ALPINA X4 G02 デイライト故障修理&Banner AGMバッテリー交換

ALPINA X4 G02 デイライト故障のためアクリルリペアとLEDモジュール交換を行ないました。さらにBMW純正採用されているBanner製のAGMバッテリーへの交換も行ないました。

車両情報

車種	ALPINA X4(G02) XD4
初年度登録	2021年
都道府県	神奈川県

助手席側デイライト発光不良をリペアとLEDモジュール交換修理

神奈川県内からご来店いただいたALPINA X4 XD4（G02 前期）。
今回のご依頼は、助手席側ヘッドライトのデイライト発光不良修理です。
点灯状態を確認すると、デイライトが暗く発光しており明らかに異常な状態でした。

📸 助手席側ヘッドライトのデイライト発光不良

ヘッドライトを取り外して内部を確認すると、X3(G01)やX4(G02)に多く見られる典型的なトラブルと同様、デイライト用LEDモジュールのチップLEDが茶色く焼損し、さらに光を導くアクリル部分がチップLEDの形状で茶色く溶解していました。

📸 ヘッドライトを取り外して内部を確認

通常であればヘッドライトASSYごとの交換が必要となり、高額な純正部品代が発生します。
しかし、当店ではヘッドライトを交換せずにアクリルをリペアすることで対応可能です。
溶解部分を慎重に削り落とし、表面を滑らかに研磨。
これはデイライトの光を効率よく受け取る部分のため、仕上げが粗いと発光輝度や光の拡散に悪影響を及ぼします。

📸 ヘッドライトを交換せずにアクリルをリペア

入念なリペア作業を経てBMW純正新品LEDモジュールを装着し、点灯確認を行うと助手席側デイライトは正常に明るく発光。
高額なヘッドライト交換を避けつつ、確実な修理を実現しました。

📸 BMW純正新品LEDモジュールを装着

📸 助手席側デイライトは正常に明るく発光

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Banner製AGMバッテリー交換で電装系をリフレッシュ

続いて行ったのはバッテリー交換です。
採用したのは欧州の高品質ブランド「Banner」のRunning Bull AGMバッテリー。
BMW純正バッテリーとしても採用される信頼性の高い製品で、欧州市場ではVARTAと並びトップクラスの評価を得ています。

📸 欧州の高品質ブランド「Banner」のRunning Bull AGMバッテリー

交換前にはBOSCH製バッテリーテスターで現状の性能を診断。
さらに新品バッテリーを最大限の性能で使用開始できるよう、CTEK製バッテリーチャージャーで満充電処理を実施しました。
バッテリー交換後はBMW専用診断機ISTAを用いて「バッテリー交換登録」を行い、車両制御が新しいバッテリー特性に最適化されるように設定。
これを怠ると、省電力制御のまま稼働し新品バッテリーの性能を発揮できません。

📸 バッテリー交換後はBMW専用診断機ISTAを用いて「バッテリー交換登録」

この一連の流れによって、電装系の安定性や始動性が大幅に向上し、今後の長期使用に安心感をもたらします。
欧州車特有の電装系トラブルを未然に防ぐうえでも、適切なバッテリー選定と交換作業が重要であることを改めて実感いただける施工です。

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まとめ

今回のALPINA X4 XD4では、助手席側デイライトの発光不良をBMW純正LEDモジュール交換とアクリルリペアで修復し、さらにBanner製Running Bull AGMバッテリーへ交換しました。
どちらの作業もディーラーでは高額交換が前提となりやすい部分ですが、ライコウではリペアや適正施工を駆使することで費用を抑えつつ、確実な修理・交換を実現しています。