BMW 5シリーズツーリング(F11) LCIモデルの左側キセノンヘッドライトで点灯不良のトラブル発生。
ヘッドライト内に水分混入でECUが破損してしまうのが原因です。
もう5シリーズ(F10/F11)では定番の故障ですね。
ECUを純正パーツで交換してからのご来店。
コーディングやLED学習の処置を行ない、無事にヘッドライト機能が復活しました。
ECUのせって作業の他に水分混入を阻止する処置も行なっています。
どこに隙間があって水分が混入しているのかを調査できるツールも近日中に入荷してきます。
車両情報
車種 | BMW 5シリーズツーリング ( F11 ) LCI 523d |
初年度登録 | 2014年 |
都道府県 | 神奈川県 |
作業内容
左側キセノンヘッドライト点灯不良修理作業
BMW 5シリーズ F10 / F11 では定番のヘッドライトへの水分混入
BMW 5シリーズセダン ( F10 )およびBMW 5シリーズツーリング ( F11 )のヘッドライトへの水分混入トラブル。
前期&後期ともにBMW 5シリーズ ( F10 / F11 )で不具合が起こりまくっているトラブルです。
ヘッドライト内に溜まった水分を放置しているとヘッドライト点灯不良になってしまいます。
ヘッドライト内に侵入した水分がヘッドライトコンピューターを壊してしまい点灯不良が発生しました。
ヘッドライトコンピューターを交換された状態でのご来店です。
ポジションライトのコロナリングと眉毛部分が点灯しません。
ヘッドライトやウインカーは動作してくれます。
車両のディスプレイやメーターパネルにはヘッドライトの異常を知らせる警告メッセージが出ています。
【アダプティブヘッドライト異常】【ヘッドライト光軸調節異常】【左フロントライト装置異常】といった複数の警告メッセージが出ていますね。
ISTA診断機でも当然のようにエラーが記録されています。
BMW純正品のコントロールユニットへ交換されているようですので、コントロールユニットツリーにECUは存在しています。
まずは、コーディングツールを使用してコントロールユニットの初期化コーディングを行ないます。
それだけの処置だとエラー数は減少しても点灯しないという状態から変わりはありません。
そして、ISTA診断機を使ってLEDの学習を行ないます。
コーディングだけではヘッドライト機能は復活しません。
ISTA診断機でLEDの学習を行なうことで、エラーは消えてヘッドライト機能が復活します。
デイライト発光からヘッドライト点灯までヘッドライトの全ての機能が元通りに動作してくれるようになりました。
車両のディスプレイは【異常なし】と表示されエラーが無くなったことも確認できます。
BMW 5シリーズ ( F10 / F11 )の前期モデルや後期 ( LCI ) モデル、キセノンヘッドライトやLEDヘッドライトに関わらずコーディング作業とISTA診断機での学習作業の両方を行なわないと正常に点灯してくれません。
BMW 5シリーズセダン ( F10 )およびBMW 5シリーズツーリング ( F11 )のヘッドライト構造に問題があるため、ヘッドライト異常の不具合は今後も絶えることの無いトラブルです。