ライコウで代車としてご用意しているニッサンのノートとティーダ。
もう20年位前の車両で、ヘッドライトが黄ばんだりクラックが入ったりしている状態です。
代車の2台のヘッドライトをピカピカにリペアしてみました。
作業内容
ヘッドライトのピカピカリペア作業
ヘッドライトレンズはポリカーボネートというプラスチック素材
最近のクルマのヘッドライトレンズはポリカーボネートというプラスチック素材が使われています。
ポリカーボネートは、ガラスよりも強度が強く、破損した際に破片が飛び散りにくいというメリットがある一方、紫外線に弱いというデメリットがあります。
ヘッドライトレンズに黄ばみが出たり、クラックが入ったりするのはそのためです。
ヘッドライトレンズの黄ばみやクラックは、見た目が残念なのはもちろんのこと、ヘッドライトの照射光に影響を及ぼして、光量が足りなくなり車検に通らなくなってしまうこともあります。
車検に通らなくなってしまうと、ヘッドライトの交換が余儀なくされます。
代車の2台は、ヘッドライト光量は足りない状態では無いものの、黄ばみでクルマが古臭い状態になっています。
そこで、ヘッドライトの黄ばみやクラックを除去してピカピカにしてやろうと取り組むことにしました。
ヘッドライトレンズの研磨作業
ネット検索してみるとヘッドライト専用クリーナーという商品が販売されていてDIY作業では一般的のようですが、キッチリと黄ばみやクラックを除去するためにゴリゴリとヘッドライトレンズを削ってやることにしました。
まずは、作業前の黄ばみとクラックが入りまくりのヘッドライト。
画像では白っぽく写ってますが、黄ばみが酷いです・・・。
ヘッドライトを点灯させるとヘッドライトレンズのクラック状態が確認できます。
車検には問題の無い光量であっても、光量はかなり落ちている感じですね。
ヘッドライトレンズをゴリゴリに削って、黄ばみやクラックが入っている層を削り落とし、コンパウンドなどを使って仕上げていきます。
ヘッドライトレンズから黄ばみやクラックが除去されて、クリアなヘッドライトになりました。
このままだと、せっかくクリアになったヘッドライトも数ヶ月で黄ばみが出てしまいます。
ポリカーボネートを紫外線から守ってやる必要があります。
今回は、ウレタンクリア塗装を行ない、ポリカーボネートに保護膜をつけました。
ウレタンクリア塗装を行なうことで、ポリカーボネートを紫外線から保護すると同時に、一層のクリア感が出てくれました。
もう一台の代車のティーダもピカピカなヘッドライトになっています。
両車とも20年前のクルマとは思えないほどヘッドライトのクリア感が復活してくれました。
ただ、ヘッドライト内部の液だれや変色までは取り除けませんでしたが(笑)
ヘッドライトがシャキッとしていると、クルマがキレイに見えます。
ヘッドライトレンズにウレタンクリア塗装を施してポリカーボネート素材を紫外線から守るようにいたしました。
ポリカーボネート素材を紫外線から守るため、ウレタンクリアペイントの他にスチーマーやコーティングやプロテクションフィルムなどを色々と試しています。
ヘッドライトレンズの輝きを取り戻す
最近、新車登録から3年程度のBMWやMINIでも、ヘッドライトレンズにクラックが入っている車両を見かけることが多いです。それだけ近年は紫外線が強いのだと思います。
洗車して、クルマがピカピカになっても、ヘッドライトにくすみがあるとちょっと残念な気持ちになってしまいます。
そこで、ヘッドライトレンズの輝きを取り戻すためのリペア作業をライコウで取り組むことにいたしました。
代車のヘッドライトのピカピカリペア作業は、あくまでもライコウでのリペア作業のための手法選択にすぎません。
今のところ準備段階って感じですので、ライコウでのリペア作業の方向性が決定次第、お知らせできればと思っております。