茨城県からミニ クラブマン ( F54 )がご来店。
2017年のクーパーD ( COOPERD )です。
リコール作業プログラミング後のリペアFSCコードインストール作業を承りました。
リコール作業プログラミング後のリペアFSCコードインストール作業
ディーラーでのリコール作業でナビゲーションが起動しなくなった
2023年3月から始まったBMW & MINIのディーゼル車向けリコール作業。対象台数は約11万台という大規模リコールです。リコール作業は、車両コンピューターのプログラミングになります。
ミニ クラブマン ( F54 )は、中古車として約2年前に地元のMINI専門店で購入されました。
中古車購入時に認証コード方式のAppleCarPlay ( アップルカープレイ )がインストール済みの状態。
大規模リコール作業でディーラーに入庫し、車両コンピューターのプログラミングが行なわれてから、ナビゲーションが起動しなくなりました。
ナビゲーションシステム起動中から進まず、地図表示されません。
iDrive画面では地図のアイコンがグレーアウトしてクリックできません。
MINI 専用診断機 ISTAでミニ クラブマン ( F54 )の状態を把握
ミニ クラブマン ( F54 )とMINI 専用診断機 ISTAを繋いで車両の状態を把握します。
するとヘッドユニットの認証コード ( FSCコード )がRejectedになっていました。
AppleCarPlay ( アップルカープレイ ) を再びインストールすれば症状は直るのですが、AppleCarPlay ( アップルカープレイ ) を使うことが無いとのことですので、ヘッドユニットにMINI正規の認証コード ( FSCコード )をインストールさせていただきました。
ヘッドユニットにMINI正規の認証コード ( FSCコード )をインストール
まずは、Rejectedとなってしまっているヘッドユニットの認証コード ( FSCコード )をすべてクリアします。
きれいさっぱりヘッドユニットの認証コード ( FSCコード )がクリアになりました。
実はこの作業をできるディーラーがほとんど存在しません。
そのため、ヘッドユニット交換となって高額修理となったり、放置されてしまったりしているのが現状です。
MINIカスタム専門店のライコウでは、キッチリと認証コード ( FSCコード )をクリアできますよ。
キッチリと認証コード ( FSCコード )がクリアになれば、あとはMINI正規の認証コード ( FSCコード )をインストールするだけ。
一つずつ確実に認証コード ( FSCコード )をインストールしていきます。
とここで問題発生です!
日本道路地図EVOの認証コード ( FSCコード )だけがエラーとなってインストールできません。
ミニ クラブマン ( F54 )にインストールされている地図バージョンは 2022-1。
地図バージョンが2022-1だと日本道路地図EVOの認証コード ( FSCコード )は、0X012F005Cのはずが、調達したMINI正規の認証コード ( FSCコード )は、0X012F0048なのです。
MINI正規の日本道路地図EVOの認証コード ( FSCコード )が古いデータとなっているのでインストールできない状態です。
MINI正規の日本道路地図EVOの認証コード ( FSCコード )のほうが古い理由は一つ。
MINI正規の日本道路地図EVOの認証コード ( FSCコード )を使わずに地図バージョンを 2022-1へ更新したため。
お客様に確認したところ、約2年前に地元のMINI専門店で中古車を購入した際に、
「地図は最新バージョンに更新しておきました」
ということでした。
この時にMINI正規の日本道路地図EVOの認証コード ( FSCコード )を使わずに地図バージョンを更新したのが原因だと判明しました。
それ以外のMINI正規の認証コード ( FSCコード )はインストール完了。
日本道路地図EVOの認証コード ( FSCコード )がインストールできない為、ナビゲーションシステム起動中のままですが、地図のアイコンのグレーアウトは解消されました。
日本道路地図EVOの認証コード ( FSCコード )は、中古車を購入されたMINI専門店でインストールしてもらうか、ディーラーで新しいバージョンの地図データへ更新すれば解決できます。
MINI専門店さんも、お客様に良かれと思って作業されたとは思いますが、内容を熟知していないと後々大変なことになりますので、無暗にコンピューターを触らないほうが・・・。
MINIカスタム専門店のライコウでは、様々な経験を通して、いろんな手法やアイデアを持ち合わせていますので、最適な解決方法をご提案させていただいてます。