【ライコウ彦根店ブログ】


みなさん、こんにちは!

ライコウの澤田です!!



ライコウのF56でF系MINI多機能液晶メーターの適合確認作業。

F系MINIでは製造年月によりNBT(ID3)、EVO(ID4)、タッチパネル(ID6)のナビが搭載されています。

ライコウのF56は2014年製造のクーパーS(CooperS)。

今回のポイントは、古い世代であるID3(NBT)のナビ装着車への液晶メーター装着です。





ヘッドアップディスプレイ装着車なので追加部品は必要なく多機能液晶メーターを装着できました。



多機能液晶メーターに交換すると走行距離がどうなってしまうのか?

という点が気になる方もおられると思います。

BMWやMINIではメーター以外にも走行距離を記憶しているECUが複数存在しています。
そのため、メーターを交換しても他のECUで記憶している走行距離が反映してくれ走行距離不明車になることはありませんのでどうぞご安心くださいませ。



逆にメーターを新品に交換しても走行距離が0kmにリセットされることはありません!!

ライコウでの中古メーター交換作業での事例としましては、実走行距離9万キロのおクルマで、走行距離1万キロ未満の中古メーターをお持込され交換させていただいたことがあります。
その時、走行距離は車両内のECUで記憶しているデータが反映され、メーター内の走行距離が中古メーターが記憶している1万キロではなく実走行距離の9万キロになりました。
BMWやMINIの走行距離管理の素晴らしさを実感した瞬間でした。

あと想定の話ではありますが、ディーラー修理作業でプログラムバージョンアップが実施される際は、メーターをアナログメーターに戻さなければならない車両がありそうです。
そのため、もしものときの備えて多機能液晶メーターへ交換後もアナログメーターは大切に保管しておいてください。
ちなみにメーターはトルクスT20ネジ2本で取り付けられているため、交換作業はDIYレベルでも容易に行なえます。

また、ギアシフトがステップトロニックとDCTとでは、若干動作が異なることも発見できました。

多機能液晶メーター装着は、別途部品を追加しなければならない場合もありますが、ヘッドアップディスプレイ有無やナビバージョン違い(ID3やID6など)は関係なく可能だと判明しました。
残すは、ナビ非装着車やマニュアルトランスミッション車の場合はどうなるのかが気になるところです。