
MINIクラブマン F54 SLIを有効化。新型MINIのように制限速度や追越禁止を認識してメーターやHUDへ表示。


車両情報
車種 | ミニ クラブマン(F54) LCI ジョンクーパーワークス(John Cooper Works) |
初年度登録 | 2022年 |
都道府県 | 静岡県 |
制限速度情報(SLI)とは?―標識認識で安全運転をサポート
静岡県からご来店いただいたお客様の2022年式ミニ クラブマン(F54)JCW。
前回のコーディング施工に続き、今回は追加施工として制限速度情報(SLI:Speed Limit Info)の有効化を行いました。
SLIとは、前方カメラ(KAFASカメラ)で道路標識を読み取り、現在走行している道路の制限速度や追越禁止情報をメーターパネルやヘッドアップディスプレイ(HUD)に表示する機能です。
これにより、運転中に標識を見逃してしまうリスクを軽減し、安全運転のサポートをしてくれます。

新型MINI(U25など)では標準搭載されている機能ですが、F系MINI(F54/F55/F56/F60)でも条件を満たせば同様に有効化可能です。
条件は以下の通りです。
- KAFASカメラ搭載車であること
- 純正ナビゲーションが搭載されていること
- BMW AGが発行する正規認証コードが車両にインストールされていること
この3点を満たすことで、新型MINIのように制限速度情報表示機能を有効化できます。

2022年式F54では認証コードのインストールが必須
今回の車両は2022年登録車のため、認証コードが標準でインストールされていません。
2020年6月以前の製造車両までは車両出荷時に認証コードが含まれていましたが、2020年7月以降の製造車ではBMW AGの正規ルートから発行された認証コードを別途インストールする必要があります。
ライコウでは、BMW/MINI専用診断機(ISTA)でエラーチェックを実施後、正規認証コードを適切にインストールしてからコーディング施工を行っています。
これにより、新型MINIと同等の制御でSLI機能が動作し、車両側の安全機能との整合性も確保されます。

SLIを有効化した車両では、
- 標識認識によるリアルタイム表示
- 純正ナビに登録されている速度制限情報との連動
の両方が機能します。
標識認識が一時的に読み取れない場合でも、ナビデータから速度情報が補完されるため、安定した表示が可能です。
専用ツールによる安全施工と再施工保証
コーディング施工にはライコウ独自の専用ツールを使用します。
ディーラー診断機では有効化できない項目のため、熟練した知識と正確な設定が不可欠です。
施工後にはBMW/MINI専用診断機(ISTA)で再チェックを行い、警告やエラーがないことを確認。
また、プログラミングやディーラー入庫時に内容が初期化された場合、初回再施工は無償で対応いたします。
ライコウでは、全てのコーディング施工を「純正準拠・正規ルート・エラーゼロ」を徹底しており、長期的に安心してご利用いただけます。
特に、SLIのように安全支援系統へ関わる機能は慎重に取り扱うべき項目であり、ライコウではこれまで多数の施工実績があります。
今回のポイントまとめ
- KAFASカメラ&純正ナビ搭載車両でSLIが有効化可能
- 2020年7月以降製造車はBMW AG発行の正規認証コードが必要
- 専用ツールとISTA診断により安全かつ正確に施工
- 初回再施工無償対応でアフターサポートも安心
MINI F54/F55/F56/F60のオーナー様で、制限速度情報表示に興味をお持ちの方はお気軽にご相談ください。
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