
MINI F54 クラブマン 車両動き出し注意 警告をバネ単体交換で修理。前期モデルで多い不具合を短時間・低コストで対応。


車両情報
| 車種 | ミニ クラブマン(F54) クーパーS(COOPERS) |
| 初年度登録 | 2015年 |
| 都道府県 | 千葉県 |
MINIクラブマン(F54)の「車両動き出し注意」警告を修理しました
千葉県からご来店いただき、MINI クラブマン(F54) クーパーS(前期モデル)の「車両動き出し注意」警告 の修理を行ないました。
この警告は 前期のMINI F系モデルで発生しやすいトラブル で、シフトユニット内部の金属バネが金属疲労で折れ曲がり、シフトポジションの認識が正しく行なえなくなるのが主な原因です。

ディーラーではアッセンブリー交換となるケースが多く、修理費用が高額になりやすい内容ですが、ライコウでは バネ単体交換で修理可能 です。
内部の仕組みや詳細は、過去記事でもまとめています。
▶ ギアセレクタースイッチボックス修理の詳細はこちら
https://raikopower.com/category/blog/maintenance/gear_selector_repair/
ギアセレクタースイッチボックス内部のバネ交換
◆ 症状の確認
メーターパネルおよびディスプレイに「車両動き出し注意」 という警告が表示されていました。


シフトがPに入っていても、ECU側で「Pにロックされていない」と誤認識してしまい、安全上の警告として表示されます。
◆ ギアセレクターユニットを分解
センターコンソールを取り外して内部を確認すると、ギアセレクタースイッチボックス内の 金属バネが折れ曲がっている状態 を確認。

F系MINIの前期型では特に多い症状です。
◆ バネ単体を交換して修理完了
バネ単体を交換し、内部清掃 → 組み戻し → シフト動作チェック を行います。


最後に専用診断機 ISTA でエラーコードを消去して作業完了です。
作業時間は 約1時間ほど と、お待ちいただいている間に完了できるケースがほとんどです。
今回の修理で改善したこと
- 「車両動き出し注意」警告の解消
- シフトポジション認識の安定化
- ギアセレクターユニットの作動正常化
バネ破損だけであれば、アッセンブリー交換の 1/4〜1/6程度の費用 で修理が可能です。
同じ症状でお困りの方へ
MINI F系(F54 / F55 / F56 / F57 / F60)およびBMW F系(F45 / F46 / F48)で同様の警告が頻発しています。
当店では 金属バネを常時在庫 しており、即日修理が可能な場合が多いです。
症状が出たら放置せず、安全のために早めの点検をおすすめします。
▶ ギアセレクタースイッチボックス修理のブログ一覧はこちら
https://raikopower.com/category/blog/maintenance/gear_selector_repair/
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