【ライコウ横浜店ブログ】


みなさん、こんにちは!

ライコウの澤田です!!



長野県よりミニ ハッチバック(F55)のお客様にご来店いただきました。



おクルマは、2015年のクーパー(Cooper)になります。



今回は、LEDヘッドライト交換によるエラー表示対策を承りました。



おクルマに装着されているLEDヘッドライトを、他のLEDヘッドライトへ交換してからエラーが出るようになったというご相談です。

前期モデルのLEDヘッドライトは経年劣化で黄ばみなどの症状で、他のLEDヘッドライトへ交換されるケースが増えてきました。

ただ、前期モデルのLEDヘッドライトには種類があります。

コーナーリングライト付LEDヘッドライトとコーナーリングライト無LEDヘッドライト。
この場合はヘッドライト内がグレーかブラックかで容易に判断できます。

もう一つはヘッドライト内LEDの冷却方式の違いです。
冷却方式がファンタイプと放熱板タイプです。
これはヘッドライト内部の話になりますので、ヤフオクなどで中古LEDヘッドライトを調達する場合はわからないと思われます。

ファンタイプと放熱板タイプは車両製造年月で異なってきます。
2015年6月製造以前はファンタイプ
2015年7月製造以降は放熱板タイプ

現物のLEDヘッドライトを覗いてみるとファンなのか放熱板なのかは判断できます。





今回の車両は2014年7月製造で調達されたLEDヘッドライトは2015年7月製造以降の放熱板タイプ。

ここで不整合が起こるんです!




そこで、LEDヘッドライトのECU(FLE)を放熱板仕様へコーディング。


しかし、今までのようにエラーが消えてくれません。



何度チャレンジしてみても状況は変わらず・・・。


さあ困ったぞ・・・。


一度冷静にこの事態を把握し直すと、一つの仮説が生まれてきました。


LEDヘッドライトのECU(FLE)のプログラムバージョンアップです。

というのは、ご来店いただいたおクルマは車両製造時から一度もバージョンアップされていません。
そして、中古ヘッドライト本体のみを調達され、FLEモジュールやヘッドライトLEDユニットはそのまま移植取り付けの状態。

車両全体をプログラミングするのではなく、FLEモジュールのみプログラミングを実施。





すると、エラーが消え、ヘッドライトは安定発光するようになりました。





診断機で確認してみても、車両のECUはオールグリーンでエラー無状態になりました。




作業の詳細はほぼ省略していますが、約1時間の作業で問題解決できました(^^)/


今までと異なるケースを体験させていただき、またまたスキルアップできました。