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ミニ ハッチバック(F56)で「車両動き出し注意」の警告が表示されるトラブルを、バネ交換によって修理しました。
この問題はギアセレクター内部のバネが金属疲労で劣化し、シフト位置を正しく検知できなくなることが原因です。
ディーラーではギアセレクター本体の交換を提案されることが多く、費用も約15万円と高額です。
当店では内部バネの交換のみで約1時間、低コストで修理可能です。
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車両情報
車種 | ミニ ハッチバック ( F56 ) クーパーS ( COOPERS ) |
初年度登録 | 2017年 |
都道府県 | 神奈川県 |
作業内容
ギアセレクタースイッチボックス修理作業
今回のご依頼内容
お客様より「シフトをPレンジに入れているのに『車両動き出し注意』という警告が表示される」とのご相談をいただきました。シフトを正しく操作しているにもかかわらず、このようなメッセージが表示されると心配になりますよね。特に駐車中に車両が動き出すリスクがあるとすれば、安全面でも早急な対応が必要です。
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【車両動き出し注意】や【車両を固定する】や【トランスミッション】といった警告メッセージがメーターパネルやディスプレイに表示されます。
専用診断機でエラーチェックしても同様にエラーがメモリーされています。
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トラブルの原因について
このトラブルの主な原因は、ギアセレクター内部にあるバネの金属疲労です。バネが劣化すると、シフト位置を正確に検知できなくなり、Pレンジにシフトしても車両が正しく認識できなくなります。その結果、警告メッセージが表示されてしまうのです。
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ディーラーでは通常、ギアセレクター本体の交換を提案されることが多く、その場合の費用は約15万円と高額になります。しかし、実際には内部バネの交換だけで修理が可能です。
修理作業の流れ
- ギアセレクター周辺の内装パーツを取り外し
- 内装パネルを傷つけないよう、専用工具を使用して慎重に作業します。
- バネの取り出しと新品への交換
- 劣化したバネを取り外し、新品のバネに交換します。
- 組み付けと動作確認
- 内装パーツを元に戻し、シフト操作時の動作を確認します。
- 警告メッセージが消えることを確認して作業完了です。
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劣化したバネを取り外します。
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新品のバネに交換します。
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ギアセレクター本体に部品を組み込んで、内装パーツも車両へ取り付けて作業は完了です。
車両からも専用診断機からもエラー表示が消えました。
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まとめ:早めの対応で安心ドライブを
このトラブルを放置すると、車検に通らない可能性もあります。また、安全性の観点からも早期の修理をおすすめします。
それに【車両動き出し注意】の警告音が毎回鳴るのは精神衛生上も苦痛です。
当店では、約1時間で修理が完了しますので、お忙しい方でも安心してご利用いただけます。
「同じような警告が表示された」という方は、ぜひ当店までお気軽にご相談ください。