LEDヘッドライトのリングライトが黄色く暗くなってしまったトラブルを修理しました。
LEDモジュールのLED素子が焼損してしまったのが原因だったのでBMW純正パーツの新品へ交換です。
しかし、交換しても本来の発光にはならなかったのでヘッドライト内部のアクリルを切削して補修しています。
本来だとヘッドライト交換も必要だったのを補修で対応できました。
車両情報
車種 | BMW X1 ( F48 ) 18d |
初年度登録 | 2019年 |
都道府県 | 神奈川県 |
助手席側LEDヘッドライトが点灯不良のためLEDモジュール交換修理
助手席側LEDヘッドライトの外側リングが光量落ちて黄色っぽい症状
助手席側のLEDヘッドライトで2つのリングのうち外側のリング発光に異変が発生しています。
デイライトの発光輝度が落ちており、色温度が下がって黄色っぽくなっています。
内側のリングライトと外側のリングライトにそれぞれLEDモジュールが取り付けられていますが、外側リングライト用のLEDモジュールにダメージが発生しています。
そのためBMW純正パーツのLEDモジュールを新品へ交換いたしました。
LEDモジュール交換修理
BMW純正パーツのLEDモジュールは内側と外側がセットになっています。
外側リング用のLEDモジュールを新品へ交換します。
せっかくなので内側リングのLEDモジュールも新品へ交換いたしました。
BMW純正パーツの新品へLEDモジュールを交換したんですが、外側リングの発光輝度が内側と比較すると若干低く、改善はされたものの色温度は黄色っぽい感じとなっています。
先日のブログでも書いてるんですが、リングライト用のアクリル中央部が焦げて茶色くなっているのが原因のようです。
アクリル部分が茶色くなってしまったのはLEDモジュールのLED素子が発熱したためだと推測されます。
完全復活させるには助手席側LEDヘッドライトの交換が必要なようです。
BMW純正のLEDヘッドライトは270,000円(税別)というパーツ価格です。(2024年11月29日現在)
先日症状確認でご来店いただいた際にLEDヘッドライト交換しなければいけない旨をお伝えしてはいたものの、とりあえずリングライト用のアクリルを補修してみました。
小型のサンダーでアクリル部分を削って茶色くなっているところを無くしていきます。
焦げて茶色くなったアクリルは根が深く、結構削り落として茶色い部分はほぼ無くなりました。
そして、再びLEDヘッドライトを点灯させてみました。
黄色っぽい色温度は美白光へと変わってくれて、発光輝度も内側とほぼ同じくらいに復活してくれました(^^)/
お客様に発光具合を確認していただきOKいただきました。
無事にリング発光は復活してくれて修理作業は完了しました。
BMWもMINIもリング発光のトラブルが激増
最近、BMWもMINIもリング発光のトラブルが激増しています。
LEDモジュール交換だけで復活するケースもありますが、大半はLEDヘッドライト交換を余儀なくされているようです。
LEDヘッドライトへのダメージを抑えるにはどうすればと対処方法を考えてみました。
まずは、コーディング施工で【デイライトメニュー項目追加】を行ないデイライト発光をOFFにする。
LEDヘッドライトへのダメージを抑えるには一番いい方法だと思います。
ただ、安全面を考えるとデイライト発光は必要だと考えてますので、ライコウでは別の方法をご提案いたします。
デイライト発光輝度を下げる
コーディング施工で【デイライト時の発光輝度変更】を行ない発光輝度を下げるのはいかがでしょうか?
標準仕様ではデイライト発光輝度は100%になってる車両がほとんどです。
ちなみにヘッドライト点灯時のリングライト発光輝度は車種によって異なりますが50-60%程度になっています。
なのでデイライト発光輝度を100%から70%程度へ下げてやればLEDモジュールとLEDヘッドライトへのダメージは格段に抑えることができると思います。
ちなみにデイライト発光輝度を70%程度に下げても視認性には影響がありません。
デイライト発光輝度を下げて、
LEDヘッドライトおよびLEDモジュールの破損リスクを抑えませんか?