
BMW G30の助手席側デイライト不具合をアクリルリペアで修復。高額なヘッドライト交換不要で地図も2025-2へ更新。BMW デイライト故障は5シリーズに限らず多くの車種で起こっており、ライコウは対応しています。


車両情報
車種 | BMW 5シリーズセダン(G30) 530i |
初年度登録 | 2018年 |
都道府県 | 愛知県 |
助手席側デイライト発光不良の症状と診断
愛知県からご来店のBMW 5シリーズセダン(G30・530i・2018年式 前期)にて、助手席側ヘッドライトの内側デイライトが暗く黄色く点灯している症状を確認しました。
📸 助手席側デイライト発光不良の症状


専用診断機(ISTA)でエラーチェックを行いましたが、車両側にエラーは記録されていません。この不具合はシステムでは検知されないケースが多く、実際の点灯状態を確認する必要があります。
ヘッドライト内部確認とアクリル損傷の発見
ヘッドライトを車両から取り外し、内部を点検すると、デイライト発光用LEDモジュールのチップLEDが茶色く焼損しており、さらに発光を受けるアクリル部分が焦げて溶解していました。通常であれば新品ヘッドライトへの交換が必要ですが、純正品は定価約40万円と高額です。
📸 チップLEDが茶色く焼損

📸 アクリル部分が焦げて溶解

アクリルリペアとLEDモジュール交換作業
今回はヘッドライトを交換せず、溶解部分のアクリルを切削・研磨してリペアを実施。LEDの光を均一に受けるため、切削面は丁寧に滑らかに仕上げます。リペア完了後、新品のBMW純正LEDモジュールを装着し、再度組み付けました。
📸 溶解部分のアクリルを切削・研磨してリペア




BMW デイライト故障修理後の点灯確認と発光状態の改善
ヘッドライトを車両に戻して動作チェックを行ったところ、助手席側デイライトは正常に明るく発光しました。新品交換を行わずに復旧できたことで、コストを大幅に抑えた修理事例となりました。同様のデイライト故障は、1シリーズ(F40)やX1(F48)など他車種でも発生しているため、早めの点検をおすすめします。
📸 助手席側デイライトは正常に明るく発光

純正ナビ(ID6)の地図データを2025-2へ更新
あわせて、第6世代ナビ(ID6)の純正ナビ地図データを2021年版から2025-2版へ更新しました。BMW正規認証コードを車両にインストールし、最新版データの入ったUSBメモリを接続することで、約60分でアップデートが完了します。これにより、最新道路情報や施設データが反映され、快適なドライブが可能になります。
📸 純正ナビ地図データを2021年版から2025-2版へ更新




