【ライコウ横浜店ブログ】


みなさん、こんにちは!

ライコウの澤田です!!



静岡県よりBMW 4シリーズクーペ(F82)のお客様にご来店いただきました。



おクルマは、2014年のM4になります。



今回は、突然不動になったメーターの修理作業を承りました。



ある日、エンジンを始動させるとたくさんの警告が表示され、メーターやiDrive画面の表示が全て英語表記に・・・。

メーターはスピード表示はされるものの、それ以外は一切動かない状態になってしまったそうです。

地元のディーラーへ修理に出され、診断するとメーターが故障しているような状態だと診断されました。

とりあえず、プログラミング修理を試みられましたが、シートをRECAROへ交換してシートモジュールを取り外されているので修理が進まずお手上げ状態になっておられました。


そこで、ダメもとでライコウへ相談。


症状を実際に拝見していないので、メーターが復活できるかどうかはわかりませんが1度チャレンジしてみることになりご来店いただきました。


まずは、現車を確認してみます。



メーターはスピード表示以外は不動。



そして、メーターとiDrive面の表示が全て英語表記になっています。



言語設定を日本語にしても変化がありません・・・。


不動になってしまった原因を事前に想定してみました。
・メーターのヒューズが飛んでしまっている。
・メーターが車内ネットワークから抜けてしまっている。
など数パターンのトラブル原因が考えられました。


そのあたりのヒントが掴めるかもしれないので車両をISTA診断機へ接続してエラーチェックを行ないます。


そして、じっくりと診断結果を眺めて、ヒントを探ってみたところ、


おっ!これが原因ではないかと思われる内容を見つけることができました。


そして、自分が考えた修理内容を実践してみます。


すると、無事にメーターが復活っ!!



メーターやiDrive画面の表示が日本語になりました。



そして、車両上でもISTA診断機上でもエラー表示が無くなりました。



他にも問題が無いか念入りに動作をチェックしましたが、問題無く動作してくれました。




ご来店から問題解決まで30分程度の所要時間でしたのでお客様もビックリ( ゚Д゚)


「正直、メーターが治ることを期待していなかった」

とのことでしたので、ホント喜んでいただけました。


というのも、プログラミング作業をディーラーで行なうにはシートモジュールを装着する手間が必要である、メーター交換なら多くの費用が掛かってしまう、そしてDMEチューニングされていますので再インストールで遠方まで出向かなければならないといった、膨大な時間とコストを覚悟されていましたので尚更です。


結果的には、メーター以外のECUには何も手を加えていませんので、コーディング内容はもちろん、DMEチューニングのデータも消失せず、しかも30分程度の所要時間でしたので、時間とコストを抑えることができました。


今回のように、メーターに限らず突然動作しなくなってしまう症状などのお困りでご来店いただく機会があります。

ライコウは修理作業が主業務ではありませんので、ディーラーさんや修理工場さんのような修理作業は行なっていませんが、ECUに纏わるトラブルでのご相談をいただくことがあります。

現状を確認できていない状態からの原因究明と問題解決を行なう作業ですので、ご来店当日にすんなりと解決できる場合と解決できない場合があります。

そういったリスクを背負いながらも、お客様のお役に立てないかと日々取り組んでおります。