかった汚れは、別の商品を使うなどして愛車をキレイに保つお手伝いが出来ればと思っております。