
ミニ F56 ロービーム異常・ハイビーム異常の警告。中古ヘッドライト交換後に発生しやすい警告を現車確認と専用診断機(ISTA)での車両診断で原因を特定し不具合解消。


車両情報
| 車種 | ミニ ハッチバック(F56) クーパー(COOPER) |
| 初年度登録 | 2016年 |
| 都道府県 | 岡山県 |
ミニ ハッチバック(F56)|中古ヘッドライト交換後のロービーム異常・ハイビーム異常を初期化作業で解消
岡山県からご来店いただきました。
お客様ご自身で中古ヘッドライトへ交換された後から、メーターおよびモニター上に「ハイビーム異常」「ロービーム異常」 の警告が表示されるようになったとのことです。
MINI F56では、ヘッドライトを交換すると警告が発生しやすい車両構造となっており、必ずしも「部品が壊れている」とは限りません。
ただし、実車を確認するまでは原因を断定できないため、まずは現車確認と診断作業を行ないます。
想定される原因として、以下のような項目が考えられます。
- ヘッドライトコンピューター(FLE)の初期化が必要
- ヘッドライト本体の故障(ロービーム・ハイビームの不点灯含む)
- ヘッドライトコンピューター(FLE)自体の故障
- ヘッドライトの適合誤り(冷却方式の違い)
診断結果と原因特定
まずヘッドライト本体を確認すると、今回装着されていたのは放熱板仕様のヘッドライトでした。


次に専用診断機(ISTA)を使用して車両診断を行なうと、ヘッドライトコンピューター(FLE)との通信は正常に行なわれていることを確認できます。
しかし、記録されているエラー内容を確認すると「ファン:配線断線」 というエラーが記録されていました。

ここで重要になるのが車両の製造年月日です。
ISTAで車両詳細を確認したところ、このF56は 2015年3月製造 であることが判明しました。
登録年式は2016年ですが、製造時期はそれ以前となります。
この製造時期のF56では、冷却ファン仕様のヘッドライトが前提 なので、放熱板仕様のヘッドライトを装着すると、「ファンが存在しない=配線断線」と誤認識されてしまうケースがあります。
以上の点から、今回の警告原因は ヘッドライトの適合誤り と判断しました。
初期化作業とコーディング対応
車両仕様に合わせて、コーディングソフトを使用しヘッドライト関連の車両設定を一部変更します。
そのうえで、ヘッドライトコンピューター(FLE)の初期化作業を実施。
初期化後、エラーを再チェックすると
ロービーム異常・ハイビーム異常の警告はすべて消去され、
ヘッドライトは正常に点灯する状態へ復帰しました。



あわせて、以下のコーディング施工も承りました。
- エンジン始動時にアイドリングストップを常にオフにする設定

注意点・デメリット(トラブル防止のために)
中古ヘッドライトを使用する場合、以下の点には特に注意が必要です。
- 製造年月日と冷却方式(ファン or 放熱板)が合っていないと警告が出る
- 初期化や車両設定変更を行なわないと、正常なヘッドライトでも異常表示が出る
- ヘッドライト本体やFLEが故障している場合は、初期化では改善しない
- DIY交換後に警告が出た場合でも、原因は複数考えられるため自己判断は危険
ライコウでは、
専用診断機による車両診断 → 実車確認 → 原因切り分け を行なったうえで、
必要な作業のみをご提案しています。
備考・特記事項
今回は遠方・岡山県からのご来店でした。
中古ヘッドライト交換後の警告表示でお困りの方は、同様の症状でも原因が異なるケースがありますので、まずはご相談ください。
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