BMW 3シリーズ F31 NO SIGNAL発生|原因と修理内容を解説

BMW 3シリーズツーリング F31 NO SIGNAL表示を点検。現車の目視確認とISTA車両診断を組み合わせ原因を切り分け、後日NBT ID3交換修理へ進めます。

車両情報

車種BMW 3シリーズツーリング(F31) 328i
初年度登録2013年
都道府県神奈川県

ご相談内容と症状について

神奈川県内からご来店いただきました。
ディスプレイが「NO SIGNAL」表示となってしまい、ナビゲーションが使えない、バックカメラが映らないなど、使い勝手が大幅に低下している状態です。

BMW 3シリーズ F31 NO SIGNAL発生

またゴング音は鳴るものの、ラジオや音楽が鳴らないため、iDrive全体として正常に動作していない症状が見受けられました。

NO SIGNAL表示は「画面の故障」と思われがちですが、実際には原因が複数考えられます。
そのため、ライコウでは現車を実際に確認しながら原因を切り分けていきます。

原因の切り分けは「現車確認」と「ISTA診断」の両輪で実施

今回の点検では、専用診断機(ISTA)だけで判断するのではなく、以下を組み合わせて進めています。

  • 現車の目視確認(配線・接続状態・後付け機器の有無など)
  • 症状の再現確認(NO SIGNAL表示の状態、音が出ない状況の確認)
  • 専用診断機(ISTA)による車両診断(エラー内容・通信状況・記録情報の確認)

診断機は非常に有効ですが、診断機だけでは分からない要素もあります。
たとえば、後付け機器の接続状態、コネクターの噛み込み、配線の取り回し、作業履歴由来のトラブルなどは、現車を見て初めて判断できることがあります。

このように、目で見て確認する工程診断機の記録情報を突き合わせることで、原因の方向性をより確実に絞り込めます。

点検結果と今回の判断について

現車確認とISTA診断を合わせた点検の結果、車両にはヘッドユニットとの通信不能が記録されており、症状(NO SIGNAL表示+音が出ない)とも整合が取れました。

現車確認とISTA診断を合わせた点検の結果、車両にはヘッドユニットとの通信不能が記録
現車確認とISTA診断を合わせた点検の結果、車両にはヘッドユニットとの通信不能が記録
現車確認とISTA診断を合わせた点検の結果、車両にはヘッドユニットとの通信不能が記録

そのため、今回はヘッドユニット本体側の不具合が強く疑われる状態と判断し、交換修理を行なう方向でご案内することになりました。

※ただし、今回は点検までで作業は終了しており、交換修理は後日実施予定です。

後日実施する交換修理に向けた事前準備について

後日の交換修理では、第3世代ヘッドユニット(NBT ID3)を使用予定です。
中古ヘッドユニットを活用する場合、装着前の準備が重要になります。

ライコウでは、車両へ装着する前に

  • 車台番号(VIN)のインストール
  • 認証コード(FSC)のインストール
  • プログラム更新・地図データ更新
  • 数時間の連続稼働テストによる動作確認

を行なったうえで装着します。
この工程を踏むことで、装着後のトラブルリスクを減らし、スムーズな復旧につなげます。

NO SIGNAL表示で注意していただきたい点

NO SIGNAL表示が出た場合、原因を誤ると不要な部品交換につながる可能性があります。
特に注意したいのは以下です。

  • ディスプレイ故障と早合点しない
  • 無理な電源リセットや配線加工を行なわない
  • 原因の切り分け前に部品交換を進めない

ライコウでは、現車確認+ISTA診断の組み合わせで原因の方向性を整理し、状況に合った修理方法をご提案しています。

まとめ

BMW F31で発生したNO SIGNAL表示について、現車の目視確認専用診断機(ISTA)の車両診断を合わせて点検し、原因の方向性を絞り込みました。

BMW F31で発生したNO SIGNAL表示の点検で原因の方向性を絞り込み

今回は点検までで、交換修理は後日実施予定です。

同様の症状でお困りの場合は、状態を悪化させないためにも、早めの点検をおすすめします。