ナビや車両の情報を表示するディスプレイにクラックのような模様が入って情報がほぼ見えないトラブル。
ディスプレイの不具合はヘッドユニットの不具合と同様に不便だらけなクルマになってしまいます。
中古ディスプレイをご用意して交換する修理作業を行ないました。
車両情報
車種 | BMW 3シリーズセダン ( F30 ) 320i |
初年度登録 | 2013年 |
都道府県 | 神奈川県 |
中古ディスプレイを活用したディスプレイ修理作業
液晶パネルと表面パネルの間にクラックのような模様が入ってしまった
ナビや車両情報を表示する液晶ディスプレイ。液晶パネルと表面パネルの間にクラックのような模様が入ってしまい、ディスプレイに表示される情報が非常に見づらい状態になっています。
ほぼ見えないと言っても過言では無い感じです。
液晶パネルと表面パネルの間に模様が入っています。
液晶ディスプレイ本体を修理する術がありませんので本体交換する必要があります。
しかし、BMW純正部品を新品で調達すると461,000円(税別)と非常に高額です・・・。
そこで、BMW純正部品の中古パーツを調達しての修理いたしました。
中古ディスプレイを活用したディスプレイ修理作業
調達したBMW純正部品の中古パーツは、事前にヘッドユニットと接続してドット欠けなどのチェックを行なって問題無いことを確認しています。
車種や製造年月によって適合するディスプレイの仕様が異なりますので、事前にお知らせいただいている車台番号でもって車両に合うディスプレイを調達しています。
実際に車両へ取り付ける前に机上での動作チェックを行ない問題無いことを確認済み。
装着されている液晶ディスプレイを取り外して、中古パーツの液晶ディスプレイに交換します。
エンジンを始動させてヘッドユニットの情報を表示させます。
模様などで見辛いといったことは一切なく、キッチリとヘッドユニットからの情報を見ることができます。
事前に中古パーツを調達して動作チェックまで行なっていましたので、ご来店当日は1時間程度の作業時間で完了いたしました。
新品のBMW純正部品での修理費用と比べますと1/6程度で修理できたこともポイントです。
取り外したディスプレイを分解してみた
クラックのような模様の正体は何なのか?
気になってしまい取り外したディスプレイの分解を試みました。
ディスプレイ表面はガラス素材で、ネジを外してから液晶パネルを取り出そうをしましたが無理なようです。
強引に表面と液晶パネルを分離させましたら表面のガラスがバリバリと割れてしまいました。
割れたガラスなので鋭利なガラス片が飛び散りましたので完全分離はさせずに作業を中止。
クラックのような模様はディスプレイ表面と液晶パネルを貼り付けている素材でした。
それが経年劣化や衝撃などによって剥離して変な模様になっているようです。
ディスプレイがこのような症状になったら交換するしかないようですね。