ブレーキパッドの残量はまだ残ってましたがアルミホイールをダストまみれの残念な状況から脱出させるべくディクセル製の低ダストブレーキパッドへ交換です。
それと同時にブレーキキャリパーとブレーキディスクローターをドライアイス洗浄いたしました。
パウダー状のドライアイスを吹き付けることで汚れを剥がし取ります。
手の入らない裏側や隙間にもドライアイスが入り込んでみるみるうちに汚れが取れていきます。
アルミホイールはCARPROの鉄粉取りクリーナーでダスト汚れを洗浄しました。
足元がピカピカになると気分がイイものです♪
車両情報
車種 | ミニ ハッチバック ( F56 ) LCI ジョンクーパーワークス ( John Cooper Works ) |
初年度登録 | 2018年 |
都道府県 | 神奈川県 |
DIXCEL ( ディクセル ) 製低ダストブレーキパッド装着
DIXCEL ( ディクセル ) 製低ダストブレーキパッド Mタイプ
DIXCEL ( ディクセル ) 製のブレーキパッドは、低ダストのMタイプを調達。
街乗り用として作られたブレーキパッド Mタイプは、ストッピングパワーを犠牲にすることなく、ブレーキダストを大幅に低減します。
DIXCEL ( ディクセル ) 製低ダストブレーキパッドへ交換
大量にダストを発生させてしまうブレーキパッドのため、せっかく洗車してもアルミホイールやボディへダスト汚れが付着してしまいます。
低ダストブレーキパッドへ交換して、ダスト汚れを最小限にします。
低ダストブレーキパッドへ交換することにより、アルミホイールやボディに付着するブレーキダストを大幅に低減してくれます。
ブレーキパッドを交換してから専用診断機でリセット作業です。
アルミホイールは洗浄させていただきダスト汚れを除去いたしました。
ダストブレーキパッドへの交換時期のライコウの見解
ブレーキパッドは減ってから交換したほうがよいのか、すぐ交換したほうがよいのかというご質問をいただくことがあります。
私の個人的な見解では、すぐの交換をお勧めしております。
せっかくきれいに洗車しても、ちょっと走行するだけでアルミホイールがブレーキパッドのダストで汚れてしまうと残念な気持ちになってしまいます。低ダストのブレーキパッドですと洗車後のブレーキパッドのダスト汚れが格段に解消されます。
また、ブレーキローターの消耗も格段に減少できます。そのため、後々の維持費を抑える効果も期待できます。
ちなみに、ライコウのBMW 2シリーズアクティブツアラー(F45)は新車納車後に低ダストブレーキパッドへ交換し、7年経過して走行距離も12万キロを突破していますが、アルミホイールの汚れはほぼありませんし、ブレーキパッドやブレーキローダーの消耗も少なく、ブレーキローターはまだまだ交換しなくて大丈夫な状態です。
クルマの乗り方によっても異なるとは思いますが、ライコウのBMW 2シリーズアクティブツアラー(F45)はクルマが汚れずに気持ちよくドライブできております。
ブレーキキャリパーとブレーキディスクローターをドライアイス洗浄
ドイツ製のドライアイス洗浄機
ドイツ発祥のグリーンテック社が製造しているドライアイス洗浄機。
今までのドライアイス洗浄機は大型の機械で、主に工場などで使われてきました。
それからドライアイス洗浄機の小型化が進み、持ち運びが可能なサイズへと進化したことによりカーディテーリング業界や商業施設の清掃などで使えるようになりました。
ライコウが導入したドライアイス洗浄機も持ち運びが可能なサイズです。
冷やして剥がす!ドライアイス洗浄機
ドライアイス洗浄機の大きな特徴は、ドライアイスの特徴を活かした洗浄方法です。
-79℃のドライアイスを汚れている箇所へ吹き付けて、固体から気体へと昇華する力で汚れを剥がします。
サンドブラストのような研磨するといった仕組みではないので洗浄対象物に傷を付けません。
2つの剥離の原理
ドライアイス洗浄の大きな特徴である2つの剥離の原理をご紹介します。
まずは、熱収縮力です。
ドライアイス洗浄機のノズルからエアーと少量のドライアイスが高速噴射されます。
-79℃のドライアイスが汚れに付着して瞬間冷却、洗浄物は常温を保とうとするので、温度差で汚れにクラックが発生しもろくなります。
次に体積膨張力です。
もろくなったクラックの隙間にドライアイスが次から次へと入り込んできます。
ドライアイスは固体から気体へと白い煙になり無くなります。
この昇華時に約750倍の体積膨張が発生して、汚れなどの付着物を剥がしとります。
汚れなどの付着物が一瞬で剥がれます
熱収縮力と体積膨張力が発生するのは約3秒以内のため、汚れなどの付着物は一瞬で剥がれてしまいます。
そして、水分や洗剤などは一切残らないのが最大の特徴です。
ただ、高圧水洗浄やサンドブラストのような圧力やブラスト力はありませんので、染み込んだ汚れや張り付いてしまっている汚れは取り切れません。
しかし、オイルやグリスなどへの脱脂力は強力なのと、手が入りづらいところの洗浄には効果を発揮します。
ミニ ハッチバック ( F56 ) JCWのブレーキキャリパーをドライアイス洗浄
2018年のミニ ハッチバック ( F56 ) JCWへ低ダストブレーキパッドを装着するタイミングでブレーキキャリパーをドライアイス洗浄します。
ドライアイス洗浄前のブレーキキャリパーは、走行距離が20,000km程度でかなりの汚れが付着しています。
ドライアイス洗浄機に3mmペレットタイプのドライアイスを入れます。
3mmペレットタイプとは、米粒大の大きさに成型されたドライアイスです。
そして、ドライアイス洗浄機のノズルからパウダー状になったドライアイスを汚れ部分に吹き付けて洗浄を行ないます。
ブレーキキャリパーに付着していた汚れがドンドン剝がれ落ちていきます。
ブレーキキャリパーの裏側や底面もくまなくドライアイス洗浄を行ないます。
見事にブレーキキャリパーにこびりついてた油脂分などの汚れを取り除けました。
ブレーキキャリパーの裏側もバッチリキレイになりました(^^)/
こんな感じで他のブレーキキャリパーもドライアイス洗浄していきます。
左フロントもブレーキキャリパーもダストや油脂汚れが除去されピカピカに。
ブレーキディスクローターの錆も剥がれ落ちました。
続いてリアのブレーキキャリパーをドライアイス洗浄します。
ドライアイス洗浄すると見違えるほどキレイになってくれます。
右リアのブレーキキャリパーへドライアイスを吹きかけて洗浄します。
ブレーキディスクローターにドライアイス洗浄をすると赤錆が取れていきます。
ドライアイス洗浄するだけで、これだけ違います。
パウダー状のドライアイスが高速噴射され、-79℃で瞬間冷却して汚れに吸着。
ドライアイスは一瞬で固体から気体に昇華します。
その際に約750倍の体積膨張が発生して汚れを剥がし取ります。
ブラシなどで手洗いしても届かない部分がありますが、ドライアイス洗浄だと手の届かない部分もバッチリキレイにしてくれます。
ブレーキディスクローターも見違えるほどキレイになってますよ(^_-)-☆
ドライアイス洗浄は水分や洗剤を一切使わず汚れを除去してキレイにしてくれます。
ブレーキキャリパーもブレーキディスクローターも輝きを取り戻しました。
調達したドライアイスペレットが余ったのでエンジンルームもドライアイス洗浄しました。
ドライアイス洗浄はブラシなどで清掃するような隙間もお構いなくパウダー状となったドライアイスが入り込んで油脂汚れなどを剥がしてくれます。
ドライアイス洗浄のメリットとしては、
洗剤を使ってブラシなどでゴシゴシしなくてもいいんです。
水を掛けなくてもいいんです。
ふき取り作業をしなくてもいいんです。
サンドブラストや重曹ブラストとは洗浄の仕組みが異なりドライアイス洗浄の大きな特徴である2つの剥離の原理を使った洗浄ですので素材を傷つけません。
CCUSを活用したカーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組み
ドライアイス洗浄で使用しているドライアイスは、工場で排出されたCO2を回収して再利用されています。
CO2を再利用してリユース品(再使用品)を洗浄することで製品寿命を延ばし、カーボンニュートラル社会と循環型社会の実現に取り組んでます。