【ライコウ横浜店ブログ】
みなさん、こんにちは!
ライコウの澤田です!!
神奈川県内よりBMW 5シリーズセダン(F10)のお客様にご来店いただきました。
おクルマは、2013年の523dになります。
今回は、ヘッドユニット(NBT ID3)修理作業とナビ地図データバージョンアップを承りました。
まずは、ヘッドユニット(NBT ID3)修理作業です。
iDrive画面に地図や設定情報などを表示させる役割を担っているヘッドユニット。
現在、BMWでは第8世代のヘッドユニットが登場しています。
F系のBMWでは第2世代から第6世代のヘッドユニットが存在しています。
今回ヘッドユニットを修理させていただいたのは第3世代のNBTモデル。
2012年から2015年の車両に搭載されているナビユニットです。
中古車を購入されてから半年余りで、ヘッドユニットは起動するもののフリーズしてしまい何も操作ができない状況になってしまいました。
ヘッドユニットの内部故障と推測され、ヘッドユニットを交換する必要がありそうです。
ただ、ヘッドユニットをディーラーさんへ発注すると、部品代金が2022年3月現在で326,700円っ!!(-_-;)
といった大変お困りな状況でしたのでライコウへご相談いただきました。
今回用意した中古のヘッドユニットを車両へ取り付けます。
エンジンを始動させますと、無事に中古ヘッドユニットが起動し、iDriveメインメニュー画面が表示されました。
ヘッドユニットにはクルマの車台番号やオプション装備に適した認証コードがインストールされています。
ってことで、中古のヘッドユニットにも以前に装着していた際の車両の車台番号やオプション装備に適した認証コードが入っています。
違う車両へヘッドユニットを移植することになりますので、車台番号などの不整合が発生します。その不整合を正さないと移植先の車両で正常な動作をしてくれません。
取り付けた中古ヘッドユニットの車台番号を今回の車台番号へ変更します。
そして、認証コードをインストールしていきます。
認証コードは、もちろん純正の認証コードになります。
様々な機能の動作チェックを行ないます。
GPS衛星の受信が完了し、自車位置がライコウ横浜店になりました。
実際にテスト走行を行ない、ナビが問題無く動作してくれることも確認できました。
そして、ナビの地図データバージョンアップも実施。
2022年版の地図データになりました。
ディーラー修理作業だと約40万円の費用が必要だったのですが、中古ヘッドユニットを移植することで、費用を大幅に低減できました。
付け加えてお話ししますと、ディーラー修理で使用するヘッドユニットですが、NBTモデルの場合はもう新品が存在していません。交換などで引き取ったヘッドユニットをメーカー工場へ送り返してリフレッシュして再利用という再生品になっています。それに在庫が少ない状態と聞いていますので、交換までに日数がかかってしまうようです。
そう考えると中古ヘッドユニットを移植するものアリかなって考えています。
NBTモデルのヘッドユニットは、ご存じの方も多いと思われますが、ホント壊れやすい部品です。
【NO SIGNAL】って表示されたり、再起動を繰り返したり、今までに様々な症状をお客様からお聞きしてました。
ご相談多数のため、中古ヘッドユニット(NBT ID3)を在庫するようにいたしました。
お出掛けの際にナビが表示されない、バックカメラが映らないといったご不便な期間を少しでも短くできるように、中古ヘッドユニット(NBT ID3)を在庫するようにいたしました。