MINI F55 バッテリー交換&「車両動き出し注意」警告修理

MINI F55 バッテリー交換は純正採用もされているBanner製のAGMバッテリーを装着。また「車両動き出し注意」の警告はギアセレクター内部のバネ交換で修理。

ミニ ハッチバック(F55) クーパーS(COOPERS)
ミニ ハッチバック(F55) クーパーS(COOPERS)

車両情報

車種ミニ ハッチバック(F55) クーパーS(COOPERS)
初年度登録2016年
都道府県前期

Banner製Running Bull AGMバッテリーへ交換|CTEK満充電+ISTA登録で性能を最大限に

神奈川県内からご来店いただいたF55 クーパーS(前期)。
まずはBanner製Running Bull AGMバッテリー(80Ah)への交換をご紹介します。

BannerはBMW/MINIの純正採用品としても知られるヨーロッパのバッテリーメーカーで、
高い始動性能・耐久性・信頼性で人気のあるAGMバッテリーです。

当店では

  • 装着前にCTEK製バッテリーチャージャーで満充電
  • 車両へ装着
  • ISTAでバッテリー交換登録(充電制御システムの学習値更新)

という工程を必ず実施します。

Banner製Running Bull AGMバッテリー(80Ah)
MINI F55 バッテリー交換
BannerはBMW/MINIの純正採用品としても知られるヨーロッパのバッテリーメーカー

AGMバッテリーは車両の充電制御がシビアなため、
登録作業を行わないと性能低下や寿命短縮につながる重要なポイントです。

専用診断機(ISTA)でバッテリー交換記録

Banner製AGMバッテリーの詳細はこちら
https://abeshokai.jp/agfarm_banner

MINI/BMW AGMバッテリー交換事例
https://raikopower.com/category/blog/maintenance/agm_battery/

F55で多発する「車両動き出し注意」—ギアセレクタースイッチボックス内部バネ破損が原因

続いてご依頼いただいたもう一つの作業が、ギアセレクタースイッチボックス修理です。

ギアセレクタースイッチボックス修理

今回のF55では、メーターに「車両動き出し注意」という警告が点灯。
この症状はF系BMW/MINIで非常に多く、
内部の金属バネが金属疲労で折れ曲がることでPレンジを認識できなくなるのが主な原因です。

メーターに「車両動き出し注意」
「車両動き出し注意」という警告
「トランスミッション」という警告
専用診断機(ISTA)で車両診断

当店では

  • コンソール脱着
  • スイッチボックス内部を点検
  • 破損した金属バネを新品へ交換
  • 組み戻し
  • ISTAでエラー消去

以上の流れで適切に修理しました。

破損した金属バネを新品へ交換
破損した金属バネを新品へ交換
ISTAでエラー消去

ディーラーではアッセンブリー交換になるケースが多い内容ですが、
ライコウではバネ単体交換により低コスト・短時間で修理可能な強みがあります。

バネ単体交換により低コスト・短時間で修理可能

ギアセレクタースイッチボックス修理の詳細はこちら
https://raikopower.com/category/blog/maintenance/gear_selector_repair/

まとめ:F55 クーパーSの定番2大トラブルを同時に改善

今回のMINI F55では、

  • Banner製Running Bull AGMバッテリー(80Ah)へ交換
  • ギアセレクタースイッチボックス内部バネ破損の修理

この2つの定番メンテナンスを同時施工しました。

どちらもF系MINIで非常に相談の多い内容で、
特にギアセレクター内部の金属バネは突然破損するケースもあるため、
警告が出た場合は早めの点検をおすすめしています。