BMW 3シリーズ ツーリング(F31)320i 球切れ警告・ハイフラをコーディングで解消|ISTA診断で切り分けた3つの警告原因|静岡県

BMW 3シリーズ ツーリング(F31)320iのコーディング施工事例です。多数の警告メッセージとナビ起動不良が出ている状態でご来店いただき、専用診断機で原因を一つずつ切り分けたうえで、LED化に伴う球切れ警告・ハイフラの解消をはじめとする8項目のコーディングを行ないました。はじめてのご来店で静岡県よりお越しいただいたお客様の一台です。

車種BMW 3シリーズ ツーリング(F31)320i
年式(初年度登録)2014年
来店エリア静岡県

多数の警告メッセージの原因をISTA診断で調査

ブレーキシステム・レストレイントシステム・RPA異常・衝突警告・歩行者警告など多数の警告メッセージが表示

ご来店時は、ブレーキシステム・レストレイントシステム・RPA異常・衝突警告・歩行者警告など多数の警告メッセージが表示され、あわせてナビが起動しないという状態でした。ご来店前はCANのトラブルではないかと想定していましたが、目視で確認していくとどうも様子が違います。そこで専用診断機ISTAで車両診断を行ない、警告の原因を一つずつ調べていきました。

専用診断機ISTAで車両診断
専用診断機ISTAで車両診断
専用診断機ISTAで車両診断

その結果、原因が異なる3つのトラブルが同時に発生していることが分かりました。

1つ目は、ウインカーのハイフラッシャー(点滅が速くなる現象)などのライト系のトラブルです。これはウインカーなどを電球からLEDに交換されたことが原因と判断しました。LED化された箇所の球切れチェックをキャンセルするコーディングを行なったところ、ライト類のエラーはすべて消えました。この解消方法については、後半のコーディング施工で詳しくご紹介します。

2つ目は、ナビの起動不良です。こちらはヘッドユニット内のハードディスクの故障によるものと判断されました。エアコン吹き出し口にエアコンクリーナーを吹き付けたことにより、その洗剤がヘッドユニット内部に侵入して、ハードディスクなどを不動にさせてしまったことが確認されました。

ヘッドユニット内のハードディスクの故障
エアコンクリーナーを吹き付けたことでハードディスクなどを不動にさせてしまった

コーディングでは解消できないため、後日、純正中古ナビへの交換修理でご対応させていただきます。

3つ目は、最も多くの警告灯を出していた原因です。

最も多くの警告灯を出していた原因

お客様がご自身で回転センサーを社外部品に交換されていたため、その動作不良を疑って詳しく確認していきました。車両から取り外して状態を見たところ、部品そのものに大きな問題はなさそうでしたが、そもそも適合しない品番が装着されていることに気づきました。

適合しない品番が装着されている

回転センサーはアクティブクルーズコントロールの有無で品番が分かれます。

適合しない品番が装着されている

この車両にはアクティブクルーズコントロールが装着されていないにもかかわらず、装着車用の回転センサーが付いていたのです。そのため、後日、適合する純正新品の回転センサーへ交換させていただくことになりました。今回は3つのトラブルのうち球切れチェックキャンセルのコーディングで1つを解消し、残る2つは後日の修理で対応します。複数のトラブルが重なった事例でしたが、想定に頼らず一つずつ原因を突き詰めたことで、解決の糸口を見つけることができました。

BMW 3シリーズ ツーリング(F31)コーディング8項目施工

今回はLED化に伴う球切れチェックキャンセル5箇所に加え、エンジェルアイのデイライト化、ヘッドライトウォッシャー機能の停止、アイドリングストップOFF状態のデフォルト化を施工しました。合計8項目のコーディングです。各項目の内容を順にご紹介します。

球切れチェックキャンセル(フロントウインカー・リアウインカー・バックライト・ブレーキライト・フォグライト)

純正で電球が使われている箇所をLEDバルブへ交換すると、LEDは電球よりも消費電流が少ないため、車両が想定する電流値を下回り、点灯しているにもかかわらず球切れと誤検知してしまいます。この誤検知によって、メーターパネルやディスプレイへの球切れ警告表示、ウインカーの高速点滅(ハイフラ)といった症状が出ます。今回のF31も、LED化された箇所でこの誤検知が起きていました。

そこで、フロントウインカー・リアウインカー・バックライト・ブレーキライト・フォグライトの5箇所について、それぞれ球切れチェック動作をキャンセルするコーディングを行ないました。ライトの箇所ごとに個別の設定が必要になるため、対象箇所を一つずつ設定していきます。これにより高速点滅は解消され、球切れの誤警告も消えました。なお、このコーディングは誤検知による警告を解消するものである点は、あらかじめご認識いただいています。

エンジェルアイのデイライト化

通常はライト点灯時に発光するエンジェルアイ(リング状のポジションライト)を、昼間走行灯として発光させるコーディングです。デイライトのON/OFFは車両側の設定画面から切り替えできます。F30/F31世代はコーディングでデイライト化に対応できるため、ハードの追加なく発光パターンの設定変更で実現しました。

ヘッドライトウォッシャー機能の停止

ヘッドライトウォッシャーの作動を停止させるコーディングを行ないました。お客様のご要望に合わせて機能を停止させています。

アイドリングストップOFF状態のデフォルト化

通常はエンジンを始動するたびにアイドリングストップ機能が有効になっています。この設定を反転させ、エンジン始動時からアイドリングストップがOFFの状態になるようにコーディングしました。これにより、乗車のたびにアイドリングストップOFFボタンを押す手間がなくなります。同型式のF31でも実施実績のある施工です。

まとめ

  • 多数の警告メッセージとナビ起動不良を、ISTA診断で原因の異なる3つのトラブルに切り分け
  • LED化に伴う球切れ警告・ハイフラは、5箇所の球切れチェックキャンセルコーディングで解消
  • エンジェルアイのデイライト化・ヘッドライトウォッシャー停止・アイドリングストップOFFのデフォルト化も施工し、合計8項目
  • ナビの起動不良(ヘッドユニット内のハードディスク故障)と、社外品の回転センサーの適合品番違いは後日修理で対応

BMW 3シリーズ ツーリング(F31)のコーディングや、複数の警告灯が出ているトラブルの診断はライコウにお任せください。想定に頼らず専用診断機で一つずつ原因を切り分け、コーディングで解消できるもの・修理が必要なものを見極めてご案内いたします。