【ライコウ彦根店ブログ】
みなさん、こんにちは!
ライコウの澤田です!!
岐阜県よりミニ ハッチバック(F56)のお客様にご来店いただきました。
おクルマは、2018年のクーパー(Cooper)になります。
今回は、ECU追加のアクティブクルーズコントロール(ACC)後付装着&GP3用パドルシフト付YOURSステアリング後付装着&純正ドライビングモードスイッチ後付装着&RAIKO製テールライトモジュール装着&純正AppleCarPlay有効化とコーディング施工を承りました。
まずは、ECU追加のアクティブクルーズコントロール(ACC)後付装着です。
アクティブクルーズコントロール(ACC)とは、レーダー・センサーがたえず道路を走査し、クルマの速度を調整して前車との距離を維持します。再び道路がすくと、システムが自動的に加速させます。
このアクティブクルーズコントロール(ACC)ですが、F系ミニ(F54/F55/F56/F57/F60)では、フロントカメラのみで制御しています。
アクティブクルーズコントロール(ACC)が動作するためのECUは【SAS】と呼ばれるコンピューターのことで、この【SAS】が標準装備されている車両であれば、アクティブクルーズコントロール(ACC)用のスイッチ装着とコーディング施工でアクティブクルーズコントロール(ACC)が動作いたします。
【SAS】が標準装備されていない車両では、アクティブクルーズコントロール(ACC)用のスイッチ装着と【SAS】の装着とコーディング施工でアクティブクルーズコントロール(ACC)が動作できます!!
【SAS】とアクティブクルーズコントロール(ACC)用スイッチの装着です。
そして、コーディング施工を行ないまずとアクティブクルーズコントロールの設定は完了です。
前方の走行車両に近づいていきますと、メーター内に車両を認識したと知らせるアイコンが点灯します。
そして、設定している車間距離を保つために自動ブレーキが作動しました。
信号待ちなどで3秒以上停止した際は、発進時にRESボタンを押すことによって、追従が再始動することができます。
装備品に違いによりアクティブクルーズコントロール(ACC)後付の価格は異なります。
部品単価の変更や為替レートによって金額は変動しますので予めご了承くださいませ。
F55/F56/F57の場合、アクティブクルーズコントロールは時速30km/h以上で動作する仕様になっていますが、ECU追加のアクティブクルーズコントロール後付装着をライコウで作業させていただいたお客様には、アクティブクルーズコントロールのストップアンドゴー有効化のコーディングも併せて施工させていただいております。
ライコウで所有しているF45で2017年8月にアクティブクルーズコントロール(ACC)後付してから約26,000km走行して思ったことですが、F系ミニ(F54/F55/F56/F57/F60)では、フロントカメラのみで制御していますので、BMWの他車種のアクティブクルーズコントロール(ACC)と比較しますと弱点があります。
F系ミニ(F54/F55/F56/F57/F60)では、ミリ波レーダーでの制御は無く、フロントカメラのみで制御しているため、カメラで認識できない状況の場合はアクティブクルーズコントロール(ACC)が動作してくれません。
例えば、西日などの逆光や降雪などの視界不良時、メッキパーツをまとったトラックの後ろを走行しているときにはアクティブクルーズコントロール(ACC)が突然解除されてしまいます。
この現象は、F系ミニ(F54/F55/F56/F57/F60)ではアクティブクルーズコントロール(ACC)の標準装着、後付装着に限らず起こりえる症状ですので、あらかじめご留意いただければと思います。
【SAS】追加によるアクティブクルーズコントロール後付け装着ですが、ディーラー作業でプログラムのバージョンアップが実施されてしまった際、ライコウでの再設定作業が必要になる場合がございます。その際の再設定費用は無償対応させていただく予定です。
本来ですと、【SAS】追加の他に、コンピューター交換やセンサー交換が必要で、部品代だけで45万円程度必要になります。その部品は交換せずにアクティブクルーズコントロール(ACC)の後付け装着を実現させ、装着費用を極力抑えさせていただいております。
最後に当然のことと思いますが、ご注意事項を説明させていただきます。
・運転者には通常の安全運転の義務があります。運転時は常に先行車との車間距離や、周囲の状況、運転環境に注意して必要に応じてブレーキペダルを踏むなど、安全運転に努めてください。
・アクティブクルーズコントロール(ACC)に頼った運転は、絶対に行なわないでください。
・わき見運転やぼんやり運転など運転者の不注意を防止したり、悪天候時の視界不良下での運転を支援するものではありません。
・アクティブクルーズコントロール(ACC)は、あらゆる状況下で衝突を軽減したり、作動したりするものではありません。
・アクティブクルーズコントロール(ACC)の認識性能・制御性能には限界があります。各機能の警告を必ず参照の上、正しくご使用ください。誤った使用をすると、適切に制御が行なわれず、思わぬ事故につながる恐れがあります。
お次は、GP3用パドルシフト付YOURSステアリング後付装着です。
パドルシフトは、新車購入時にのみ取り付けることができるMINIの操作を楽しくするためのメーカーオプションになります。そのため、通常は後付できない装備になります。
ハンドルを握ったまま、レバー操作でシフトチェンジが可能です。
パドルシフトはGP3用、ステアリングはYOUR用という組み合わせでパドルシフトを装着させていただきました。
走行中に【 + 】【 - 】のスイッチを手前へ引くことによりシフトチェンジしてくれます。
※部品単価や為替レートによって価格は予告なく変更させていただく場合がございますので予めご了承くださいませ。
続いては、純正ドライビングモードスイッチ後付装着です。
ドライビングモードは、新車購入時にのみ取り付けることができるMINIの操作を楽しくするためのメーカーオプションになります。そのため、通常は後付できない装備になります。
2017年7月製造以降の車両ではドライビングモードスイッチが変更されています。
2017年7月製造以前のドライビングモードスイッチはシフトレバー周りの回転リングタイプだったのですが、2017年7月製造以降のドライビングモードスイッチはセンターコンソールスイッチタイプに変更になっています。
どちらのスイッチが装着できるかは、スピードメーターの右横にある残燃料計の形状で判断できます。
今回のおクルマは2017年7月製造以降の車両になるためセンターコンソールスイッチタイプを装着させていただきました。
スイッチを上下させることにより【SPORT】【MID】【GREEN】にモードが変わります。
スポーツ表示やGREEN設定のメニューが追加されるようになります。
ドライビングモードスイッチの装着ですが、回転リングタイプのドライビングモードスイッチとセンターコンソールスイッチユニット交換タイプのドライビングモードスイッチが存在します。
※部品単価や為替レートによって価格は予告なく変更させていただく場合がございますので予めご了承くださいませ。
ONE/Cooper/CooperDの場合は、ディーラー修理作業でプログラムのバージョンアップが実施されてしまってもドライビングモードの機能は基本的には消えることなくそのままお使いいただけます。
CooperS/CooperSDの場合は、ディーラー修理作業でプログラムのバージョンアップが実施された際には、ドライビングモードの機能が無くなってしまうように設定させていただいております。
もちろん、CooperS/CooperSDの場合でもディーラー修理作業でプログラムのバージョンアップでドライビングモードの機能を維持できるようにすることは可能です。その場合は、アクティブサウンドデザイン(ASD)というECUも同時装着する必要があります。
お次は、RAIKO製テールライトモジュール装着です。
LCIテールライトは、通常ブレーキライト点灯時はテールライト内側が縦一文字に発光します。
テールライトモジュールを装着してユニオンジャック部分もブレーキライト点灯します。
ON/OFFスイッチがありますのでユニオンジャック部分のブレーキライト点灯を気軽にON/OFF切り替えが可能です。
続いては、純正AppleCarPlay有効化です。
純正のAppleCarplayを有効化するには、車両へ認証コードのインストールとコーディング施工が必要になります。
iPhoneとの接続にはWifiを使用しています。
別途Wifi用のアンテナを車両に接続したほうが、より安定した通信が可能になります。
Wifi用のアンテナの接続もさせていただきました。
また、スクリーンミラーリングも可能になります。
Android端末をiDrive画面にワイヤレスでミラーリングできます。
ライコウで準備しているHUAWEI(ファーウェイ)製のアンドロイドタブレットで動作チェックさせていただいております。
お持ちのスマホやタブレットなどのアンドロイド端末でのスクリーンミラーリング動作可否はわかりかねますので予めご了承ください。
最後にコーディング施工です。
21項目のコーディング施工を承りました。
・ナビのスピードロック解除
走行中のナビ操作やUSBビデオ視聴が可能になります。
・リーガルディスクレーマー解除
エンジン始動時にiDrive画面に表示される警告表示を非表示に変更します。
・デイライトメニュー表示
デイライトのメニューを表示させON/OFFの切り替えができるようになります。
・バック時の助手席ドアミラー下降角度変更
標準仕様より、浅めの下降角度に変更させていただきました。
・ドアロックボタン長押しドアミラー格納の時間短縮
通常、ドアロックボタンを1.5秒長押しすることによりドアミラーが格納されます。
その長押し時間を0秒に短縮させていただきました。
・アイドリングストップ機能OFFのデフォルト化
通常、エンジン始動時はアイドリングストップ機能が有効になっていますが、それを反転させます。つまりエンジン始動時はアイドリングストップ機能がOFFになります。
・ウェルカムライト点灯パターン変更
ライトポジションがAUTOで、キーレスにてドアロック解除した際にウェルカムライトが点灯します。
・ヘッドライト消灯
・ナンバー灯消灯
・シートベルトアラーム音消去
メーター内のシートベルト警告灯は点灯したままで、アラーム音だけ鳴らないようになります。
・グリーンモードのデフォルト化
エンジン始動時のモードをグリーンモードにします。
・自動時刻設定の有効化
iDrive画面に自動時刻設定のメニューを表示させることができます。
・後退時のナンバー灯輝度変更
後退時にナンバー灯の輝度を変更させていただきました。
・後退時にドアハンドル照明点灯
後退時にドアハンドルの照明が点灯するように設定させていただきました。
・アクティブクルーズコントロールの動作速度変更
アクティブクルーズコントロールの動作速度は140km/hとなっています。
その動作速度を変更することができます。
今回は、180km/hに変更させていただきました。
・アクティブクルーズコントロールの動作初期速度変更
アクティブクルーズコントロールは30km/hから動作する設定となっています。
その動作速度を変更することができます。
今回は、5km/hから動作するように変更させていただきました。
・アクティブクルーズコントロールの車間距離調整
アクティブクルーズコントロールのデフォルト車間距離の設定を変更できます。
通常は3ですが、今回は1に変更させていただきました。
・ゴング音の設定変更
エンジン始動時や後退時にゴング音が鳴ります。その音色を変更させていただきました。
今回はロールスロイス仕様に変更させていただきました。
・エンジン作動中のドアロックによるホーン鳴りの解除
あるコンピューターのバージョンよりエンジン作動中にキーレスなどでドアロックするとホーンが鳴るようになっています。そのホーン鳴りを解除するようにいたしました。
・LED化済みのバルブ類のLED仕様設定
純正ナンバー灯やエンジェルアイと同様にLED仕様変更します。
・サイドウインカー
・バックライト
コーディング施工を行なうECUによって、メーターのトリップメーターのデータ値やiDriveのプログラマブルボタンのメモリなどがリセットされてしまう場合がございますので予めご了承ください。