ライコウのデモカー ミニ コンバーチブル(F57)を専用診断機【ISTA】でプログラミングしました。
2024年7月の最新版へ車両のコンピューターをバージョンアップ。
車両に不具合はありませんが、専用診断機【ISTA】の確認したいところがありプログラミング作業を行なってます。
新たな取り組みを行なうためには、こういった確認作業が重要です。
車両情報
車種 | ミニ コンバーチブル ( F57 ) LCI ジョンクーパーワークス ( John Cooper Works ) |
初年度登録 | 2020年 |
都道府県 | -- |
作業内容
車両コンピューターを最新バージョンへ更新
車両コンピューターを最新バージョンへ更新作業
ライコウがデモカーとして所有しているミニ コンバーチブル ( F57 ) ジョンクーパーワークス ( John Cooper Works )は2020年製造の車両です。
この車両に搭載されているコンピューターを2024年7月版のプログラムデータへバージョンアップしました。
車両に搭載されているコンピューターのバージョン
車両に搭載されているコンピューターのバージョンは製造時期や入庫時期によって同じ年式の車両であっても様々です。
2020年製造のミニ コンバーチブル ( F57 ) ジョンクーパーワークス ( John Cooper Works )では、製造時のバージョンは【 F056-20-03-524 】でした。
その後、点検などでディーラー入庫しましたがプログラミングは行なわれず、製造時のバージョンのままとなっていました。ディーラーでの修理作業でプログラミングが実施されない限りコンピューターのバージョンは上がることはありません。したがって、プログラミングをする必要のないコンディションの車両だったと言えます。
コンピューターのバージョンはどうやって上がるのか?
ディーラーの専用診断機は、BMW AGと繋がっていて、月に1回もしくは2回くらいの頻度で最新データに更新されています。
専用診断機にインストールされているデータでプログラミング作業を行なうことで車両のコンピューターのバージョンが上がります。
2023年にディーゼル車向けのリコールが発表され、ディーラーでは軒並みプログラミングが実施されまして、その中でコンピューターが飛んでしまう事態が発生し、コーディングや社外パーツに責任転嫁されてた時期があります。
私はコンピューターが飛んでしまう原因は専用診断機のバグだと感じていましたので、コーディングやパーツを多数取り付けたミニ コンバーチブル ( F57 ) ジョンクーパーワークス ( John Cooper Works )を使って検証しました。
2023年のプログラムデータにバグがあると想定していましたので、2022年のプログラムデータである【 F056-22-11-530 】のバージョンにてライコウが専用診断機を使ってプログラミングを実施。
その結果、何の問題も無くプログラミングが完了し【 F056-22-11-530 】にバージョンアップしました。
それから1年が経過し、バグは解消されたと聞いていましたので、2024年7月版の最新のプログラムデータで専用診断機を使ってプログラミングを実施することにしました。
専用診断機 【 ISTA 】を使って2024年7月版にバージョンアップ
ライコウのミニ コンバーチブル ( F57 ) ジョンクーパーワークス ( John Cooper Works )を専用診断機 【 ISTA 】にてプログラミングを行ない2024年7月版にバージョンアップさせます。
もちろん、安定化電源を繋いで、専用診断機と車両はICOMで接続してプログラミングするための環境を整えています。
専用診断機 【 ISTA 】を使って【 F056-22-11-530 】から【 F056-24-07-520 】へ車両コンピューターをバージョンアップ。
プログラミングに要した時間は40分程度。
何の問題も発生することなくプログラミングは完了しバージョンは【 F056-24-07-520 】に上がりました。
最近はディーラーでのプログラミングでコンピューターを飛ばしてしまったという話をほとんど聞かなくなっていましたので、やはり2023年のプログラムデータにバグがあったんだろうと思えて仕方ありません。
今回の車両の場合、【 F056-22-11-530 】から【 F056-24-07-520 】へのバージョンアップを行なっていますが、実際にプログラミングされたコンピューターは4個だけ。
プログラミングなどのプラン計算は全て専用診断機 【 ISTA 】が行ないますので、大半のコンピューターはプログラミングが必要ないようです。
というより新しいプログラムが存在しないということです。
ミニはF型からU型やI型へモデルチェンジされましたので、もう開発は行なわれなくなっていくのでしょう。BMWでもモデルチェンジした車種では同様のケースを見かけます。
コンピューターのバージョンが【 F056-24-07-520 】に上がりましたので、コーディング内容が元に戻ってしまったコンピューターは再コーディングして元通りに復活させます。
専用診断機 【 ISTA 】がもう問題無くプログラミングできるようになったのかを確認するための作業でした。