MINI F55 リングライト 故障｜変色をリペア修理して復元

奈良県からお越しいただいたお客様の MINI F55 クーパーS（LCI）。
「運転席側のデイライトが茶色く変色して暗くなってしまった」とのことでご来店いただきました。

このトラブルは、F系MINI特有の持病とも言える症状で、特に運転席側に多く発生します。
原因は、デイライト内のLEDが発光時に高温となり、アクリルレンズが熱で変形・焼け焦げてしまうことです。
炎天下などで長時間デイライトを点灯したままにすると、LEDの発熱でアクリルが変色してしまいます。

実際にLEDモジュールを取り外して確認すると、LEDの配置通りにアクリルが茶色く焼き付いた跡があり、光が透過しにくくなっていました。
この状態では輝度が低下し、デイライトとしての明るさを確保できません。

通常であればディーラーではヘッドライトASSY（本体）交換となり、高額な修理費が発生します。
しかしライコウでは、長年の経験と独自ノウハウを活かしてリペア修理を実施。
ヘッドライト本体を交換せずに再生することが可能です。

まず、焼けてしまったアクリル部分を専用の研磨工具で丁寧に削り落とし、変色層を完全に除去。
その後、光が正しく透過するように光沢ある平滑面へと仕上げます。
この研磨工程を怠ると光が拡散してしまい、輝度が十分に戻らないため非常に重要なポイントです。

仕上げ後は、ミニ純正新品のデイライト用LEDモジュールを組み込み、発光テストを実施。
修理前と比べると、発光色がくっきりと白く戻り、助手席側とほぼ同等の明るさになりました。
新品交換を行わなくても、輝度と色味を取り戻すことができました。

ライコウでは、より高精度な仕上がりを追求するために独自改良したリペア専用ツールを使用しており、
施工時間はおおよそ2時間程度。お待ちいただいている間に完了できるケースもあります。

ヘッドライト交換よりも圧倒的に低コストで修理可能なうえ、
純正の発光パターンをそのまま再現できる点が大きなメリットです。

🔗 関連リンク：ヘッドライト修理・リペア施工事例はこちら