ミニ ハッチバック ( F55 ) SAS追加の純正アクティブクルーズコントロール ( ACC ) 後付装着 & 純正トグルスイッチ仕様ドライビングモード後付装着 & コーディング施工

東京都からミニ ハッチバック ( F55 )がご来店。
2020年のクーパー ( COOPER )です。
SAS追加の純正アクティブクルーズコントロール ( ACC ) 後付装着 & 純正トグルスイッチ仕様ドライビングモード後付装着 & コーディング施工を承りました。

ミニ ハッチバック ( F55 ) SAS追加の純正アクティブクルーズコントロール ( ACC ) 後付装着 & 純正トグルスイッチ仕様ドライビングモード後付装着 & コーディング施工

SAS追加の純正アクティブクルーズコントロール ( ACC ) 後付装着

アクティブクルーズコントロール ( ACC )

アクティブクルーズコントロール ( ACC )とは、レーダー・センサーがたえず道路を走査し、クルマの速度を調整して前車との距離を維持します。再び道路がすくと、システムが自動的に加速させます。

このアクティブクルーズコントロール(ACC)ですが、F系ミニ(F54/F55/F56/F57/F60)では、フロントカメラのみで制御しています。

F系ミニでは、フロントカメラのみで制御するアクティブクルーズコントロール(ACC)
F系ミニでは、フロントカメラのみで制御するアクティブクルーズコントロール(ACC)
F系ミニでは、フロントカメラのみで制御するアクティブクルーズコントロール(ACC)

アクティブクルーズコントロール ( ACC )が動作するためのECUは【 SAS 】と呼ばれるコンピューターのことで、この【 SAS 】が標準装備されている車両であれば、アクティブクルーズコントロール ( ACC )用のスイッチ装着とコーディング施工でアクティブクルーズコントロール ( ACC )が動作いたします。

【 SAS 】と呼ばれるコンピューター

【 SAS 】が標準装備されていない車両では、アクティブクルーズコントロール ( ACC )用のスイッチ装着と【 SAS 】の装着とコーディング施工でアクティブクルーズコントロール ( ACC )が動作できます!!

【 SAS 】と呼ばれるコンピューター

純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )取付作業

まずは、ステアリングに取り付けられているマルチファンクションスイッチをアクティブクルーズコントロール用に交換します。

こちらは交換前のマルチファンクションスイッチが取り付いている状態。

交換前のマルチファンクションスイッチが取り付いている状態
交換前のマルチファンクションスイッチが取り付いている状態

ステアリングを車両から外して、マルチファンクションスイッチを交換します。

マルチファンクションスイッチをアクティブクルーズコントロール用に交換
マルチファンクションスイッチをアクティブクルーズコントロール用に交換
マルチファンクションスイッチをアクティブクルーズコントロール用に交換
マルチファンクションスイッチをアクティブクルーズコントロール用に交換
マルチファンクションスイッチをアクティブクルーズコントロール用に交換
マルチファンクションスイッチをアクティブクルーズコントロール用に交換

マルチファンクションスイッチをアクティブクルーズコントロール用に交換してからステアリングを車両に戻します。

ステアリングを車両に戻します

続いては、SASというECUを車両へ取り付けます。

事前にライコウで製作しているレトロフィットハーネスにて配線作業を行ないます。

ライコウで製作しているレトロフィットハーネスにて配線作業
ライコウで製作しているレトロフィットハーネスにて配線作業

スイッチ交換と【SAS】の配線作業が完了した後で、コーディング施工を行ないますとアクティブクルーズコントロールの設定は完了です。

ストップアンドゴー ( STOP&GO )機能も動作するように設定しています。

純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )動作チェック

ミニ ハッチバック ( F55 )を走行させて、時速30km/hでアクティブクルーズコントロール(ACC)のスイッチを押すことで、アクティブクルーズコントロール(ACC)が動作を始めます。

時速30km/hでアクティブクルーズコントロール(ACC)のスイッチを押す

前方の走行車両に近づいていきますと、メーター内に車両を認識したと知らせるアイコンが点灯します。

車両を認識したと知らせるアイコンが点灯

前方を走行する車両との車間距離を保ちながら、設定した速度の範囲内で追従走行をしてくれます。

赤信号が点灯している交差点に近づき、前方を走行している車両が速度を落としていきます。

前方を走行している車両が速度を落とす
前方を走行している車両が速度を落とす
前方を走行している車両が速度を落とす
前方を走行している車両が速度を落とす

そして、時速0km/hで停止しました。

信号待ちなどで3秒以上停止した際、車両は待機モードに入ります。

信号待ちなどで3秒以上停止した際、車両は待機モードに入ります

待機モードに入った場合、設定速度の部分がアンバー色に変化します。

設定速度の部分がアンバー色に変化

時速0km/hの完全停止状態の時で、自らがブレーキペダルを踏んでなくても車両のブレーキライトは点灯してくれています。

車両のブレーキライトは点灯

待機モードに入ると、青信号に変わって前方の車両が進みだしても追従走行してくれません。
RESボタンを押すことで再追従して走行をはじめます。

RESボタンを押すことで再追従

この機能がストップアンドゴー ( STOP&GO )になります。

念には念をってことで、じっくりと試走を繰り返して、動作に問題無いことを確認しております。

純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )動作チェック
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )動作チェック
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )動作チェック
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )動作チェック
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )動作チェック
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )動作チェック
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )動作チェック
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )動作チェック
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )動作チェック
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )動作チェック
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )動作チェック

長距離ドライブや渋滞時に大変役立ってくれるアクティブクルーズコントロール ( ACC )がバッチリ動作してくれました。
ドライブ時の疲労軽減に効果を発揮してくれますよっ。

アクティブクルーズコントロール ( ACC )をフロントカメラのみで制御する車両は、BMW 2シリーズアクティブツアラー ( F45 ) / BMW 2シリーズグランツアラー ( F46 ) / BMW X1 ( F48 ) / BMW X2 ( F39 ) / ミニ ハッチバック ( F55 / F56 ) / ミニ コンバーチブル ( F57 ) / ミニ クラブマン ( F54 ) / ミニ クロスオーバー ( F60 )になります。

純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )後付装着に関してのご留意事項

2022年よりメーカーオプション後付装着の価格を含めて、価格の見直しを行なっております。
為替相場が円安で、コロナの影響で送料が高騰したり、部品自体の価格改定があったりしている状況ですので、なにとぞご理解いただけますようお願い申し上げます。

また、以前にブログなどに記載している価格があるかもしれませんが、現時点での価格は都度お問い合わせをお願いいたします。

ライコウで所有しているF45で2017年8月にアクティブクルーズコントロール(ACC)後付してから約110,000km以上走行して思ったことですが、F系ミニ( F54 / F55 / F56 / F57 / F60 )では、フロントカメラのみで制御していますので、BMWの他車種のアクティブクルーズコントロール ( ACC )と比較しますと弱点があります。
F系ミニ( F54 / F55 / F56 / F57 / F60 )では、ミリ波レーダーでの制御は無く、フロントカメラのみで制御しているため、カメラで認識できない状況の場合はアクティブクルーズコントロール ( ACC )が動作してくれません。

例えば、西日などの逆光や降雪などの視界不良時、メッキパーツをまとったトラックの後ろを走行しているときにはアクティブクルーズコントロール ( ACC )が突然解除されてしまいます。

この現象は、F系ミニ( F54 / F55 / F56 / F57 / F60 )ではアクティブクルーズコントロール ( ACC )の標準装着、後付装着に限らず起こりえる症状ですので、あらかじめご留意いただければと思います。

【 SAS 】追加によるアクティブクルーズコントロール後付け装着ですが、ディーラー作業でプログラムのバージョンアップが実施されてしまった際、ライコウでの再設定作業が必要になる場合がございます。その際の再設定費用は無償対応させていただく予定です。
本来ですと、【 SAS 】追加の他に、コンピューター交換やセンサー交換が必要で、部品代が高額になります。その部品は交換せずにアクティブクルーズコントロール ( ACC )の後付装着を実現させ、装着費用を極力抑えさせていただいております。

最後に当然のことと思いますが、ご注意事項を説明させていただきます。
・運転者には通常の安全運転の義務があります。運転時は常に先行車との車間距離や、周囲の状況、運転環境に注意して必要に応じてブレーキペダルを踏むなど、安全運転に努めてください。
・アクティブクルーズコントロール ( ACC )に頼った運転は、絶対に行なわないでください。
・わき見運転やぼんやり運転など運転者の不注意を防止したり、悪天候時の視界不良下での運転を支援するものではありません。
・アクティブクルーズコントロール ( ACC )は、あらゆる状況下で衝突を軽減したり、作動したりするものではありません。
・アクティブクルーズコントロール ( ACC )の認識性能・制御性能には限界があります。各機能の警告を必ず参照の上、正しくご使用ください。誤った使用をすると、適切に制御が行なわれず、思わぬ事故につながる恐れがあります。

純正トグルスイッチ仕様ドライビングモード後付装着

純正ドライビングモード

ドライビングモードは、新車購入時にのみ取り付けることができるMINIの操作を楽しくするためのメーカーオプションになります。そのため、通常は後付できない装備になります。

2017年7月製造以降の車両ではドライビングモードスイッチが変更されています。
2017年7月製造以前のドライビングモードスイッチはシフトレバー周りの回転リングタイプだったのですが、2017年7月製造以降のドライビングモードスイッチはセンターコンソールスイッチタイプに変更になっています。

純正ドライビングモードスイッチ後付装着

どちらのスイッチが装着できるかは、スピードメーターの右横にある残燃料計の形状で判断できます。

スピードメーターの右横にある残燃料計の形状で判断

今回のおクルマは2017年7月製造以降の車両になるためセンターコンソールスイッチタイプを装着させていただきました。

ドライビングモードスイッチはセンターコンソールスイッチタイプ
ドライビングモードスイッチはセンターコンソールスイッチタイプ

センターコンソールスイッチのトグルスイッチ仕様純正ドライビングモード取り付け

センターコンソールスイッチを取り外してトグルスイッチ付きの純正部品に交換します。

センターコンソールスイッチのトグルスイッチ仕様純正ドライビングモード取り付け
センターコンソールスイッチのトグルスイッチ仕様純正ドライビングモード取り付け
センターコンソールスイッチのトグルスイッチ仕様純正ドライビングモード取り付け

センターコンソールスイッチの右端のトグルスイッチがドライビングモードを切り替えるスイッチです。

トグルスイッチ仕様純正ドライビングモードの動作チェック

ドライビングモード用のトグルスイッチを上下させることで【 SPORT 】【 MID 】【 GREEN 】の3種類のドライビングモードが変わります。

センターコンソールスイッチのトグルスイッチ仕様純正ドライビングモード取り付け

ドライビングモードが切り替わるとメーターとディスプレイに【 SPORT 】【 MID 】【 GREEN 】に切り替わったことを表示してくれます。

SPORT Mode ( スポーツモード )

最高のゴーカートフィーリングをお楽しみいただけます。

SPORT Mode ( スポーツモード )
SPORT Mode ( スポーツモード )
SPORT Mode ( スポーツモード )
MID Mode ( ミッドモード )

標準状態の設定です。

MID Mode ( ミッドモード )
MID Mode ( ミッドモード )
GREEN Mode ( グリーンモード )

燃料消費を抑えてのドライビングを実現します。

GREEN Mode ( グリーンモード )
GREEN Mode ( グリーンモード )
GREEN Mode ( グリーンモード )

スポーツ表示やGREEN設定のメニューが追加されるようになります。

スポーツ表示やGREEN設定のメニューが追加
スポーツ表示やGREEN設定のメニューが追加
スポーツ表示やGREEN設定のメニューが追加
スポーツ表示やGREEN設定のメニューが追加

ドライビングモードスイッチの装着ですが、回転リングタイプのドライビングモードスイッチとセンターコンソールスイッチユニット交換タイプのドライビングモードスイッチが存在します。

※部品単価や為替レートによって価格は予告なく変更させていただく場合がございますので予めご了承くださいませ。

純正ドライビングモード後付装着のご留意事項

ワン ( ONE ) / クーパー ( COOPER ) / クーパーD ( COOPERD )の場合は、ディーラー修理作業でプログラムのバージョンアップが実施されてしまってもドライビングモードの機能は基本的には消えることなくそのままお使いいただけます。

クーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD )の場合は、ディーラー修理作業でプログラムのバージョンアップが実施された際には、ドライビングモードの機能が無くなってしまうように設定させていただいております。

もちろん、クーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD )の場合でもディーラー修理作業でプログラムのバージョンアップでドライビングモードの機能を維持できるようにすることは可能です。その場合は、アクティブサウンドデザイン ( ASD ) というECUも同時装着する必要があります。

アクティブサウンドデザイン ( ASD ) は、疑似的にエンジン音を作りだしてスピーカーから音を鳴らすコンピューターです。

アクティブサウンドデザイン ( ASD ) は、疑似的にエンジン音を作りだしてスピーカーから音を鳴らすコンピューター

普段、ライコウで純正ドライビングモードスイッチの後付装着では、コストが増大してしまうという観点からアクティブサウンドデザイン ( ASD ) は装着せずに走りの機能のみを後付させていただいておりました。

そのため、クーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD )では、ディーラー修理作業のプログラミングでは、わざとドライビングモードの機能が無くなってしまうように設定させていただいております。

アクティブサウンドデザイン ( ASD ) で作り出された音をスピーカーで鳴らすためには、ヘッドユニットとスピーカーの間にアクティブサウンドデザイン ( ASD ) を割り込ます必要があるため、大幅な配線作業が伴ってきます。

その作業を経て車両のコントロールユニットツリーにアクティブサウンドデザイン ( ASD ) が出現。

車両のコントロールユニットツリーにアクティブサウンドデザイン ( ASD ) が出現
車両のコントロールユニットツリーにアクティブサウンドデザイン ( ASD ) が出現

コーディングソフト上でもアクティブサウンドデザイン ( ASD ) がしっかりと認識してくれています。

車両のコントロールユニットツリーにアクティブサウンドデザイン ( ASD ) が出現

アクセルを踏み込むとアクティブサウンドデザイン ( ASD ) で作られたエンジン音がスピーカーから鳴ってくれました。

クーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD )で完全な形でのドライビングモード後付装着です。

そのため、ディーラー修理作業のプログラミングが実施されても機能が損なわれることなくお使いいただけます。

アクティブサウンドデザイン ( ASD ) を装着しないドライビングモードスイッチの後付装着でクーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD )でディーラー修理作業のプログラミング時にドライビングモードの機能が無くなってしまうように設定しているには理由があります。

そうしないと、BMW専用診断機でアクティブサウンドデザイン ( ASD ) との通信が不能とエラー表示になってしまうからです。

BMW専用診断機でアクティブサウンドデザイン ( ASD ) との通信が不能とエラー表示

車両側にはエラー表示されないので気づかない内容ではありますが、診断機上ではしっかりとエラーを検知しています。

BMW専用診断機でアクティブサウンドデザイン ( ASD ) との通信が不能とエラー表示
BMW専用診断機でアクティブサウンドデザイン ( ASD ) との通信が不能とエラー表示

この状態でディーラー修理作業でプログラミングが実施されると、アクティブサウンドデザイン ( ASD ) が無いってことで作業が中断しプログラミングができない状態になります。

その後の流れとしては、ドライビングモードの設定を消さないとプログラミングができないので、ドライビングモードスイッチを装着した所で一旦戻さなければならずお客様とディーラーさんがそれぞれ2度手間となり、お客様とディーラーさんの間でトラブルが発生してしまいます。

見た目は同じ、動作などが同じだと現時点で問題がなさそうに見えますが、肝心な中身が違うと後々面倒なことになってしまいます。

ドライビングモードスイッチの後付装着にはじまり、LCIテールライト後付装着などなど、ライコウではディーラー修理作業時などで想定されるトラブルが後々に発生しないよう極力対策させていただいております。

コーディング施工

コーディングとは・・・

愛車を自分仕様へと変身させることができるのがコーディングです。
コーディングによって、使い勝手の悪さを改善したり、製造年月での仕様の違いやグレード&装備の違いなどによって封印されている機能を呼び起こすことができます。

エンジン停止時にアイドリングストップ状態の前回記憶

エンジン停止時にアイドリングストップ状態を記憶して、次回エンジン始動時に記憶したアイドリングストップ状態になります。

エンジン停止時にアイドリングストップ状態の前回記憶

グリーンモード時アイドリングストップ強制オンの無効化

走行モードをグリーンモードにすると、アイドリングストップが強制的にオンになってしまいます。強制的にオンになってしまう機能を無効化します。

コーディングでのご留意事項

車両のコンピューターには、プログラムファイルや設定ファイルなどがインストールされており、コーディングは設定ファイルの中身を変更します。
したがいまして、設定ファイルに存在している項目のみが変更できるため、存在しない項目については変更できません。コーディングではプログラムファイルは変更できない為、コーディングによって何でも機能が実現できるわけではありません。