BMW 1シリーズ(F40)118d ヘッドライトのLEDモジュール交換と導光面リペア|焼損して茶色くなったデイライトを白い発光へ|兵庫県

運転席側ヘッドライトの外側デイライトが茶色く暗くなっているとのことで、兵庫県からご来店いただいたBMW 1シリーズ(F40)118d。今回はF40 ヘッドライト LEDモジュール交換と、焼損した導光面のリペア作業を行ないました。助手席側は昨年ディーラーで新品に交換済みとのことで、症状の出ている運転席側のみの施工となります。

BMW 1シリーズ(F40)118d
BMW 1シリーズ(F40)118d
車種BMW 1シリーズ(F40)118d
年式(初年度登録)2021年
来店エリア兵庫県

ヘッドライト導光面リペア作業(アウター側)

運転席側ヘッドライトの外側デイライトが茶色く変色

入庫時の状態を確認すると、運転席側ヘッドライトの外側デイライトが茶色く変色し、点灯させても暗い発光になっていました。

外側デイライトが暗い発光

F40のデイライトは、LEDの光をアクリル製の導光体に通して線状に光らせる構造です。そのためLEDの直近にあたる導光面が熱の影響を受けやすく、デイライトのLEDの発熱によって導光面が焼損してしまうと、光がうまく導かれずに茶色く暗い発光になります。今回の症状も、この焼損によって起こりうる内容でした。

デイライトのLEDの発熱によって導光面が焼損してしまう

この部位は一般的にヘッドライトASSYの交換で対応されることが多く、ディーラーでもユニット交換と案内されるケースがあります。ライコウではヘッドライトを車両から取り外して分解し、内部の状態を確認したうえで、焼損した部分を削り落とすリペア修理を行ないました。

平らな面から滑らかなで光沢のある面へと仕上げ

削り落とした導光面はサンドペーパーの番手を粗いものから細かいものへ段階的に切り替えながら研磨し、平らな面から滑らかな面、そして光沢のある面へと仕上げていきます。アクリルをきれいな状態に整えることで、LEDの光が再び導光面を通って発光するようになります。

LEDの光が再び導光面を通って発光

なお、焼損のダメージが進行しているほど削り落とす量が多くなり、LEDと導光面の間に隙間ができることで、修理後の輝度が新品時ほどには戻らない場合があります。F40は気づいた頃にはアクリルのダメージが進んでいるケースが多いため、この点は作業前にご説明し、ご了承いただいたうえで着手しています。

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ヘッドライトインナー側 予防調整

内側のデイライトの導光板にも予防措置

F40のデイライトは外側(アウター)と内側(インナー)に分かれており、今回症状が出ていたのは外側のみでした。ただしアクリルの焼損はLEDの発熱による構造的な要因で起こるため、内側についても同じ経過をたどる可能性があります。そこで分解したついでに、内側のデイライトの導光板にも予防措置をさせていただきました。

ダメージが浅いうちに手を入れておけば、削り落とす量を最小限に抑えられます。逆に症状がはっきり出るまで待つと切削量が増え、発光の戻り方にも影響します。予防措置をしたからといって再発の可能性がゼロになるわけではありませんが、ヘッドライトを開けているこのタイミングで内側にも対策しておくことには意味があると考えています。

F40 ヘッドライト LEDモジュール交換(運転席側)

ヘッドライト LEDモジュール交換(運転席側)

デイライトの発光不良は、導光面のアクリル側だけでなく、光源であるLEDモジュール側にも原因があるケースがあります。導光面をきれいにしても、発光している素子側にダメージが残っていれば発光状態は戻りません。今回は分解して状態を確認したところ、LEDモジュールにもダメージがありましたので、BMW純正新品のLEDモジュールに交換いたしました。

茶色く暗かったデイライトは白く明るく発光する状態に復活

導光面のリペアと純正新品LEDモジュールの交換を組み合わせた結果、茶色く暗かったデイライトは白く明るく発光する状態に復活しました。入庫時の点灯状態と見比べると、その差ははっきりと分かる仕上がりです。ヘッドライトを車両に装着したあとは点灯チェックを行ない、発光状態を目視で確認しています。あわせてISTAで作業前後のエラーチェックを実施し、作業前から残っていたエラー以外に新たな異常が出ていないことも確認しました。

なお今回は運転席側のみの施工で、助手席側は昨年ディーラーにて新品へ交換済みです。片側だけを施工する場合は左右で光量に差が出る可能性がありますので、その点も事前にご説明したうえで作業を進めています。

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まとめ

  • 運転席側の外側デイライトが茶色く暗くなる症状は、デイライトのLEDの発熱で導光面が焼損したことにより起こりうる内容
  • ヘッドライトを取り外して分解し、焼損した部分を削り落としてサンドペーパーで段階的に研磨するリペア修理を実施
  • 症状の出ていない内側のデイライトの導光板にも、ダメージが進む前の予防措置を実施
  • LEDモジュールにもダメージがあったため、BMW純正新品へ交換
  • 暗かったデイライトは白く明るく発光する状態まで復活。ヘッドライトASSY交換を避けられたぶんコストも抑えられた

BMW 1シリーズのヘッドライト修理は、アクリルの削りと磨きで導光面を再生する方法で対応できるケースがあります。ただし焼損が進むほど削る量が増え、発光の戻り方にも差が出ます。デイライトの色味が変わってきた、片側だけ暗いといった段階でご相談いただくのが理想です。同じ症状でお困りの方は、ライコウ彦根店までお気軽にお問い合わせください。