BMW X5 F15 コーディング|ウインカー&コーナーリングライトの制御変更

BMW X5 F15 コーディング施工。ウインカー&コーナーリングライトLED化に伴う球切れチェックをキャンセル。

BMW X5(F15) 35d
BMW X5(F15) 35d

車両情報

車種BMW X5(F15) 35d
初年度登録2015年
都道府県岐阜県

BMW X5 コーディング施工について

今回は BMW X5 (F15) 35d(2015年式) に対するコーディング施工のご依頼です。
岐阜県からご来店いただきました。
作業内容は「フロントウインカー球切れチェックキャンセル」と「コーナーリングライト球切れチェックキャンセル」の2項目で、どちらも純正ハロゲン電球からLEDバルブに交換する際に必須となる施工です。
BMWやMINIに標準搭載されているライト類は、電球を基準に設計されており、LEDバルブに交換すると電流値の違いによって「球切れ警告」が出てしまうことがあります。警告灯の点灯は非常に煩わしいものです。
今回のコーディング施工では、車両の制御ユニットにアクセスし、球切れチェック機能を無効化することでLEDバルブに対応させています。
このようなコーディングはディーラーの診断機では対応できず、RAIKOが保有する専用ツールを使用して施工します。
さらに、施工後はBMW専用診断機「ISTA」でエラーチェックを行い、車両に異常がないことを確認。安心してお使いいただける状態でお返ししました。

LEDバルブへの交換とコーディングの必要性

近年、多くのお客様が純正電球をLEDバルブへ交換されています。
LEDバルブは消費電力が少なく発熱も少ないため、長寿命かつ視認性の向上につながります。
しかし、BMWやMINIは球切れを検知するために通電チェックを行っており、LED特有の低消費電力では「電球が切れている」と誤認識してしまいます。
これにより、メーターパネルに「球切れ警告灯」が表示されるだけでなく、場合によってはハイフラッシャー現象(ウインカー点滅が速くなる症状)が発生します。
今回のX5でも、LEDバルブを取り付ける前にあらかじめコーディングを行うことで、装着後のトラブルを未然に防ぐ準備をしました。

BMW X5 F15 コーディング|フロントウインカー球切れチェックキャンセル
BMW X5 F15 コーディング|コーナーリングライト球切れチェックキャンセル

お客様のおクルマはまだ電球仕様のままでしたので、実際の点灯テストは行えませんでしたが、過去の豊富な施工実績からも問題なくご使用いただける設定です。
なお、装着されるLEDバルブの種類によっては微調整が必要になる場合もあります。
その際には再度コーディング内容を変更することで対応可能です。
RAIKOでは初回の再施工は無償で行っておりますので、安心してカスタマイズを楽しんでいただけます。

コーディング施工時の注意点と今後のカスタム展開

コーディング作業を行う際にはいくつかの注意点があります。
まず、BMWやMINIのコーディングは専用ツールを使用する必要があり、ディーラーや一般的な整備工場では施工できません。
また、車両のソフトウェア更新やプログラミング作業が行われた場合、設定が初期化されてしまうことがあります。
その際はRAIKOにて無償で再施工いたしますのでご安心ください。
さらに、LEDバルブ交換に伴うコーディングは、車種・年式・装備によって必要項目が変わる場合があります。
例えば、フロントウインカー・リアウインカー・ポジションランプ・ライセンスランプなど、多くのライト類で同様の設定変更が可能です。
今回のX5 (F15)では2項目でしたが、今後LEDバルブへの変更予定がある場合はまとめてコーディングを施工しておくと効率的です。

また、施工可能なコーディング項目の一覧は 車種別コーディングリスト にまとめています。ご来店前に「どんな機能が追加できるのか」をご確認いただける資料としてご活用ください。