東京都からミニ ハッチバック ( F56 ) がご来店。
2018年のクーパーS ( COOPERS )です。
ステアリング加工で純正パドルシフト後付装着 & 純正トグルスイッチ仕様ドライビングモード後付装着を承りました。
現在装着している純正3本スポークステアリングを加工してパドルシフト有効化を実現させています。
ステアリング加工で純正パドルシフト後付装着
MINIメーカーオプション装備のパドルシフト
パドルシフトは、ハンドルを握ったままパドルシフトを操作することでシフトチェンジが可能になります。
右側のパドルシフトを手前に引くことでシフトアップ。
左側のパドルシフトを手前に引くことでシフトダウン。
パドルシフトを装着することでハンドルから手を離すことなくギアチェンジできるのが特徴です。
パドルシフトは、MINIのドライブを刺激的で楽しくするためのメーカーオプション。
車両製造時にメーカーオプション装備として取り付けることができる機能で、通常は後付装着できません。
しかし、MINI専門店のライコウでは車両製造時でしか取り付けることができないパドルシフト機能の後付装着を実現できます。
純正パドルシフトを3本スポークステアリングへ加工取付
MINI 純正部品のパドルシフトをミニ ハッチバック ( F56 )に取り付けます。
MINI純正部品のパドルシフトです。
現在装着されている3本スポークのステアリングを加工してパドルシフトを取り付けます。
パドルシフトを取り付けるための加工やパドルシフト用の配線追加などの作業を行ないます。
パドルシフト用の配線作業を行ない、パドルシフトを取り付けた加工済みの3本スポークステアリングをミニ ハッチバック ( F56 )へ装着して、パドルシフトを機能させるためのコーディングを行ないます。
MINI純正機能パドルシフトの動作チェック
エンジンを始動させて、MINI純正機能パドルシフトの動作チェックを行ないます。
パドルシフト操作でシフトチェンジができることを確認します。
ハンドルから手を離すことなくパドルシフト操作でギアチェンジができます。
意のままにギアチェンジできるパドルシフト操作で力強い加速やエンジンブレーキを掛けての減速など、刺激的で楽しいドライブになってくれます。
ギアチェンジ設定は6速/7速/8速の3種類があり、車両に搭載されているトランスミッションによって異なります。
MINI純正機能のパドルシフトを後付装着するための費用
MINI純正機能のパドルシフト後付装着の費用は、おクルマの仕様(年式や装備品)などによって異なります。おクルマの車台番号をお伝えいただくことにより、MINI純正機能のパドルシフト後付装着費用をお知らせいたします。
また、部品単価や為替レートによって費用は予告なく変更させていただく場合がございますので予めご了承ください。
純正トグルスイッチ仕様ドライビングモード後付装着
純正ドライビングモード
ドライビングモードは、新車購入時にのみ取り付けることができるMINIの操作を楽しくするためのメーカーオプションになります。そのため、通常は後付できない装備になります。
2017年7月製造以降の車両ではドライビングモードスイッチが変更されています。
2017年7月製造以前のドライビングモードスイッチはシフトレバー周りの回転リングタイプだったのですが、2017年7月製造以降のドライビングモードスイッチはセンターコンソールスイッチタイプに変更になっています。
どちらのスイッチが装着できるかは、スピードメーターの右横にある残燃料計の形状で判断できます。
今回のおクルマは2017年7月製造以降の車両になるためセンターコンソールスイッチタイプを装着させていただきました。
センターコンソールスイッチのトグルスイッチ仕様純正ドライビングモード取り付け
センターコンソールスイッチを取り外してトグルスイッチ付きの純正部品に交換します。
センターコンソールスイッチの右端のトグルスイッチがドライビングモードを切り替えるスイッチです。
トグルスイッチ仕様純正ドライビングモードの動作チェック
ドライビングモード用のトグルスイッチを上下させることで【 SPORT 】【 MID 】【 GREEN 】の3種類のドライビングモードが変わります。
ドライビングモードが切り替わるとメーターとディスプレイに【 SPORT 】【 MID 】【 GREEN 】に切り替わったことを表示してくれます。
・SPORT Mode ( スポーツモード ) では最高のゴーカートフィーリングをお楽しみいただけます。
・MID Mode ( ミッドモード ) は標準状態の設定です。
・GREEN Mode ( グリーンモード ) は燃料消費を抑えてのドライビングを実現します。
スポーツ表示やGREEN設定のメニューが追加されるようになります。
ドライビングモードスイッチの装着ですが、回転リングタイプのドライビングモードスイッチとセンターコンソールスイッチユニット交換タイプのドライビングモードスイッチが存在します。
※部品単価や為替レートによって価格は予告なく変更させていただく場合がございますので予めご了承くださいませ。
REMUS ( レムス )のスポーツマフラーを装着されていますので、SPORTモードに入れると元気なマフラーサウンドになりました。
純正ドライビングモード後付装着のご留意事項
ワン ( ONE ) / クーパー ( COOPER ) / クーパーD ( COOPERD )の場合は、ディーラー修理作業でプログラムのバージョンアップが実施されてしまってもドライビングモードの機能は基本的には消えることなくそのままお使いいただけます。
クーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD )の場合は、ディーラー修理作業でプログラムのバージョンアップが実施された際には、ドライビングモードの機能が無くなってしまうように設定させていただいております。
もちろん、クーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD )の場合でもディーラー修理作業でプログラムのバージョンアップでドライビングモードの機能を維持できるようにすることは可能です。その場合は、アクティブサウンドデザイン ( ASD ) というECUも同時装着する必要があります。
アクティブサウンドデザイン ( ASD ) は、疑似的にエンジン音を作りだしてスピーカーから音を鳴らすコンピューターです。
普段、ライコウで純正ドライビングモードスイッチの後付装着では、コストが増大してしまうという観点からアクティブサウンドデザイン ( ASD ) は装着せずに走りの機能のみを後付させていただいておりました。
そのため、クーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD )では、ディーラー修理作業のプログラミングでは、わざとドライビングモードの機能が無くなってしまうように設定させていただいております。
アクティブサウンドデザイン ( ASD ) で作り出された音をスピーカーで鳴らすためには、ヘッドユニットとスピーカーの間にアクティブサウンドデザイン ( ASD ) を割り込ます必要があるため、大幅な配線作業が伴ってきます。
その作業を経て車両のコントロールユニットツリーにアクティブサウンドデザイン ( ASD ) が出現。
コーディングソフト上でもアクティブサウンドデザイン ( ASD ) がしっかりと認識してくれています。
アクセルを踏み込むとアクティブサウンドデザイン ( ASD ) で作られたエンジン音がスピーカーから鳴ってくれました。
クーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD )で完全な形でのドライビングモード後付装着です。
そのため、ディーラー修理作業のプログラミングが実施されても機能が損なわれることなくお使いいただけます。
アクティブサウンドデザイン ( ASD ) を装着しないドライビングモードスイッチの後付装着でクーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD )でディーラー修理作業のプログラミング時にドライビングモードの機能が無くなってしまうように設定しているには理由があります。
そうしないと、BMW専用診断機でアクティブサウンドデザイン ( ASD ) との通信が不能とエラー表示になってしまうからです。
車両側にはエラー表示されないので気づかない内容ではありますが、診断機上ではしっかりとエラーを検知しています。
この状態でディーラー修理作業でプログラミングが実施されると、アクティブサウンドデザイン ( ASD ) が無いってことで作業が中断しプログラミングができない状態になります。
その後の流れとしては、ドライビングモードの設定を消さないとプログラミングができないので、ドライビングモードスイッチを装着した所で一旦戻さなければならずお客様とディーラーさんがそれぞれ2度手間となり、お客様とディーラーさんの間でトラブルが発生してしまいます。
見た目は同じ、動作などが同じだと現時点で問題がなさそうに見えますが、肝心な中身が違うと後々面倒なことになってしまいます。
ドライビングモードスイッチの後付装着にはじまり、LCIテールライト後付装着などなど、ライコウではディーラー修理作業時などで想定されるトラブルが後々に発生しないよう極力対策させていただいております。