運転席側デイライト発光が茶色になったミニ クーパーS(F55)のLEDモジュール交換とヘッドライト修理作業

デイライトが半分だけ茶色っぽく発光!?

運転席側のヘッドライトでデイライトが半分だけ茶色っぽく発光している状態です。

デイライトとして発光しているものの半分だけ輝度が下がって茶色っぽく発光しています。

ウインカーの発光については問題ありません。

この状態をミニ正規ディーラーへ伝えるとヘッドライト及びLEDモジュールを交換する必要があり費用が高額になってしまうようです。

ヘッドライトからLEDモジュールを取り外して現状を確認します。

LEDモジュールの白い基板が若干焦げて茶色く変色しています。

デイライトとしてホワイト発光するLED素子は焦げて白くなっています。

ホワイト発光するLED素子のカラーは一般的にイエローなのでLEDチップに損傷があることが確認できます。

次にヘッドライト内部のデイライト発光用のアクリルを確認します。

LEDチップの発熱によってデイライト発光用のアクリルが茶色く焦げつつ溶けてしまってます(;'∀')

この状態でミニ純正パーツのLEDモジュールを新品に交換してもデイライト発光色が茶色く見えてしまうのは明らかです。

そこでアクリルの茶色い部分を削ってリペア作業いたしました。

約2ミリ程度アクリルを削ることで茶色の部分が無くなりました。

そして新品のミニ純正パーツのLEDモジュールをヘッドライトへ取り付けます。

それからデイライト発光具合をチェックします。

いかがでしょうか?

運転席側ヘッドライトのデイライトがリング状にクッキリと発光していることがご確認いただけます。

目視でも全く輝度が落ちることなく、発光色も問題無くデイライトが発光しています。

左右のヘッドライトを見比べてもデイライトの輝度や発光色は同じです。

今回はバッチリ直ってくれました(^^♪

バッチリ直ってくれた要因は、LEDモジュールの損傷が軽微でヘッドライト内部のアクリルの損傷も軽微だったことが考えられます。

そう考えるとデイライト発光に違和感を感じたら症状を放置せずに早めの対処が必要なのだと思えます。

ミニ正規ディーラーへ相談されたらヘッドライトも交換する診断となっていましたが、ヘッドライト内部のアクリルリペア作業を行なうことで交換せずLEDモジュール交換だけで症状を改善できました。

放置するとヘッドライト交換にまで至ってしまうLEDモジュールの損傷を早期発見、早期治療するためには定期的な健康診断が不可欠だと感じています。