左リアウインカーが不点灯となってしまい2024年9月のライコウブログを見てご来店です。
テールライト本体の一部が溶けて端子が接触しなくなったのが不点灯の原因です。
端子部分に補修を行なって左リアウインカーは無事に復活してくれました!
リアウインカーの不点灯はX2(F39)特有のトラブルのようですね。
車両情報
車種 | BMW X2 ( F39 ) 18i |
初年度登録 | 2020年 |
都道府県 | 神奈川県 |
左リアウインカーの不点灯トラブルをテールライトの現物修理
左リアウインカーが不点灯に!?
前日、左リアウインカーが不点灯になってしまったX2 ( F39 )。
リアウインカー不点灯のトラブルをネット検索されて2024年9月のブログ記事がヒットしたことでご来店いただきました。
左リアウインカーが不点灯になった原因を探る
ご来店時はメーターパネルやディスプレイに【 左リアターンインジケータ異常 】と警告メッセージが出ています。
専用診断機でエラーチェックしますと【 左リア車幅灯アウトプットの故障 】が記録されています。
ウインカーの不点灯が9月のブログのようにテールライト本体の不具合なのか?
ウインカーのバルブが球切れしたのか?
ウインカー不点灯の原因はいくつか考えられます。
それを一つずつ確認していき左リアウインカーが不点灯になった原因を探っていきます。
まずは、単純にウインカーバルブが球切れしていないかを確認します。
電球を取り出して安定化電源に接続して点灯チェックを行ない問題ナシ。
電球をバルブホルダーに取り付けて安定化電源に接続して点灯チェックを行ない問題ナシ。
次にテールライトのバルブホルダーと接触部分を確認します。
すると前回と同様にテールライト内部が溶けてしまい、バルブホルダーと接触する端子が奥まっていました。
対処方法は一般的にはテールライトの交換です。
しかし左テールライトの純正部品は7万円オーバーとなってます。
ってことでテールライトを交換せず現物修理します。
奥まってしまった端子の上にハンダを盛ります。
ハンダに厚みを持たせてバルブホルダーと接触するようにします。
1ミリ程度の厚みだと思われますが、ハンダを端子部に盛ってやることで奥まってた端子がバルブホルダーと接するようになってくれました。
復活した左リアウインカーの動作チェック
左テールライトを車両へ取り付けて動作チェックを行ないます。
ウインカー動作やハザード動作などを何回も行ないましたが、左リアウインカーは不点灯になることはありません。
左リアウインカーは無事に復活してくれました(^^)/
これで修理作業は完了です。
現車確認から原因究明そして修理までで作業時間は約30分程度で完了できました。
テールライトって溶けるの!?
今回はテールライト内部が溶けてしまいバルブホルダーと接触しなくなったのが不点灯の原因でした。
じゃあ、何故テールライトが溶けるの!?って思っておられる方もおられるはず。
理由はテールライトが溶けるのは、プラスチックが溶けるくらい温度になったから。
ハッキリしたことはわかりませんので、あくまで想定ですが・・・。
・テールライト側の端子とバルブホルダーの端子の接触が甘くて火花が出ていた。
・ウインカーが電球のためバルブの発熱によるもの。
・テールライトの消費電流が多くて配線の発熱によるもの。
だと推測しています。
ミニではR系の車両およびF系の前期型で見かけることがあります。
ミニの場合は、電球の発熱によってバルブキャリアにバルブホルダーが固着してしまったり、バルブキャリアが変形してしまったり、車両側のコネクターが溶けてしまったりといった症状が見受けられます。
私の思うところは、電球のため多くの電気が流れてしまうのと、それを見越したパーツ設計ができていないところが原因だと思っています。
最悪の場合、車両火災に繋がりかねません。
特にF系の前期モデルではコネクターのアース部分が溶けてしまってることがありヤバいですね。
ブレーキライト&ウインカー&バックライトが電球のため、それがまとまって多くの電気となりアース端子に流れています。