
BMW F30アクティブハイブリッド3で、ナビ画面がブラックアウトや「NO SIGNAL」表示、再起動を繰り返すトラブルが発生。在庫ユニットの仮装着で正常表示を確認。ヘッドユニットの故障と断定し、BMW正規認証コードを用いた交換修理で対応予定。現車確認と仮装着で確実な診断を実施するライコウの対応力に注目。
車両情報
車種 | BMW 3シリーズセダン (F30) アクティブハイブリッド3 |
初年度登録 | 2013年 |
都道府県 | 神奈川県 |
ディスプレイがブラックアウト?ヘッドユニット再起動トラブルを徹底診断!
ヘッドユニットが頻繁に再起動!?深刻なブラックアウトトラブル
お客様からは「ナビ画面がブラックアウトしたり“NO SIGNAL”と表示されたりして、ヘッドユニットが何度も再起動してしまう」というご相談をいただきました。
実際に現車を確認すると、NO SIGNAL → ブラックアウト → 再起動という現象が繰り返されている状態で、走行中も操作ができず非常に危険です。
数日前までは正常にナビやオーディオが使えていたとのことですが、症状が急激に悪化してしまったとのことでした。
📸 NO SIGNAL → ブラックアウト → 再起動という現象が繰り返されている状態



専用診断機(ISTA)によるエラー確認
BMW専用診断機であるISTAを使用して診断を行ったところ、ヘッドユニットとの通信ができていないという結果が表示されました。
📸 BMW専用診断機であるISTAを使用して診断



この時点で多くのケースでは「ヘッドユニットの故障」が濃厚ですが、当店では念のため他の可能性も排除するために実車検証を進めます。
在庫ヘッドユニットでの仮交換チェックを実施
当店ではBMW用のヘッドユニットを複数在庫しております。
今回はF30対応の中古ヘッドユニットを仮装着してみたところ、
- ディスプレイにメニュー画面が正常表示
- ゴング音、ラジオの音声も出力
- 再起動のループ現象は解消
といった確認が取れました。
📸 ヘッドユニット仮交換後のディスプレイ画像



これにより、元々のヘッドユニットが故障していることが明確に判明しました。
今後の修理方針と作業の流れ
今回の検証結果により、在庫している中古ヘッドユニットに車台番号に適合したBMW正規認証コードを新たに取得し、正式に交換作業を行なう予定となりました。
コーディング作業や車両登録作業も合わせて行なうことで、純正機能を完全に復元した状態でお渡し可能です。
ヘッドユニット不具合は早めの診断がカギ!
BMW F30などの3シリーズでは、ヘッドユニットの故障が原因でディスプレイが真っ暗になったり、操作不能になったりするケースが多く見受けられます。
ただし、同じような症状でも原因は以下のように複数考えられます。
- ヘッドユニットの基板故障
- ディスプレイ本体の不具合
- 配線や電源系統の接触不良
- 各モジュール間の通信エラー
そのため、いきなり高額なパーツ交換に進まず、まずは現車を診断して原因を特定することが最も重要です。
ライコウでは診断用パーツを豊富にストックしておりますので、仮交換による症状確認も可能です。
まとめ
今回のようなBMW F30のディスプレイがブラックアウトするトラブルは、原因の切り分けと仮装着による動作確認が重要です。
同様の症状でお悩みの方は、ぜひライコウまでご相談ください。