BMW F31 アップルカープレイ有効化|フルスクリーン表示&Androidミラーリング有効化

BMW 3シリーズツーリング F31 アップルカープレイ施工。認証コード方式で純正アップルカープレイを有効化し、フルスクリーン表示とAndroidスクリーンミラーリングも同時に設定しました。

BMW 3シリーズツーリング(F31) LCI 320i
BMW 3シリーズツーリング(F31) LCI 320i

車両情報

車種BMW 3シリーズツーリング(F31) LCI 320i
初年度登録2019年
都道府県神奈川県

F31 320i LCIにフルスクリーン表示の純正アップルカープレイを有効化

神奈川県内から、BMW 3シリーズツーリング(F31)320i LCIのお客様にご来店いただきました。
ご相談内容は「純正アップルカープレイを有効化したい」「できればフルスクリーン表示で使いたい」というものです。

F31をはじめとしたF系BMWの場合、ヘッドユニット内部にアップルカープレイ用のプログラムが入っていてもロックされており、そのままでは機能を呼び出せない車両が多くあります。

G系BMWの一部では BMW ConnectedDrive Store(https://www.bmw.co.jp/ja/shop/ls/cp/connected-drive)からアップルカープレイを購入できるケースもありますが、F系ではストア購入非対応の車両がほとんどです。このF31も同様で、ディーラーのオンラインストア経由ではCarPlayを追加できない仕様でした。

そこで今回は、ライコウで得意としている認証コード方式で純正アップルカープレイを有効化。
さらに、ヘッドユニットのHMIバージョンを確認したところ、すでにアップデート済みでフルスクリーン表示に対応可能なバージョンになっていましたので、CarPlayの全画面表示コーディングも同時に施工しました。

あわせて、Android端末の画面を車載モニターに表示できるスクリーンミラーリング機能も有効化し、iPhone/Androidどちらでもスマホ連携を楽しめる仕様へと仕上げています。

認証コード方式でF31に純正アップルカープレイを有効化

NBT EVO ID5/ID6に隠れているCarPlay機能を解放

搭載されているヘッドユニットは第5世代NBT EVO系。
ソフトウェアとしてはアップルカープレイプログラムが内蔵されているものの、出荷時点ではロックされており、メニュー上にCarPlay項目が表示されない状態でした。

・車両のHMIバージョン(ID5/ID6)をチェック
・Wi-Fiアンテナ(BMW純正新品)を装着し、ワイヤレス接続に対応
・認証コードをインストールしてCarPlayをアクティベート
・iPhoneを接続し、接続安定性や音声・タッチ操作を確認

BMW/MINIのCarPlayはワイヤレス接続が標準仕様ですので、Wi-Fiアンテナを装着することで、ケーブルレスで快適にお使いいただけます。車両から少し離れた位置でも接続が維持されるため、日常使用でもストレスの少ない操作感です。

BMW/MINIのCarPlayはワイヤレス接続が標準仕様

アップルカープレイ有効化や関連施工の事例は、下記ページでも多数ご紹介しています。
https://raikopower.com/category/blog/maker_option/retrofit_applecarplay/

HMIアップデート済み車両ならフルスクリーン表示も可能

今回のF31は2019年登録のLCIモデルですが、ヘッドユニットのHMIバージョンがすでに更新されており、アップルカープレイのフルスクリーン表示が可能な状態でした。

BMW F31 アップルカープレイ有効化
BMW F31 アップルカープレイ有効化

2/3表示のままでも使用自体はできますが、ナビアプリや音楽アプリを広い画面で見やすく使いたい場合はフルスクリーン化のコーディングが非常に効果的です。

フルスクリーン表示の純正Apple CarPlayを有効化
フルスクリーン表示の純正Apple CarPlayを有効化

・HMIバージョンが2021年3月以降であることを確認
・CarPlay画面の表示領域を「フルスクリーン」に変更するコーディングを実施
・ヘッドユニットを再起動し、全画面で表示されることをチェック

これにより、マップ系アプリの視認性が向上し、リスト表示やアルバムアートのレイアウトも自然になります。純正モニターを最大限活かしたアップルカープレイ体験が可能です。

ディーラープログラミング後の再有効化にも対応

FSC認証コード方式で有効化したアップルカープレイや、フルスクリーン化のコーディング内容は、ディーラーでヘッドユニットのプログラミング(ソフトウェア更新)が行なわれた際に初期化されてしまう場合があります。

ライコウでは、そのようなケースに備えて施工時の状態を控えており、万が一アップルカープレイが使えなくなってしまった場合でも再有効化の対応が可能です。
初回の再有効化は無償で対応していますので、安心してご依頼いただけます。

「ディーラーでプログラム更新をしたらアップルカープレイが消えてしまった…」というご相談も増えていますので、その際は一度ご相談ください。

Androidスクリーンミラーリングも同時に有効化

ヘッドユニットのミラーリング機能をコーディングで解放

アップルカープレイだけでなく、Android端末のスクリーンミラーリング機能も同時に有効化。

アップルカープレイと同じく、対応ヘッドユニット(EVO ID5/ID6)にはミラーリング機能が隠れていますが、標準状態ではメニューからアクセスできません。
そこでコーディングによりミラーリング機能を有効化し、車載ディスプレイ上でAndroid端末の画面を表示できるようにします。

・ヘッドユニットがID5/ID6であることを確認
・ミラーリング機能をコーディングで有効化
・Wi-Fiアンテナを介して端末との接続を確認
・動画アプリ・地図アプリ・ブラウザなどを表示させ、映像と音声の同期をチェック

Androidスクリーンミラーリングも同時に有効化

施工後の動作確認には、ライコウでは海外製タブレットを使用しており、安定した接続・表示品質を確認しています。

Android端末のスクリーンミラーリング機能
Android端末のスクリーンミラーリング機能

Android端末との相性とご注意点

Androidスクリーンミラーリングは非常に便利な機能ですが、端末との相性問題がつきものです。

・海外メーカー端末(例:一部中国製・韓国製など)は接続しやすい傾向
・日本メーカー端末は、ミラーリングに非対応または接続できないケースが多い

Android側の仕様やOSバージョンによって挙動が変わる部分のため、「どの機種なら必ず映る」といった保証は難しく、端末との相性についてはサポート対象外とさせていただいています。

また、ミラーリング機能はヘッドユニットのプログラミング内容に影響を受けるため、ディーラーでのソフトウェア更新後に一時的に使用できなくなる場合があります。その場合でも、ライコウで再施工することで再びミラーリング機能をお使いいただけます。