
BMW X1 (F48)で頻発する「車両動き出し注意」エラー。
通常はギアセレクタースイッチボックスの本体交換が必要とされますが、ライコウでは内部バネのみを交換することで、修理費用を大幅に抑え作業時間も約1時間半で完了可能です。
エラー表示が車両からも専用診断機からも無くなりました!

車両情報
車種 | BMW X1 ( F48 ) 20i |
初年度登録 | 2018年 |
都道府県 | 神奈川県 |
作業内容
ギアセレクタースイッチボックス修理作業
警告表示「車両動き出し注意」とは?
今回のご相談は「車両動き出し注意」というメッセージがメーターパネルに表示されるという内容でした。
これは、セレクターレバーが「Pレンジ」に入っているにもかかわらず、車両側は「P」に入っていないと誤認識していることで発生するエラーです。


専用診断機による故障コードの確認では、
「セレクターレバーに異常がありPでロックされていない」
という内容が記録されていました。
📸メーターパネルの警告表示(車両動き出し注意)


📸専用診断機によるエラーチェック


この警告が出ている状態では、車検に通らないとされているため、ユーザー様からの修理依頼が非常に増えているトラブルです。
ギアセレクタースイッチボックスの構造と不具合の原因
F48型BMW X1に搭載されている電子制御タイプのギアセレクタースイッチボックスは、内部にメカニカルなバネ部品が組み込まれています。
今回の不具合は、そのバネが疲労により折れ曲がる(いわゆる金属疲労による破断)ことで、正常に「Pレンジ」にロックされなくなってしまうことが原因でした。
📸ギアセレクタースイッチボックス内部構造

ディーラーではアッセンブリー交換!ライコウではバネ部品のみ交換!
通常このトラブルは、ディーラーではスイッチボックス本体のアッセンブリー交換となり、
部品代・工賃含めて15~18万円程度+1泊2日の預かり作業となるケースが一般的です。
しかしライコウでは、不具合の原因となっているバネ部品のみを交換することで、
- 費用を1/3程度に抑える
- 作業時間も約1時間30分で完了
と、大幅なコスト削減と時間短縮を実現しています。
📸破損したバネ部品/新品との比較


修理のために必要な作業内容
ギアセレクタースイッチボックスへアクセスするには、センターコンソール周辺の内装パーツをすべて取り外す必要があります。
📸内装パーツ取り外し

一見すると地味な作業ですが、配線やクリップの構造を熟知していないと破損してしまうリスクもあります。
このような作業もBMWに精通したライコウの熟練スタッフが丁寧かつ確実に対応いたしますので安心です。
修理完了後の確認と効果
バネ部品を新品に交換し、スイッチボックスを元通りに組み直してから動作確認を行いました。
- 警告表示「車両動き出し注意」の表示が無くなる
- 専用診断機でもエラー履歴なしを確認
📸修理完了後のメーターパネル/診断機画面


今回の作業のメリット・注意点まとめ
✅ メリット
- ディーラー修理の1/3の費用
- 1時間30分程度のスピード修理
- 内部部品の交換のみで完全復旧
⚠ 注意点
- 「車両動き出し注意」の警告が出ている状態では車検に通らないとされています。
早めの修理をおすすめします。
ライコウではBMW特有のトラブルにも柔軟対応!
このようなメカニカルトラブルでもアッセンブリー交換に頼らず、適切な部品交換にて修理対応できるのがライコウの強みです。
BMW X1 (F48) の不具合でお困りの方は、ぜひライコウまでご相談ください!