
MINI F56 LEDヘッドライト設定作業。前期モデルからLCIモデルへ換装後、コーディングで設定作業を実施。エラー解消と正常動作を確認。社外LCIスタイルヘッドライトとの違いや注意点も解説。


車両情報
| 車種 | ミニ ハッチバック(F56) クーパー(COOPER) |
| 初年度登録 | 2014年 |
| 都道府県 | 千葉県 |
MINI F56 LEDヘッドライト設定作業
千葉県からご来店いただきました。
前期モデルのミニ ハッチバック(F56)へLCIモデル用の純正LEDヘッドライトへ換装されていますが、
ヘッドライトを交換しただけでは車両側との整合性が取れないため、多数のエラーが記録される状態になります。


そのため今回は、LCIモデルLEDヘッドライト向けの設定作業をご依頼いただきました。
LCIモデルLEDヘッドライト換装後に必要となる設定作業
前期モデルのF56へLCIモデルのLEDヘッドライトを装着する場合、
単純にヘッドライトを交換しただけでは正常動作しません。
理由は、ヘッドライト内部に搭載されているコンピューターが
車両側の制御と一致していないためです。

今回の車両では以下の部品がすべてミニ純正パーツで交換されていました。
- LEDヘッドライト
- デイライト用LEDモジュール
- ヘッドライトコンピューター(FLE2)
そのため、専用診断機である ISTA で車両診断を行うと
ヘッドライトコンピューター(FLE2)と正常に通信できている状態でした。
この状態であれば設定作業を進めることが可能です。
コーディングによる設定作業と診断結果
コーディング施工で設定作業を実施しました。
設定完了後に車両診断を行うと、
- 車両側の警告表示は消失
- ISTA診断結果でもヘッドライトコンピューター(FLE2)はグリーン表示
- エラー無し
という状態になりました。

LEDヘッドライト点灯チェック
設定作業後は、各灯火の動作確認を行います。
点灯チェックした項目は以下の通りです。
- デイライト
- ウインカー
- ロービーム
- ハイビーム




すべての灯火が正常に点灯することを確認できました。
重要ポイント|純正パーツと正しい設定が必要
今回の作業で最も重要なポイントは以下です。
- ミニ純正パーツを使用していること
- 正しい取付がされていること
- 正しい設定作業が行われていること
この3点が揃って初めて、
- 車両側の警告表示なし
- ISTA診断結果も正常
という状態になります。
注意事項|LCI LOOKやLCI STYLEヘッドライトの落とし穴
今回の作業とは直接関係のない話になりますが、今回の作業を通して改めて感じたことがあるため書かせていただきます。
以前のブログでも紹介しています。
ミニ LCIスタイル社外ヘッドライトの落とし穴
https://raikopower.com/%e3%83%9f%e3%83%8b-f55-lci%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%ab%e7%a4%be%e5%a4%96%e3%83%98%e3%83%83%e3%83%89%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%88%e3%81%ae%e8%90%bd%e3%81%a8%e3%81%97%e7%a9%b4/
LCI LOOKやLCI STYLEと呼ばれる社外ヘッドライトでは、
ヘッドライトコンピューター(FLE2)が車両に認識されず通信不能になるケースがあります。

専用診断機(ISTA)などで車両診断を行うと、
そのコンピューターは赤色表示(通信不能)になります。

ディーラーや診断機を正しく使用しているショップでは、
コンピューターが赤色表示になっている状態では
修理やプログラミング作業を進めることはありません。
まず最初に行うのは、
赤色表示になっている原因を解消することです。
その原因がLCI LOOKやLCI STYLEのヘッドライトと判断できれば、
純正ヘッドライトへ戻すことで復旧させる必要があります。
そもそもですが、
車両コンピューターが通信不能になる可能性のある商品を装着すること自体が問題ではないでしょうか。
それにも関わらず、
「普通に良心的なディーラーであれば
コネクタを繋ぎ変えて対応してくれます。」
このように説明されています。
しかし、この言い回しには大きな違和感があります。
もしディーラーが対応しなければ
そのディーラーが良心的ではないという印象を与え、
責任をディーラー側に転嫁しているように感じられるからです。
そもそも、
なぜそのような作業をディーラーが行う前提になっているのでしょうか。
コネクタを繋ぎ替えるという行為は、
車両状態を完全に把握できていないと別の不具合を誘発する可能性がある
といったリスクを伴います。
なぜ通信不能になっているのかを理解していない状態で行えば、
トラブルの原因になる可能性も十分あります。
そのため、
やりたくないのが本音というのが実情ではないでしょうか。
ちなみに、Google AIモードによると
「良心的」の対義語は
- 悪意的
- 悪質
- 後ろめたい
- 無責任
などが挙げられています。
その視点で考えると、
私はむしろ
販売業者のほうが「悪意的」「無責任」な対応をしているのではないか
と感じざるを得ません。
そのため、消費者保護の観点からも
「一部のショップ情報に惑わされないでください」
と強く訴えたいと思います。
なお、この意見は以下のブログ記事を読んで感じた内容です。
「一部のショップ情報に惑わされないで!MINI社外品ヘッドライトについて」
https://minkara.carview.co.jp/userid/459109/blog/48908155
![BMW&MINI 専門店 ライコウ [RAIKO]](https://raikopower.com/wp-content/uploads/2024/06/raiko_logo1.png)
