
BMW 1シリーズ(F20)にて、車両診断用カプラー(OBDⅡ)の接触不良を修理しました。ターミナル端子の変形により診断機との通信が不安定になっていたため、新品端子に交換。これによりISTAなどの診断機で安定した通信が可能となり、今後の診断やコーディングもスムーズに行えるようになりました。

車両情報
車種 | BMW 1シリーズハッチバック(F20) 116i |
初年度登録 | 2013年 |
都道府県 | 京都府 |
作業内容
車両診断用カプラー(OBDⅡ)修理作業
OBDⅡカプラーとは?
📸 OBD2診断コネクタ位置(運転席足元)

OBDⅡとは「On-Board Diagnostics」の略で、車両の各種コンピューターと通信するためのポートです。専用診断機(ISTAなど)やコーディングツールを接続することで、エラーの読み出しや各種設定変更が行えます。BMWやMINIでは運転席足元付近に設置されています。
接触不良の原因と確認内容
📸 変形したOBD2端子

前回のご来店時、OBDⅡカプラーへのアクセスが不安定で、診断がしづらい状況でした。原因を調査したところ、ターミナル端子の一部が物理的に変形しており、診断機との通信がうまく確立できない状態でした。
OBDⅡ端子の修理作業
📸 新品ターミナルへ交換作業


今回は、変形していた端子を新品のOBDⅡ用ターミナル端子に交換。純正互換の部品を使用し、端子ひとつひとつの状態を確認しながら確実に修理しています。
修理後は安定した通信が可能に
修理後は、ISTAによる車両診断が問題なく実施可能となり、安定した通信が復旧しました。これにより、今後のエラー診断・コーディング・サービスインターバルリセットなどすべての作業が支障なく行えるようになります。
まとめ|OBDⅡの接触不良は早期修理がベスト
OBDⅡポートの不具合は、ディーラーや整備工場でも気付きにくいトラブルの一つですが、放置すると診断や修理ができなくなる恐れがあります。とくにBMWやMINIでは、OBDⅡ経由の通信が必須となる場面が多いため、少しの違和感でも早めの点検・修理がオススメです。
OBDⅡ修理に関するご相談はライコウへ!
ライコウではBMW・MINIのOBDⅡ修理や診断・コーディング対応に熟練したスタッフが在籍。
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