
BMW 7シリーズ G11 ロアリングキットを使用せず、診断機でエアサス調整でして車高をローダウン。純正機能を活かしたカスタム。


車両情報
車種 | BMW 7シリーズセダン(G11) LCI 740i |
初年度登録 | 2019年 |
都道府県 | 滋賀県 |
G11 ロアリングキット不使用|エアサス調整で約30ミリのローダウンを実現
BMW 7シリーズ(G11)のサスペンションはエアサス方式が採用されています。
そのため、一般的なスプリング交換や車高調の装着によるローダウンはできません。
ローダウンを実現する手段としては「ロアリングキット」を用いるのが一般的です。
しかし、当店ライコウではロアリングキットを使用せず、純正の機能を活かした調整を行なっています。
👉 他車種のエアサスローダウン事例は こちらの特集ページ でもご覧いただけます。
今回のお車は滋賀県内からご入庫いただいた2019年式のBMW 740i LCIモデル。
純正機能を最大限に活かすため、BMW専用診断機「ISTA」を用いて車高データを正確に調整しました。
施工後は約30ミリのローダウンを実現。
エアサス特有のしなやかな乗り心地を保ったまま、迫力ある「ワイドアンドロー」のスタイリングへと変貌しました。



ローダウンにより走行安定性やコーナリング性能も向上。
特に大柄な7シリーズは車高が下がることで視覚的にも一層引き締まり、上質でスポーティーな存在感を放ちます。
ロアリングキットを追加せず純正機能で実現しているため、将来的なリスクや不具合の心配も少なく、安心してお乗りいただけるのが大きなメリットです。
「G11 ロアリングキット」を検討中の方にとっても、純正エアサス調整という選択肢は大変魅力的です。ライコウでは車両の状態に応じた最適なローダウン方法をご提案しております。
コーディング施工で利便性アップ
続いて行ったのはコーディング施工です。
今回のご依頼内容は「シートベルト非装着時の警告音無効化」。
G11 LCIモデルでは前席だけでなく後席にまでシートベルト着用検知が導入されており、未装着の状態で走行を開始すると警告音が鳴り続けます。

安全性の観点からシートベルト着用は必須ですが、例えば駐車場内での移動や荷物の積み下ろしなど、シートベルトを着用しないシチュエーションでも警告音が鳴るのは煩わしいものです。
そこで今回、前席・後席ともに警告音を無効化しました。
ここで重要なのは、「シートベルト非装着を推奨しているわけではない」という点です。
あくまでオーナー様の利便性を高めるためのカスタマイズであり、通常の走行時には必ずシートベルトを装着していただく必要があります。
コーディング施工はディーラーの診断機では対応できず、専用ツールを使用する必要があります。
ライコウではBMW/MINI専用診断機「ISTA」でエラーチェックを行ないながら安全に作業を進めています。
プログラミングによって設定がリセットされる場合もありますが、その際は初回に限り無償で再施工を行なっておりますのでご安心ください。
注意点と今後のカスタマイズについて
今回の施工では「エアサス調整によるローダウン」と「シートベルト警告音無効化コーディング」を実施しました。
いずれも純正機能を活かしたアプローチであり、余計なパーツを追加しないため安心感が高いのが特徴です。
ただし注意点として、車高を下げることで段差や傾斜地での接触リスクが高まります。
特に7シリーズはボディサイズが大きいため、駐車場のスロープや輪止めには気を配る必要があります。
また、車両のプログラム更新で元に戻る場合があるため、その際は再施工をおすすめします。
今回の施工をきっかけに、さらに利便性や快適性を高めるカスタムをご検討いただくオーナー様も多くいらっしゃいます。
例えばApple CarPlayの有効化やアンビエントライトのカスタム、ヘッドライト関連のコーディングなど、多彩なメニューをご用意しております。
BMW 7シリーズ(G11/G12)カスタム事例は過去のブログもご覧ください。
G11 7シリーズにお乗りの方はぜひお気軽にご相談ください。