BMW G31 ローダウン|H&R製スポーツスプリング装着

BMW 5シリーズツーリング G31 ローダウン施工。H&R製スプリングで約30mmローダウンし、コーディングは2項目施工しました。

車両情報

G31 523dをH&Rスプリングで約30mmローダウン

まずは今回のメインとなるローダウン作業からご紹介します。

装着したのはH&R製のスポーツスプリング。
約30mmのダウン量で、G31の長いボディラインとのバランスが良い定番の組み合わせです。

フロントはスプリング交換で車高を下げ、リア側はロッド長を調整してバランスを取ります。
前後とも極端なローダウンではなく、「ちょうどいい大人仕様」のスタイルを狙ったセッティングです。

・フェンダーとタイヤのクリアランスが詰まることで、腰高感が解消
・高速道路での直進安定性やレーンチェンジ時の落ち着きも期待できる
・純正ショックアブソーバーとの組み合わせを前提にした設計で、日常使いも意識した乗り味

H&Rスポーツスプリングの詳細は、メーカーサイトをご覧ください。
https://h-a-r.jp/spring.php

ローダウンには見た目だけでなく、走行面でのメリットもありますが、同時に注意しておきたいポイントもあります。

【メリット】
・フェンダークリアランスが詰まり、G31のボディラインがより引き締まって見える
・ロール量が抑えられ、ワインディングや高速道路での安定感が向上しやすい
・純正サスペンション構成を活かしたまま、気軽に「足元の印象」を変えられる

【デメリット・注意点】
・段差や立体駐車場のスロープ、輪止めなどで下まわりを擦るリスクが高くなる
・タイヤ外径やホイール幅・オフセットによっては干渉が発生する可能性がある
・ショックアブソーバーのヘタリ具合によっては、純正より突き上げ感を強く感じる場合がある

作業後は近隣を試走して、以下のポイントをチェックします。

・段差通過時に異音が出ていないか
・操舵初期の応答性や直進安定性に違和感がないか
・ブレーキング時のノーズダイブ量や姿勢変化

ローダウン後は、どうしても純正よりも路面のインフォメーションが伝わりやすくなりますが、異常なショックや不快な突き上げがないかを確認し、問題がなければお客様へお引き渡しとなります。

今回はスポーツサスペンション装着に加えて、日常の使い勝手が良くなるコーディングも2項目施工しました。
どちらもオーナー様からご相談をいただくことの多いメニューです。

標準状態のG31では、デイライトのON/OFF設定がiDriveメニューに表示されない車両がありますが、
コーディングにより デイライトのON/OFF設定がiDriveメニューに追加 され、以下のような操作が可能になります。

バックギアに入れた際、助手席側ドアミラーが自動で下向きになる機能が装備されていますが、標準の設定では「下がり過ぎ」と感じるお客様も少なくありません。

今回はお客様のご要望に合わせて、「浅め」に角度を変更しました。

・縁石や輪止めの位置を確認しつつ、斜め後方の状況も把握しやすい
・駐車枠の白線だけでなく、隣の車との位置関係も視認しやすい
・首の動きや視線移動が少なくなり、後退時の負担も軽減

ミラー下降角度は「もっと下げたい」「ほとんど下げたくない」といったご要望にも対応可能ですので、実際の駐車環境に合わせて調整するのがおすすめです。

BMWやMINI向けのその他コーディングメニューは、車種別の一覧ページも参考になります。
https://raikopower.com/coding-list/

コーディング施工は、あくまでBMWのコンピューター設定を最適化する作業です。
ライコウでは専用ツールを使用し、事前の診断とバックアップを行なったうえで慎重に作業を進めています。

・ディーラー様で車両プログラミングが行なわれた場合、設定が初期化されることがある
・一部の設定は車種・年式・装備内容によって施工可否が異なる
・安全機能や法規に関わる部分は、影響が出ない範囲でのみ対応

今回のG31 5シリーズツーリング 523dは、

・H&R製スポーツスプリングで約30mmダウンしたスタイリッシュなスタイル
・段差や駐車場での使い勝手も考慮した実用的な車高
・日常の操作性が向上するコーディング2項目

という内容で仕上げさせていただきました。

ローダウン量や乗り味、コーディング内容などは、お車の使用状況やお好みに合わせて個別にご提案いたします。
BMW・MINIの足まわりカスタマイズやコーディングのご相談は、ライコウ彦根店・横浜店までお気軽にどうぞ。