
MINI クラブマン F54 バネ交換修理で「車両動き出し注意」警告を解消。作業時間は1時間程度で完了。DIXCELブレーキディスクローター交換も同時施工。


車両情報
車種 | ミニ クラブマン(F54) クーパー(COOPER) |
初年度登録 | 2015年 |
都道府県 | 埼玉県 |
MINI クラブマン(F54)「車両動き出し注意」警告を修理|ギアセレクタースイッチボックスのバネ交換
埼玉県からご来店いただいたお客様のミニ クラブマン(F54)クーパー。
メーターパネルに「車両動き出し注意」の警告が表示されているとのことで、ギアセレクタースイッチボックス修理を行いました。



この症状は、F系ミニでは多く発生している定番トラブルです。
原因はギアセレクター内部の金属バネの疲労・破損。
シフトを前後に動かす操作を繰り返すことでバネが金属疲労を起こし、折れ曲がることでポジション認識エラーが発生します。
ディーラーではギアセレクター本体のアッセンブリー交換対応となりますが、ライコウではバネ単体交換による低コスト修理を実施しています。
この方法はこれまでに100台近い修理実績があり、再発率はゼロです。
作業工程は以下の通りです。
- 現車で警告表示を確認
- 専用診断機(ISTA)でエラー内容をチェック
- センターコンソールの内装パーツを分解
- ギアセレクター本体を取り外し
- 金属疲労したバネを抽出し新品へ交換
- 組み付け後、ISTAでエラー消去
- エンジン始動・シフト動作確認





クラブマン(F54)やクロスオーバー(F60)では約1時間程度で作業完了。
お待ちいただく間に修理可能なため、遠方からのご来店も多い修理サービスです。


同様の症状でお困りの方は、以下のカテゴリーから詳細な事例をご覧いただけます。
👉 ギアセレクター修理事例はこちら
DIXCEL製ブレーキディスクローター交換で制動力をリフレッシュ
続いて、DIXCEL製ブレーキディスクローター(PDタイプ)への交換を行いました。
すでにブレーキパッドは新品に交換済みとのことでしたので、今回はローターのみの交換となります。

ブレーキディスクローターは走行距離やブレーキ使用状況によって摩耗・段付き・歪みが発生します。
ローターの摩耗が進行すると、ブレーキフィールが悪化し、異音や制動力の低下を招くこともあります。

DIXCEL製PDタイプは、純正同等の寸法でありながら、高耐久・高制動性能を両立。
コストパフォーマンスにも優れ、街乗りから高速走行まで安定した制動力を発揮します。
また、アルミホイールを外しての作業時にホイール裏の洗浄も実施。
ブレーキダストで黒ずんでいたホイールが、再び艶のあるブラックへと復活しました。


作業を終えて|短時間・確実な修理が可能なライコウの強み
今回のクラブマン(F54)では、1時間ほどでギアセレクター修理を完了。
ライコウではBMW/MINI専用診断機「ISTA」を常時使用し、的確なエラーチェックと動作確認を行なっています。
ディーラーで「本体交換しかできない」と案内された場合でも、ライコウでは再利用・修理対応が可能なケースが多数。
パーツコストを抑えつつ修理できることがあります。
また、クラブマン(F54)だけでなく、ハッチバック(F55/F56)やコンバーチブル(F57)では1時間未満で同様の修理が可能です。
警告表示でお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
👉 「車両動き出し注意」修理の詳細ページ