【ライコウ横浜店ブログ】


みなさん、こんにちは!

ライコウの澤田です!!



埼玉県よりミニ コンバーチブル(F57)のお客様にご来店いただきました。

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おクルマは、2020年のクーパー(Cooper)になります。



今回は、ECU追加のアクティブクルーズコントロール(ACC)後付装着&USB音声入力の地デジ化キット/HDMI入力装着&FOCAL製トレードインスピーカー/BEWITH製DSPプロセシングアンプ装着とコーディング施工を承りました。



まずは、ECU追加のアクティブクルーズコントロール(ACC)後付装着です。

アクティブクルーズコントロール(ACC)とは、レーダー・センサーがたえず道路を走査し、クルマの速度を調整して前車との距離を維持します。再び道路がすくと、システムが自動的に加速させます。


このアクティブクルーズコントロール(ACC)ですが、F系ミニ(F54/F55/F56/F57/F60)では、フロントカメラのみで制御しています。

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アクティブクルーズコントロール(ACC)が動作するためのECUは【SAS】と呼ばれるコンピューターのことで、この【SAS】が標準装備されている車両であれば、アクティブクルーズコントロール(ACC)用のスイッチ装着とコーディング施工でアクティブクルーズコントロール(ACC)が動作いたします。

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【SAS】が標準装備されていない車両では、アクティブクルーズコントロール(ACC)用のスイッチ装着と【SAS】の装着とコーディング施工でアクティブクルーズコントロール(ACC)が動作できます!!

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それでは早速、【SAS】とアクティブクルーズコントロール(ACC)用スイッチの装着です。

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そして、コーディング施工を行ないまずとアクティブクルーズコントロールの設定は完了です。

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前方の走行車両に近づいていきますと、メーター内に車両を認識したと知らせるアイコンが点灯します。

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そして、設定している車間距離を保つために自動ブレーキが作動しました。

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信号待ちなどで3秒以上停止した際は、発進時にRESボタンを押すことによって、追従が再始動することができます。

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装備品に違いによりアクティブクルーズコントロール(ACC)後付の価格は異なります。

部品単価の変更や為替レートによって金額は変動しますので予めご了承くださいませ。

F55/F56/F57の場合、アクティブクルーズコントロールは時速30km/h以上で動作する仕様になっていますが、ECU追加のアクティブクルーズコントロール後付装着をライコウで作業させていただいたお客様には、アクティブクルーズコントロールのストップアンドゴー有効化のコーディングも併せて施工させていただいております。


ライコウで所有しているF45で2017年8月にアクティブクルーズコントロール(ACC)後付してから約26,000km走行して思ったことですが、F系ミニ(F54/F55/F56/F57/F60)では、フロントカメラのみで制御していますので、BMWの他車種のアクティブクルーズコントロール(ACC)と比較しますと弱点があります。
F系ミニ(F54/F55/F56/F57/F60)では、ミリ波レーダーでの制御は無く、フロントカメラのみで制御しているため、カメラで認識できない状況の場合はアクティブクルーズコントロール(ACC)が動作してくれません。

例えば、西日などの逆光や降雪などの視界不良時、メッキパーツをまとったトラックの後ろを走行しているときにはアクティブクルーズコントロール(ACC)が突然解除されてしまいます。

この現象は、F系ミニ(F54/F55/F56/F57/F60)ではアクティブクルーズコントロール(ACC)の標準装着、後付装着に限らず起こりえる症状ですので、あらかじめご留意いただければと思います。


【SAS】追加によるアクティブクルーズコントロール後付け装着ですが、ディーラー作業でプログラムのバージョンアップが実施されてしまった際、ライコウでの再設定作業が必要になる場合がございます。その際の再設定費用は無償対応させていただく予定です。
本来ですと、【SAS】追加の他に、コンピューター交換やセンサー交換が必要で、部品代だけで45万円程度必要になります。その部品は交換せずにアクティブクルーズコントロール(ACC)の後付け装着を実現させ、装着費用を極力抑えさせていただいております。


最後に当然のことと思いますが、ご注意事項を説明させていただきます。
・運転者には通常の安全運転の義務があります。運転時は常に先行車との車間距離や、周囲の状況、運転環境に注意して必要に応じてブレーキペダルを踏むなど、安全運転に努めてください。
・アクティブクルーズコントロール(ACC)に頼った運転は、絶対に行なわないでください。
・わき見運転やぼんやり運転など運転者の不注意を防止したり、悪天候時の視界不良下での運転を支援するものではありません。
・アクティブクルーズコントロール(ACC)は、あらゆる状況下で衝突を軽減したり、作動したりするものではありません。
・アクティブクルーズコントロール(ACC)の認識性能・制御性能には限界があります。各機能の警告を必ず参照の上、正しくご使用ください。誤った使用をすると、適切に制御が行なわれず、思わぬ事故につながる恐れがあります。



お次は、USB音声入力の地デジ化キット/HDMI入力装着です。

F54/F55/F56//F57/F60の場合、オーディオソースはUSBのみとなってます。

そのため、ディーラーでのオプション設定で社外の地デジチューナーを装着されている方が多くなっています。

ライコウでも地デジ化キットとしてa/tack製のAVインターフェースとa/tack製の地デジチューナーを装着させていただいております。


地デジチューナーは、2020年6月より発売されたa/tack製の4チューナー×4アンテナの【AT-DTV4X】を装着させていただいております。

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AVインターフェースは、新型iDrive(ID5/ID6)対応したAVインターフェース【AT-VEM518H】です。

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AV入力(RCA2系統)&HDMI入力1系統、カメラ入力2系統、リヤモニター出力を装備した外部映像入力機器です。

従来通り地デジチューナーは、リモコンをほぼ使用することなく、純正スイッチやボタンで操作できるようになっています。

地デジチューナーを装着し、iDrive画面に映し出された画像です。

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地デジと地図の同時表示といったことも実現できます。

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操作方法は、パネルスイッチやハンドルのスイッチを使用して行なえますので、付属のリモコンはほぼ使用することなくお使えいただけます。


iDriveのバージョンがID5/ID6に対応したAVインターフェースには、純正ナビ操作や純正DVDプレーヤー視聴や純正USBメモリの動画再生を走行中可能にするTVキャンセラー機能も備わっております。

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2017年7月製造以降の場合、フロントAUX端子が廃止された車種がございます。
今回はBREX製のUSB音声入力にて地デジの音声を出力するようにさせていただきました。

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AVインターフェースから出力される音声をUSB入力に変換してくれる優れものです。
音の遅延や音声切り替えに時間が掛かるといった従来の問題を解消してくれています。

ご要望に応じて、FMモジュレーターによる音声入力、純正AUX機能復活による音声入力に対応させていただけます。


a/tack製のAVインターフェースには車両ステータス表示機能が備わっています。

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● エンジン回転数表示(50回転毎にバーグラフ表示。MAX9000rpm)
● スピード表示(MAX350km/h)
● シフトポジション表示(Dレンジのままでも何速に入っているか判別可能)
● 水温表示(摂氏表示)
● 油温表示(摂氏表示)
● トルク表示/ピーク表示対応(バーグラフ%表示)
● パワー表示/ピーク表示対応(バーグラフ%表示)
● Gセンサーモニター表示/ピーク表示対応
● ヨーレート表示
● ステアリング操舵角表示
● ブレーキ表示

AVインターフェースの設定画面にアクセスしてiDrive画面に表示されることが可能です。


iDrive画面へスマホのミラーリングを行なうには、アンドロイドのスマホであればID6以降のナビであればスクリーンミラーリングのコーディング施工で実現できますが、iPhoneの場合は純正機能ではミラーリングができません。

そのため、外部映像ソースをiDrive画面に表示させることが可能になるa/tack製のAVインターフェースを取り付けて、iPhoneのミラーリングを実現させていただきました。

AVインターフェースは、HDMI入力にも対応したAVインターフェース【AT-VEM518H】です。

AV入力(RCA2系統)&HDMI入力1系統、カメラ入力2系統、リヤモニター出力を装備した外部映像入力機器です。

HDMI入力端子は、グローブボックス内に設置させていただきました。

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HDMI入力にはアマゾンのFire TV Stickを装着して映像確認させていただきました。

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続いては、FOCAL製トレードインスピーカー/BEWITH製DSPプロセシングアンプ装着です。

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ツィーター/ミッドレンジのスピーカーをFOCAL仕様で装着させていただきました。


フロントAピラーにはツィーター付の純正部品を用意しています。








フロントドアに装着されているスピーカーもFOCAL(フォーカル)のスピーカーへ交換です。





スピーカーをFOCALやハーマンカードンへ交換しても満足な音を得ることができません。


そこでBEWITH製のDSPプロセシングアンプを装着させていただきました。



PLUG&PLAYは、いまお使いのあらゆるカーオーディオシステムと接続して、その潜在能力を引き出す小型高密度コンポーネントシリーズ。

高級カーオーディオの分野で世界的な評価を得るBEWITHが全面的にプロデュースしている商品です。



小型のパワーアンプですのでシート下に収納できます。
収納スペースを犠牲にすることなく、シンプルな取付が実現できています

社外アンプを装着しないと、せっかくのハーマンカードンのツィーターやミッドレンジスピーカーを追加しても宝の持ち腐れになってしまいます。
BMWやMINIではスピーカー交換だけでは物足りないと言われる所以ですね。

純正のシステムを使用したシステムアップですが、それぞれのスピーカーが役割を果たし音の定位が上がりメリハリのある音がでるようになりました。

カスタムオーディオまでは必要ないけれども、現在の音質をアップさせたいとお考えの方には、きっとご満足いただけると思います!!



最後にコーディング施工です。
1項目のコーディング施工を承りました。


・アクティブクルーズコントロールの動作初期速度変更
 アクティブクルーズコントロールは30km/hから動作する設定となっています。
 その動作速度を変更することができます。
 今回は、5km/hから動作するように変更させていただきました。