BMW F45 レストレイントシステム警告を診断機でチェック&エラー消去作業

BMW F45 レストレイントシステム警告を専用診断機ISTAでチェック。運転席エアバッグの一時的なエラーを診断・消去しました。

BMW 2シリーズアクティブツアラー(F45) 218d
BMW 2シリーズアクティブツアラー(F45) 218d

車両情報

車種BMW 2シリーズアクティブツアラー(F45) 218d
初年度登録2017年
都道府県愛知県

レストレイントシステム警告の診断作業

愛知県からご来店いただいたBMW 2シリーズアクティブツアラー(F45)218d。
あくる日の朝、エンジンを始動させると突然「レストレイントシステム」の警告が表示されたとのことで、ライコウへご相談くださいました。

BMW F45 レストレイントシステム警告が表示
BMW F45 レストレイントシステム警告が表示

オーナー様は当初ディーラーへの入庫を検討されたそうですが、「修理費が高額になるかもしれない」との不安から、BMW/MINI専門のライコウにご依頼をいただきました。

専用診断機【ISTA】を使用して車両をチェックしてみると、「運転席側エアバッグ第1ステップ:抵抗が大きすぎる」というエラーコードを記録していました。
ただし、このエラーは“現在は存在していない”状態でした。

「運転席側エアバッグ第1ステップ:抵抗が大きすぎる」というエラーコードを記録

このようなケースでは、接触不良や一時的な電圧変動など、瞬間的な要因で誤検知されることがあります。
BMWやMINIでは、一度検知されたエラーは車両内部に記録が残り、専用診断機で消去作業を行わない限り警告が消えない仕組みになっています。

ライコウではISTAによるエラー消去を実施し、再度エラーチェックを行ったところ、すべての項目で正常値を示しました。
もし本当に不具合が残っている場合は、消去してもすぐに再点灯します。今回は車両側が自己判断で正常復帰した可能性が高いと考えられます。

ISTAによるエラー消去を実施

今後、もし同様の警告が再び表示された場合は、エアバッグ系統の配線・コネクタやセンサーを重点的に点検する必要があります。
今回は症状が再現されなかったため、経過観察という形でご案内いたしました。

BMW専用診断機ISTAによるエラーチェックの重要性

レストレイントシステムのような安全装備系統の警告は、単純なバッテリー電圧低下や一時的な接触不良でも検知されることがあります。
しかし、ディーラー以外ではエラー消去が難しいと考えられているオーナー様も少なくありません。

ライコウではBMW/MINI専用診断機「ISTA」を導入しており、ディーラー同等の診断・エラー解析・消去が可能です。
ISTAは単なる汎用診断ツールではなく、エアバッグ、ABS、トランスミッション、ナビゲーションユニットなど車両全体を統合的に診断できる純正機器です。

また、BMW車では過去に記録された履歴をすべて保存しているため、
「どのタイミングで」「どの系統が」異常を検知したのかを正確に確認することができます。

レストレイントシステムの警告が出ている場合でも、
・事故歴がないのにエアバッグ警告が出ている
・助手席や運転席の乗降時にだけ点灯する
・エンジン始動直後だけ一瞬点灯する
といった症状の多くは、実際のエアバッグ本体の故障ではないケースもあります。

エラー消去のみで改善できる場合も多いため、まずは専用診断による現状把握をおすすめします。

まとめ|レストレイントシステム警告は早めの診断を

今回はBMW F45 218dで発生したレストレイントシステム警告を、ISTA診断によりチェック・エラー消去を行い、警告が解消しました。

このような安全装備系統のエラーは、放置しておくと実際の作動不良が起きた際に安全性が確保できない可能性があります。
特にエアバッグ関連の警告は、単純な電気的接触不良であっても早期対応が重要です。

ライコウでは、BMW・MINIの専用診断機を用いた正確な故障診断・エラー消去を常時受け付けております。
ディーラーではアッセンブリー交換になるようなケースでも、原因箇所の特定と個別修理でコストを抑えた対応が可能です。